2017年09月10日
夢かけ風鈴(風鈴寺=増福寺)
愛知県豊田市の小渡(おど)町には、風鈴寺と呼ばれるお寺があります。
それは増福寺。普通は「絵馬」に願いごとを書きますが、「風鈴」に願いごとを書いて奉納します。
今年のイベントのチラシ。開催期間は2017年7月16日〜8月31日。
既に終了のインフォメーションで申し訳ありません(T_T)
↓ ↓
そのようなお寺があるという事は、知人から教えてもらいました。最初は「へー変わってるなー」くらいにしか思わなかったけど、沢山の風鈴が吊り下げられていると聞いて、そこは一体どんな音がしているのだろう?どんな景色なんだろ?と段々気になってきて…。
昔、実家のおばあちゃんの部屋には、旅行のお土産として買われた金属製のがっしりした感じの風鈴と、100円ショップで買った???オモチャっぽいガラス製の細長い小さめの風鈴が窓辺に吊り下げられていました。
小学校の中学年〜大学一年生の頃まで、私はよくおばあちゃんの部屋に入り浸っていて、その風鈴たちもよく眺めていました。音は窓を開けていて風が吹いた時にしか聞く機会がなかったけど、季節も関係なく一年じゅう、そして何年も吊り下げられていて意外と記憶に残っています。
金属製のはちょっと低めで深く響くような音。ガラス製のは高くて乾いた感じのあまり響かない音。
そして、これまで意識した事が無かったけど、風鈴けっこう好きだったんだなぁと気づきました。
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学校に通うのが苦痛でしかなかった子供〜学生時代、帰宅すると一番めに向かうのはおばあちゃんの部屋でした。そして学年が上がるにつれて、その頻度が高まり、習慣みたいになっていきました。
そこで自分からおばあちゃんに学校の話とかをするのは稀で、ただおばあちゃんがテレビを見てのんびりしていて、そこに一緒に居る。おばあちゃんが「お茶でも飲むかね」って言うと、一緒にお茶とお菓子を用意して、おばあちゃんが老人会の友達とかの話を始める。
北海道出身のおばあちゃんが言うには、茨城の人達の言葉はきつく感じる方言で、老人会に慣れるまでは怖い人達に感じたとか…。確かに、語尾が「だっぺ!」でケンカ売ってるように聞こえるって人も居るな(T_T)
比べて北海道弁は「そうっしょ。」とか「〜だべさ。」とかで、優しい感じの響き。それからおばあちゃんいわく、北海道弁は標準語に近いとの事。茨城弁よりは、って事なのかな?
そんな風におばあちゃんの部屋で過ごす一時(ひととき)があったから、私は今ここまでやってこれました。それは本当に間違いありません。
でも当事は「家ではおばあちゃんが居るから良いけど、毎日学校へ行かなければいけないし、そうしたらほとんどまた一人きり。それにいずれは大人になって何でも一人でやっていかなくちゃいけないから、おばあちゃんに『甘え』てちゃダメだ。」と思っていました。
そしてブルーマンデーじゃないけど…。むしろ私にとっては毎晩がブルーマンデーみたいだった。夜に、また明日学校へ行かなければいけない事を考えるだけで憂鬱になる。
子供の頃の私の毎日は⇒夜はそんな風にブルーマンデーみたいに憂鬱。朝起きても「今日もまた一日が始まる。学校で長い時間を過ごさなくちゃいけない。」と思って憂鬱。学校では孤立してて苦痛。家への帰り道で少しだけほっとする。
そして帰宅して、おばあちゃんの部屋で過ごすという一日のほんの一瞬だけが救いみたいになっていました。おばあちゃんが同居していなかったら、私はもっと病んで立ち直れなかったかもしれません。
私が家でもあまりリラックスできなかったのは嫁姑問題があったからだけど、それを差し引いて?も、やっぱりおばあちゃんが口下手な私の気持ちを察してくれるというのは大きな支えでした。
そこで思いっきり『甘え』たら良かったのか、やっぱり母親との間でバランスをとって自制したのは正解だったのか?それは良く分からないけど。でもやっぱり…多分、自制して正解だったと思います。
私が30歳になってから、母親も私に対して葛藤みたいなものを抱いていたというような内容の話を初めて聞きました。それは私自身が自分の気持ちをかなり整理できてきて、メールでだけど母親に「生んでくれてありがとう」と言えた後の事でした。上手く言えないけど多分お互いに何となくそういうのを感じていて、でも私は「このままじゃいけないよな」って思って、すごい恥ずかしかったけど、何かを変えたくてそれを伝えました。そうしたら、母親は肩の荷が下りたみたいにすごく穏やかになったように見えて、私は、やっぱり言って良かったんだって思えました。
今はおばあちゃんは老人福祉施設に入所していて、父親と母親がよくお見舞いに行っています。それでおばあちゃんは相変わらず強がりだけど、たまに母親に感謝の気持ちを言うようになってきたみたいで、また母親もそれを「素直じゃないよね」って笑いながら話すようになって…。二人の心が少し近づいたみたいですごく嬉しい。
私が風鈴を好きなのは、おばあちゃんの部屋で過ごした居心地の良かった時間への連想もあるからなのかもしれません。
「ちりーん」て鳴って、そこにはおばあちゃんとか他の誰かの姿は見えないんだけど、おばあちゃんの部屋にあった穏やかな時間の空気感みたいなものや、差し込む柔らかい光とかがふっと浮かんでくる。
そんなわけで?最近、2017年9月3日にその風鈴寺=増福寺へ行って来ました。
出発が遅くて着いたのは17時近く。という事で、薄暗くなり始めていた(><)
駐車場にはバス停があり、こんな感じでロータリーも兼ねてる様な?作り。
↓ ↓
そのバス停から、一瞬、民家の庭?入っちゃって良いの??みたいな方へ誘導される小さな橋。
↓ ↓
歩いて一分くらいで増福寺に到着!
曹洞宗のお寺なのかー。敬虔な宗教信者じゃないけど実家の宗派が曹洞宗なので、何となく親近感。
↓ ↓
道から見上げる階段はこんな感じ。
↓ ↓
階段の途中に、こんなにも風鈴が!
風鈴の細長い紙の部分(名前とかあるのかな?)に色んなお願い事と、それを願う人の名前が書いてありました(^^)
↓ ↓
階段はすぐに昇りきりました◎
あんまり広くなくて素朴な感じのお寺♪
↓ ↓
軒下にはガラス製の綺麗な絵がついている風鈴!
↓ ↓
そして「夢かけ風鈴」とかお守りとかが売られているようだったけど、、、17時で閉まってしまい、、、はい、私がうろうろしているうちに閉門(><;)
良いのです!実は友達と来る予定だったのが、友達が来れなくなり…日を改めてになったので、私は下見に来ただけですから!
お願い事は友達とまた来た時にします! 決して言い訳とか負け惜しみじゃないですよ?! うん、また友達と来るの楽しみだなぁ。風鈴見るには寒い季節になっちゃうかもしれないけど(^^;)
そしてお寺の階段をまた下りて、落ち着いた良い感じの雰囲気の家並みの道を歩くと…
こちらにも軒下に風鈴がいくつも吊り下げられていたり。
こんな可愛い感じで風鈴&苔玉(こけだま)が飾ってあったりしました!
↓ ↓
ちょっとした広場にもこんな風に飾ってあって。イベント期間中には何か行われてたのでしょうか(^^)
↓ ↓
沢山吊り下げられてるー♪
夕方の涼しい風に吹かれて、優しい沢山の音が響いていました。ぜひ聞いて欲しいー(TT)
↓ ↓
こんな、二連みたいのもあるんですねぇ! 綺麗だ(^_^)
↓ ↓
その下の部分は紙製じゃなくてプラスチック製。それにも色んな模様が◎
↓ ↓
そして再び駐車場に戻って来てました。
そのロータリーの真ん中に木が組んであって、それにも風鈴が吊り下げられていました。
↓ ↓
こちらはバス停の建物なのですが…。何とも言えない良い感じの雰囲気(^^)
↓ ↓
手書きなところも味わいがありますねー♪
↓ ↓
そしていよいよ陽が傾いてきたところに、建物の中はこの電球の灯り。
ノスタルジー満載!
↓ ↓
今回の話題と直接は関係無いのですが、こんなポスターも貼ってありました。
↓ ↓
「神野美イ加(しんのみか)」さん。確か、おばあちゃんの好きな演歌歌手。
風鈴でおばあちゃんの事を考えてた時にこのポスターだったので、思わず「おばあちゃんが好きって言ってたなー」と懐かしくなって撮ってしまいました(^^;)
本日は(本日も?)一人語りなのか旅日記なのか良く分からないお話で、オチも何も無くて終了です。。
そしてイベントも終了してて、季節も過ぎていてと「しっちゃかめっちゃか」な事この上無いような…(汗)
………ぜひ来年の夏には増福寺へ! 覚えてて下さいねーm(_ _)m
それは増福寺。普通は「絵馬」に願いごとを書きますが、「風鈴」に願いごとを書いて奉納します。
今年のイベントのチラシ。開催期間は2017年7月16日〜8月31日。
既に終了のインフォメーションで申し訳ありません(T_T)
↓ ↓
そのようなお寺があるという事は、知人から教えてもらいました。最初は「へー変わってるなー」くらいにしか思わなかったけど、沢山の風鈴が吊り下げられていると聞いて、そこは一体どんな音がしているのだろう?どんな景色なんだろ?と段々気になってきて…。
昔、実家のおばあちゃんの部屋には、旅行のお土産として買われた金属製のがっしりした感じの風鈴と、100円ショップで買った???オモチャっぽいガラス製の細長い小さめの風鈴が窓辺に吊り下げられていました。
小学校の中学年〜大学一年生の頃まで、私はよくおばあちゃんの部屋に入り浸っていて、その風鈴たちもよく眺めていました。音は窓を開けていて風が吹いた時にしか聞く機会がなかったけど、季節も関係なく一年じゅう、そして何年も吊り下げられていて意外と記憶に残っています。
金属製のはちょっと低めで深く響くような音。ガラス製のは高くて乾いた感じのあまり響かない音。
そして、これまで意識した事が無かったけど、風鈴けっこう好きだったんだなぁと気づきました。
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学校に通うのが苦痛でしかなかった子供〜学生時代、帰宅すると一番めに向かうのはおばあちゃんの部屋でした。そして学年が上がるにつれて、その頻度が高まり、習慣みたいになっていきました。
そこで自分からおばあちゃんに学校の話とかをするのは稀で、ただおばあちゃんがテレビを見てのんびりしていて、そこに一緒に居る。おばあちゃんが「お茶でも飲むかね」って言うと、一緒にお茶とお菓子を用意して、おばあちゃんが老人会の友達とかの話を始める。
北海道出身のおばあちゃんが言うには、茨城の人達の言葉はきつく感じる方言で、老人会に慣れるまでは怖い人達に感じたとか…。確かに、語尾が「だっぺ!」でケンカ売ってるように聞こえるって人も居るな(T_T)
比べて北海道弁は「そうっしょ。」とか「〜だべさ。」とかで、優しい感じの響き。それからおばあちゃんいわく、北海道弁は標準語に近いとの事。茨城弁よりは、って事なのかな?
そんな風におばあちゃんの部屋で過ごす一時(ひととき)があったから、私は今ここまでやってこれました。それは本当に間違いありません。
でも当事は「家ではおばあちゃんが居るから良いけど、毎日学校へ行かなければいけないし、そうしたらほとんどまた一人きり。それにいずれは大人になって何でも一人でやっていかなくちゃいけないから、おばあちゃんに『甘え』てちゃダメだ。」と思っていました。
そしてブルーマンデーじゃないけど…。むしろ私にとっては毎晩がブルーマンデーみたいだった。夜に、また明日学校へ行かなければいけない事を考えるだけで憂鬱になる。
子供の頃の私の毎日は⇒夜はそんな風にブルーマンデーみたいに憂鬱。朝起きても「今日もまた一日が始まる。学校で長い時間を過ごさなくちゃいけない。」と思って憂鬱。学校では孤立してて苦痛。家への帰り道で少しだけほっとする。
そして帰宅して、おばあちゃんの部屋で過ごすという一日のほんの一瞬だけが救いみたいになっていました。おばあちゃんが同居していなかったら、私はもっと病んで立ち直れなかったかもしれません。
私が家でもあまりリラックスできなかったのは嫁姑問題があったからだけど、それを差し引いて?も、やっぱりおばあちゃんが口下手な私の気持ちを察してくれるというのは大きな支えでした。
そこで思いっきり『甘え』たら良かったのか、やっぱり母親との間でバランスをとって自制したのは正解だったのか?それは良く分からないけど。でもやっぱり…多分、自制して正解だったと思います。
私が30歳になってから、母親も私に対して葛藤みたいなものを抱いていたというような内容の話を初めて聞きました。それは私自身が自分の気持ちをかなり整理できてきて、メールでだけど母親に「生んでくれてありがとう」と言えた後の事でした。上手く言えないけど多分お互いに何となくそういうのを感じていて、でも私は「このままじゃいけないよな」って思って、すごい恥ずかしかったけど、何かを変えたくてそれを伝えました。そうしたら、母親は肩の荷が下りたみたいにすごく穏やかになったように見えて、私は、やっぱり言って良かったんだって思えました。
今はおばあちゃんは老人福祉施設に入所していて、父親と母親がよくお見舞いに行っています。それでおばあちゃんは相変わらず強がりだけど、たまに母親に感謝の気持ちを言うようになってきたみたいで、また母親もそれを「素直じゃないよね」って笑いながら話すようになって…。二人の心が少し近づいたみたいですごく嬉しい。
私が風鈴を好きなのは、おばあちゃんの部屋で過ごした居心地の良かった時間への連想もあるからなのかもしれません。
「ちりーん」て鳴って、そこにはおばあちゃんとか他の誰かの姿は見えないんだけど、おばあちゃんの部屋にあった穏やかな時間の空気感みたいなものや、差し込む柔らかい光とかがふっと浮かんでくる。
そんなわけで?最近、2017年9月3日にその風鈴寺=増福寺へ行って来ました。
出発が遅くて着いたのは17時近く。という事で、薄暗くなり始めていた(><)
駐車場にはバス停があり、こんな感じでロータリーも兼ねてる様な?作り。
↓ ↓
そのバス停から、一瞬、民家の庭?入っちゃって良いの??みたいな方へ誘導される小さな橋。
↓ ↓
歩いて一分くらいで増福寺に到着!
曹洞宗のお寺なのかー。敬虔な宗教信者じゃないけど実家の宗派が曹洞宗なので、何となく親近感。
↓ ↓
道から見上げる階段はこんな感じ。
↓ ↓
階段の途中に、こんなにも風鈴が!
風鈴の細長い紙の部分(名前とかあるのかな?)に色んなお願い事と、それを願う人の名前が書いてありました(^^)
↓ ↓
階段はすぐに昇りきりました◎
あんまり広くなくて素朴な感じのお寺♪
↓ ↓
軒下にはガラス製の綺麗な絵がついている風鈴!
↓ ↓
そして「夢かけ風鈴」とかお守りとかが売られているようだったけど、、、17時で閉まってしまい、、、はい、私がうろうろしているうちに閉門(><;)
良いのです!実は友達と来る予定だったのが、友達が来れなくなり…日を改めてになったので、私は下見に来ただけですから!
お願い事は友達とまた来た時にします! 決して言い訳とか負け惜しみじゃないですよ?! うん、また友達と来るの楽しみだなぁ。風鈴見るには寒い季節になっちゃうかもしれないけど(^^;)
そしてお寺の階段をまた下りて、落ち着いた良い感じの雰囲気の家並みの道を歩くと…
こちらにも軒下に風鈴がいくつも吊り下げられていたり。
こんな可愛い感じで風鈴&苔玉(こけだま)が飾ってあったりしました!
↓ ↓
ちょっとした広場にもこんな風に飾ってあって。イベント期間中には何か行われてたのでしょうか(^^)
↓ ↓
沢山吊り下げられてるー♪
夕方の涼しい風に吹かれて、優しい沢山の音が響いていました。ぜひ聞いて欲しいー(TT)
↓ ↓
こんな、二連みたいのもあるんですねぇ! 綺麗だ(^_^)
↓ ↓
その下の部分は紙製じゃなくてプラスチック製。それにも色んな模様が◎
↓ ↓
そして再び駐車場に戻って来てました。
そのロータリーの真ん中に木が組んであって、それにも風鈴が吊り下げられていました。
↓ ↓
こちらはバス停の建物なのですが…。何とも言えない良い感じの雰囲気(^^)
↓ ↓
手書きなところも味わいがありますねー♪
↓ ↓
そしていよいよ陽が傾いてきたところに、建物の中はこの電球の灯り。
ノスタルジー満載!
↓ ↓
今回の話題と直接は関係無いのですが、こんなポスターも貼ってありました。
↓ ↓
「神野美イ加(しんのみか)」さん。確か、おばあちゃんの好きな演歌歌手。
風鈴でおばあちゃんの事を考えてた時にこのポスターだったので、思わず「おばあちゃんが好きって言ってたなー」と懐かしくなって撮ってしまいました(^^;)
本日は(本日も?)一人語りなのか旅日記なのか良く分からないお話で、オチも何も無くて終了です。。
そしてイベントも終了してて、季節も過ぎていてと「しっちゃかめっちゃか」な事この上無いような…(汗)
………ぜひ来年の夏には増福寺へ! 覚えてて下さいねーm(_ _)m
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