今朝の日経朝刊でトランプ大統領は、局面打開のため、抗体検査で免疫確認を進め、免疫があると確認できたものから外出規制を緩和して経済活動の早期再開を図る意向を述べたという。
抗体検査、局面打開狙う 米欧、抵抗力ある人特定外出制限緩和探る 精度には限界も 日経
米国や欧州が、人がこれまでに新型コロナウイルスに感染していたかを調べる「抗体検査」の実施に乗り出す。感染からすでに回復し、ウイルスの免疫を持つ人を把握するのが目的だ。コロナウイルスは軽症者も多く、気づかぬうちに抗体を持っている人が多数いるとされる。こうした人たちを医学的に絞り込み外出制限を緩めれば、経済や医療の現場の状 続き
このため、アメリカ当局は、開発された抗体検査キットの承認を早める意向!
米国では、抗体検査の臨床使用を本格化させ、正式承認を早めて大規模実施を早める方向で政府は動き出したようです。
感染者の多い東部ニューヨーク州は連邦政府と協力して抗体検査を急いでいる。クオモ知事は10日、現時点で1日300件が可能で、1週間後には同1千件まで能力を拡大できると説明した。
トランプ氏は経済活動の早期再開に意欲を示した(10日)=ロイター
米国立衛生研究所(NIH)も同日、全米最大1万人の血液サンプルを収集して抗体の有無から新型コロナ感染歴を調べると発表。これに先立ち米食品医薬品局(FDA)は1日、15分で抗体検査ができる簡易キットを開発するセレックス社にコロナ向けとしては初の承認を出した。トランプ大統領はさらなる検査キットの承認に意欲を示す。
日本では、「厚労省は、検査キットの早期実用化を後押しする」程度の動きにとどまっている
この緊急事態宣言発動で先が見えない状況にもかかわらず、早期発見、早期治療、早期復帰のための抗体検査への政府の取り組みは何とももどかしく映る。
欧米が抗体検査の重要性を強く認識して何とか抗体検査の大規模実施に向けて躍起になっているにも関わらず、厚労省は、企業や大学任せで後押しする程度の取り組み、さらには、リスク面を強調しすぎるあまり歯止めにもなっている気がします。
政府は、抗体検査の重要性を認識し早期大規模実施に向けた取り組みを!
企業や研究機関は、研究開発費の乏しい中で感染者の血液も入手がはかどらず、開発が思うように進められないでいると思われる。
政府は、その面も含め大規模予算を投入すべきであると思います。
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