今朝の日経新聞に、「猛威を振るい人命を失っている現状において、アメリカでは自動車会社などへの呼吸器製造を命じたり、治療薬の開発に大掛かりな政府資金を投入して、非常事態への非常手段を講じて対処しているにも関わらず、日本は、規制の枠に囚われて思うように非常事態に対応した非常手段がとれないでいる」という主旨の記事が溢れている。
国民の生命を守ることを第一にしている中で、人命第一にした非常時対応が問われている気がします。
早期発見のための検査実施の不足、投与すれば救える命もあったかも知れない既存治療薬の正式承認の遅さ、もっともっとあれば救えたかも知れない呼吸器の不足対応などなど、非常事態への既成概念を超えた対応が求められている気がします。
日本、緊急事態でも規制変更なし 車業界「協力」止まり 日経
新型コロナウイルスの感染拡大で人工呼吸器の需要が高まるなか、日本では異業種の参入が進まない。今の医療機器規制の下では新規事業者の製品認可に10カ月以上かかり、リスクも読みにくいためだ。10日はトヨタ自動車など自動車業界が既存メーカーへの協力を発表したが自らの生産には踏み込まなかった。感染者の急増に見舞われた米欧は規制を…続き
首相「検査なぜ増えぬ」/厚労省「誤判定もある」 日経
日本国内で新型コロナウイルスの感染者が出て3カ月近くがたった。前例のない危機対応に直面する首相官邸に対し専門的知見を盾に厚生労働省が壁になる構図が目立つ。政府内の足並みの乱れはさらなる対応の遅れを招きかねない。
4月上旬の首相官邸。「PCR検査はなぜ増えないんだ」。安倍晋三首相は加藤勝信厚生労働相や西村康稔経済財政・…続き
非常事態宣言で封じ込めも大事だが、人命を救う措置の実施が最大の急務
新型コロナの蔓延と感染者の命を救うためには、早期発見のための検査実施と治療薬による早期治療実施、そして重症患者の人命を救う呼吸器不足の解消が急務となっています。
このことについては、先の記事※で述べてきましたが、今朝の日経記事を見て、やはり、厚労省の専門バカ?がブレーキをかけている構図が見えた気がしました。
しかし、それでいいのでしょうか?
本庶佑先生、早急に治療薬が使えるよう研究者や企業への大規模な開発費投入が急務
今朝のウエークアップの番組でオブジーボ(がん免疫療法)開発の本庶佑先生(ノーベル医学生理学賞) は、治療薬の早期立ち上げに政府は大掛かりな研究開発費を投入すべきだと述べられていました。
政府は、専門的知見を盾に壁になる厚労省の時代錯誤に屈せず非常事態対応を!
3密で接触を遮断し囲い込み封鎖で終息を期待して耐えるのも今では絶対必要ですが、なんといっても、日々拡大し感染者が増え、死者が日に1万人を超える惨状では、一刻も早く早期発見と早期治療ができる体制を整え立ち向かうことが最大のコロナ終息への決定打になりうるものと考えます。
専門的知識を振りかざし現状を直視せず取りうる非常事態対応を遅らせることは、国を揺るがす危機に直面しての国家の機能を放棄しているとしか言いようがないような気がします。
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