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こんな自己PRは不採用だ

先日、就職活動中の服装について当時の思い出を書いたところ、他にも「何やってたんだかなー」、と思うことが出てきた。その中でも今日は自己PRについて振り返ってみたいと思う。

僕は学生時代100社以上採用選考に落ちたのだが、その原因の一つが自己PRにあったと、今は素直に認められる。
当時、自分は他人と別格の人間だと勘違いしていた僕は、とにかく奇想天外、奇妙奇天烈な自己PRをすれば勝ったと考えていた。当時の実例をいくつか紹介したいと思う。
まず、エントリーシートや履歴書にて、
特技:『ぷよぷよ、テトリス(負ける気がしません)。ものまね』
趣味:『人間観察。妄想』
短所:『短所がないと感じているところ』
と記述していた。完全にブログの自己紹介である。
他にも企業特有の問いでも勘違いを発揮していた。
会社に入って活躍するために必要なことは何か? という問いに対して『処女の気持ち(初心忘れずべからず)』と記述していた。入社後問題を起こしそうな臭いがする危険人物。

次に面接では、3分間の自己PRで得意のものまねを披露して時間を終わらせていた。これは受かった企業もあれば落ちた企業もあり、採用担当に左右されるところも多いのかと思うが、ただものまねをするだけでは意味がないことに気付くべきだった。ちゃんと前振りとやった後に、だからこうです、ということをアピールしなくては、ただのネタ見せになってしまう。

また、グループワークでは必ず司会を買って出た。これは自信があったし、毎回上手くできていると感じていた。しかし、一度も受かったことはなかった。上手くできていると感じていたのは自分だけだった。踊るさんま御殿の見過ぎか、司会のボケやツッコミなど必要なかったのだろう。そして「要するに」で要されていないまとめ方が致命的だった。

最後に筆記試験で裏面に意気込みを記述するのも、今の僕が採用担当なら「そういうことじゃないだろ」と一喝して即不採用にする。

これが当時分かっていれば、もう少しましなアピールが出来ていたことだろう。
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