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究極のモンブランかき氷

高級かき氷といえば生のフルーツを贅沢に使用したものが主流となって来ています。ちょっと暑い夏の日におやつ代わりの黒蜜をかけただけのかき氷みたいなものはもういまでは天然記念物なのかもしれません。

そんな中すごいかき氷を発見しました。メニューの写真を見るからに結構たっぷりとモンブランがかかっているように見えるのですが、こんなにたくさんかけているはずがないと思いながらもこの禁断な香りのするモンブランかき氷をオーダー。

モンブランかき氷が運ばれて来て、本当に世界最高峰のモンブランが自分の目の前にあるかのような驚きを隠せない状態。なんと見事なかき氷でしょうか。ふわふわのかき氷の上にたっぷりと惜しげも無くモンブランがかけられているだけではなく、そのほかにもソースやらトッピングやら一緒について来ました。こんなに贅沢な洋風かき氷は今まで見た事がありません。

一口食べるたびに笑顔が止まらない。最初にモンブランとかき氷を一緒に。このコラボは夢です。次にチョコレートソースをこの氷とモンブランにかけます。また一段階上のかき氷に成長しました。その後、グラノーラとカスタードソースを一緒に食べるともうこれはかき氷ではない。ひんやりした氷の一瞬だけ食べることのできるスイーツ。なぜ一瞬なのかと言いますと、かき氷ですから、口に入れてすぐに消えてしまうのです。しかしこの時一瞬だけモンブランやその他のソースが氷と一体になる事ができる瞬間があります。そのあとに飲み物へと変わるのです。この変化を楽しむ事ができるかき氷は究極の一品です。

どこで食べられるの？

この素晴らしいかき氷は意外にも高級なレストランで提供されているわけではなく、ファミリーレストランで提供されているのです。もちろん、どこのファミリーレストランでも提供されるわけではありません。このお店はココス。最近ココスはいろいろな部分で頑張っています。かき氷だけではなく、ほかのメニューに関しても非常に完成度が高いです。

モンブラン氷の唯一の欠点とは

これは仕方ないといえば仕方ないです。なぜかというとこのモンブランかき氷の値段。690円で食べられるかき氷なのでどうしてもコスト的にもこれ以上は無理だとわかります。だからあまり欠点とはいえないのですが、あえてこの完成されているモンブランかき氷の問題を挙げるのであれば、モンブラン。このモンブランは恐らく生クリームをたっぷり使用して作られているので、栗の重みではなく、生クリームの重みが食べた後に残ってしまいます。もう少し栗の風味を豊かにして生クリームの量を減らしてくれると何もいうことのない商品です。

それでもこのかき氷の完成度は素晴らしいと思います。今夏の最高のアイディア商品でしょう。