2017年03月04日
鹿児島の変わった地名?
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「火の河原」と書くと地獄の中の地名のようですが、
鹿児島県には在ります。読み方は「ひのこら」だそうです。
住所的には、ギリギリ鹿児島市平川町に入るそうですが、
まず、普通の人は足を踏み入れない所です。
ここに行くには、幹線道路から外れて、道幅の狭い林道の
ような道路を、結構な時間通らなければならないし、
抜け道にもならないからです。
明治維新から150年の祝賀が近づくにつれて、この集落にも
スポットが当りつつあります。
幕末に、「島津斉彬 公」が行った殖産事業の一つに大砲の鋳造
があります。大砲の砲身を作るには、砂鉄を溶かし「あら鉄」を
作り、それをもう一度高温で溶かす必要があります。
鹿児島城下近くには、良質の砂鉄が取れる場所が無かったため、
少し離れた「喜入」あたりの砂鉄を使いました。
その砂鉄を、良質の木炭で溶かし「あら鉄」にする施設が在った
のが、「火の河原」です。
今日、仕事で近くを通ったので寄り道してきましたが、人家も少なく
学校も廃校になって久しい、限界集落になっていました。
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