2017年03月16日
「義」を貫いたラストサムライ達へのレクイエムB
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「大山綱良」。
若いときから西郷・大久保達と一緒に、京都での倒幕活動に身を
捧げ、戊辰戦争でも一緒に戦って、明治維新の成し遂げた功労者の
一人ですが、「ぼっけもん」という言葉が一番似合う人物です。
明治4年の「廃藩置県」で、初代鹿児島県令に任命されました。
「県令は、他の藩出身者をもってこれにあてる」とする原則に反する
のですが、特例として認められました。国父「島津久光」のゴリ押し
だったような気もします。
職に就くと中央政府からの命令も、ことごとく無視して大久保達
在京組からの不興をかっていました。
西南戦争が始まると、政府から支給されていた管費をすべて西郷らに
渡し、最期まで薩軍を援助し続けました。
戦争終結後、捕縛され東京に移送されて取り調べの後、長崎にて
処刑されました。薩摩人が薩摩人を裁いたようですが、なんとも
後味の悪さを感じるのは何故でしょうか。
彼もまた、薩摩のラストサムライに間違いありません。
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