さて、徐々に体の状態は悪くなっていきました。
気分が悪いわけではないので棄権するという選択肢はありませんでした。
■第2関門から第3関門(ハーフ地点)■
空腹に加えて、両足の裏にマメができたのを感じていました。
確認はしませんでしたが、結構、大きめだと感じました。
なぜにマメができたんだろう?
なぜかと言うと、コレが思い当たる節だらけなんです。>_<
新品の靴は最低1ヶ月は履きならしてから使いましょうなんて事は
知識として知っていたわけです。
にも関わらず、1週間前に買って練習で履いたのが2度くらいです。
その程度では足に馴染まないのはわかりきった事です。
でも、マメができるとは思ってなかったというか、完全に忘れてました。
これぞ自業自得というやつです。
15Km過ぎくらいのエイドステーションでは給食が用意してありましたが
ドーナツみたいな物だったので取らずに通過しました。
ドーナツは口の中の水分を持っていかれるので苦手なんです。
出来ればおにぎりがあるととてもありがたいですね。
半導体工場を過ぎて、JRの高架下を通り、川尻の街中を通ります。
川尻の街中を抜けると農道に入り両側に田んぼが広がるコースに
なります。まだ、この辺も何とか走れてました。
いよいよ、第3関門(ハーフ地点)です。
第3関門の通過予定時刻は、11時40分です。結果は、11時35分でした。
閉鎖時刻は、12時21分です。
時間的には、まだ大丈夫と言えますが、足の状態が一層悪くなってきましたので、
棄権というワードが頭をかすめました。
コレまで棄権をしたことは有りません。コレが良い事かどうかはわかりません。
人によっては悪い記録を残すくらいなら棄権するという人もいるでしょう。
本人の考え方次第ですので、棄権しないから凄いことではないのです。
ハーフ地点を過ぎたあたりから、痛みが増してきましたので耐えきれずについに
歩いてしまいました。
しかし、止まってしまうと走り出すことができなくなってしまうので止まる事は
しませんでした。
走っては歩き、歩いては走るという繰り返しになってました。
■第3関門から第4関門■
フラットなコースなので、故障していなければペースアップもできると
思いますが、故障しているランナーにとってはそんなの関係ねぇー!
って叫びたいくらいです。
中学校の側を通り、やがて小学校の近くになったら、第4関門です。
ここの予定通過時刻は、12時12分です。結果は、12時18分でした。
関門閉鎖時刻は、12時55分です。もう余裕なんて有りません。
2キロ手前で、6分 / Km のペースセッターに抜かされました。
ちょっと凹みましたね。
でも、足の裏が痛いので仕方ないんだと自分自身に言い訳すること
しかできません。
■ 第4関門から第5関門 ■
このコースで一番直線の長いところです。2.5Kmを折り返して、第5関門に
向かいます。
もう、ここの直線は地獄と言っても良いでしょう。足の裏のマメは最高潮に
痛くなって足をつくのが怖いくらいでしたし、向かい風が半端ないくらいに
吹いていて、体温を奪っていきます。
建物なんてほとんどない田園地帯なので、風を避けるものは有りません。
折り返しまでは海からの向かい風を受けなければなりません。
吹きっさらしの状態です。
空腹だけど気力は萎えてないのですが、エネルギー不足と足の故障で
歩く時間が長くなりました。
人は、調子が悪い時って、ついマイナーな事を考えてしまいますね。
体調の悪化がメンタルに影響を及ぼすわけです。
また、その逆もあります。まさに肉体と精神は表裏一体なんですね。
肉体はトレーニングによってあるレベルまで鍛えることができます。
メンタルは鍛えようがないから経験値を積み上げていく事で心配や
不安を抑えていくしかないです。
なんて事を考えながら、早歩きしてました。
見通しが良くて、道路脇にほとんど建物がないので道路が地の果て
まで続いている様な感じです。
第5関門の予定通過時刻は、12時52分です。結果は13時10分でした。
閉鎖時刻は、13時45分です。関門時刻に追われるようになりました。
■第5関門から第6関門■
非常にヤバい状況です。閉鎖時刻まで35分しかないと考えるか、
35分もあると考えるか。
完走が目標なので、何としても這ってでもゴールしたいのです。
もう、走るのは無理です。せいぜい早歩き程度でしか進めません。
<次回に続く>
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2023年02月26日
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