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2022年10月19日

稀代の快速馬ケイエスミラクル










先日行われたスプリンターズステークスでは、荻野極騎手騎乗のジャンダルムが優勝し、人馬ともにGT初制覇をしました。

スプリンターズステークスでは、様々な名勝負が繰り広げられました。

しかし、悲しい出来事も起こりました。

1991年のスプリンターズステークスでこの世を去った“稀代の快速馬”ケイエスミラクルは私にとって、30年以上経った今でも忘れることはありません。

そこで、今回はケイエスミラクルを取り上げてみたいと思います。

デビュー戦から新潟競馬場3戦まで


ケイエスミラクルの父はスタッツブラックホークで、アメリカの一般競争を3勝しかしていない競走馬で、活躍した産駒は、ケイエスミラクルが唯一でした。

ケイエスミラクルは、日本脳炎などの病気にかかり、デビューも危ぶまれていましたが、奇跡的にデビューを果たすことができました。そのため、馬名にミラクルを入れたわけです。

デビュー戦は4歳(現在3歳)の1991年春の新潟開催の未出走戦(芝1600ⅿ)でしたが、2着に終わってしまいます。

続く、未出走戦(新潟芝1400ⅿ)で見事に勝利しました。

その後、連闘で特別戦わらび賞(新潟芝1600ⅿ)に臨み、2着した後に休養に入ります。

鮮烈な札幌競馬場2戦


休養明け初戦は、札幌競馬場芝1200ⅿで行われた石狩特別(500万下/現在の1勝クラス)で、4馬身差で1分8秒5のレコードで圧勝しました。

続く、現在の2勝クラスにあたる特別戦、藻岩山特別(芝1200ⅿ)に出走します。

前走の競馬の内容があまりにも強かったため、条件戦では、非常に珍しい単枠指定馬となりました。

この時の競馬新聞は今でもよく覚えております。

そして、9馬身差で圧勝して、ケイエスミラクルの名を知らしめます。

重賞初挑戦からマイルCSまで


続いて、セントウルステークスで重賞初挑戦しますが、13着に終わってしまいます。

この時が、生涯で唯一の掲示板から外れたレースとなります。

その後、オープンの一戦オパールステークス(京都・芝1200ⅿ)に出走し、1分8秒4のレコードタイムで勝利します。

そして、重賞挑戦2回目となるスワンステークスで、ダイイチルビー・ダイタクヘリオス・バンブーメモリーとGT馬が並ぶなかで、ダイイチルビーをクビ差抑え1分20秒6のレコードタイムで重賞初制覇を飾ります。

11月には自身初となるGTマイルチャンピオンシップ(京都・芝1600ⅿ)に出走します。

レースは、会心の逃げのダイタクヘリオスを捕えきることが出来ず、3着となり敗れました。

その後、体が丈夫ではないので、休養を予定していましたが、オーナーの意向もあり、当時は12月に開催されていたスプリンターズステークスに駒を進めることになりました。

スプリンターズステークス



1991年12月15日。中山競馬場でスプリンターズステークスにケイエスミラクルは出走し、断然の1番人気になりました。

鞍上は、主戦騎手だった南井克己騎手から、岡部幸雄騎手に替わりました。

レースは前半の3ハロンが32秒2というハイペースで進み、ケイエスミラクルは中団に位置を取って走っていきました。

第4コーナーを曲がり、最後の直線で先頭集団に取りつき、後続馬との差が生じ、圧勝さえ感じさせるほどでした。

ダイイチルビーとの差も2〜3馬身つけていた、残り200ⅿのところで、急にガクンと前のめりになり、左脚をブラブラさせて失速し、競争を中止しました。

ケイエスミラクルは左第一趾骨粉砕骨折と診断され、予後不良となり、安楽死の措置がとられました。

デビューからわずか8ヶ月の間に、3度も日本レコードを記録する類いまれなスピード馬ケイエスミラクルは、その生涯もハイスピードで駆け抜けました。


最後のレースのスプリンターズステークスでも、極限のスピードで挑んだに違いありません。

レースはダイイチルビーが優勝しましたが、それよりもケイエスミラクルの故障発生、安楽死の措置の方が印象に残りました。

今回は、もう30年以上経ち、知る人も少なくなった類いまれなスピード馬ケイエスミラクルを取り上げてみました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。




1991年6月から1993年12月まで、スポーツニッポン紙に連載された競馬に関するエッセーを1冊の本にまとめたものです。非常に面白い本ですので、おすすめいたします。


紹介文より
「これが競馬だ!こうしたレースを同時代に観戦できる者は幸いである。その感動はきらめく宝石のように思い出を彩るのだから。そして、今、予想を漂わせるようなレースが迫っている。メジロマックイーン対トウカイテイオー。こうなれば、馬券がどうだといったケチな考えは捨てよう」1991年夏〜93年秋「スポーツニッポン」紙連載の人気コラムを集大成。極上の競馬エッセイを、お愉しみください。





タグ:競馬
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