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2020年04月22日

「本当は」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2012年12月27日投稿。




本当は泣きそうなの
壊れていく世界なんて要らない
なんて言って
本当は
ただ、ただ、
ずっと続いて欲しかっただけなの











こんにちわ、さまにゃんこです…、
泣きそうです。
ちょっとだけ、お話聞いてください。
三年前、僕は病んでました。病んでたというより、もう、好きなことが嫌いで嫌いで仕方ない、そんな時でした。
六年前、五年前、僕は高校もそろそろ終わり、大学入学して、一回生、二回生。
僕は書くのが楽しかった。
高校三年生は、早々に受験が終わって、大学の用意した特入生専用掲示板に文字書きスレが出来て、馬鹿みたいに書いた。
馬鹿みたいなことたくさん書いた。
馬鹿馬鹿しくて、楽しくて。
文字で表現するってことが、楽しくて楽しくて仕方なかった。
気まぐれにうたって気まぐれに喚き散らして誰かに笑ってもらいたくて。ただただ、誰かに知ってほしくて。
僕はこんなものを書いてるんだ!
これが僕の世界なんだ!
って。
それが楽しくて楽しくて仕方なかった。
大学一回生。書いたギャグがサークル内でヒットして、念願のサイトを立ち上げて。サークルに小話載せたらサイトに詩を書いて。
誰かに読んでもらえるのが嬉しかった。楽しかった。書いて、書いたものの話、いろんな人と出来るのが、楽しかった。
二回生の時も書いてた。でも他もいろいろやってみたくて、ちょっと怠惰になった。それでもずっと、こっそり書き続けてた。形になんてならなかった。でも、いつかを信じて書き続けた。いろんな世界の片鱗を。
でも、それから何だかおかしくなかった。
大学三回生、億劫だった。
欠かさず関わり続けた部誌が嫌んなった。作品も惰性で書いてたような気がする。
それでも書くのが好きだから、サークルは関係なしに書いてはいた。ただ、誰も僕の言葉なんて気にしちゃいないんだ、そう思いながら書くのは、好きなのに、辛かった。
九月頃から学祭があって、学祭準備でぶちきれた。
何で?
何でそんなテキトーなの?
何で言ったこともできないの?何で人任せでそんな無責任なの?
何で僕は…、
そんなもののために、頑張ってるの…?
確かそのぐらい、そこに出会ったのは。十月三日、一生忘れない。
他に誘う人がいないから、とかそんな理由で誘われて行った場所で、出会ったんだ。
まだぶちぎれる前で、それでも二つのサークルとも学祭準備で頭ん中しっちゃかめっちゃかで、そんな時出会って、ぽつぽつやり始めたんだ。
嬉しかったのは、他愛ない日記にコメントがあったこと。
嬉しかった。
本当にどうでもいいことしか書いてなかった僕の日記に、僕の吐露に、どうでもいい言葉に、返事があって、本当に、本当に嬉しかった。
僕はずっと、誰かに、どうでもいいこと、聞いてもらいたかったんだ。
どうでもいい言葉が、僕にとって、本当に、本当に、大事だったから。嬉しかった。本当に、嬉しかったんだ。
それからぶちぎれたりいろいろあって、そこでいろんな人と関わって、やっぱり何かやりたい!書きたい!
そう思って、ここを立ち上げたんですよね。
ちゃんと、僕の言葉、僕なりに残していきたくて。
ここ立ち上げたらやっぱり書くのは大好きで。気まぐれに気ままに書けるのが楽しくて。吐き溜めにしてた時もあったけど、そこがあって、ここがあって、たくさんたくさん考えて、たくさんたくさん学んで、悩んで悩んで悩んで悩んで、でも、たくさんたくさん、助けてもらって。
そこがあったから、今もずっと書いていられるわけで。
馬鹿じゃないの、って、言われるかもしれないけど、そこがあったから今の僕があって進んでこれたわけで、なくなるなんて、考えたくもなくて。
泣きたくて泣きたくて。
本当は笑って皆にありがとう言いたいのに、涙しか出てこないんだもん。
だって…、
なくなっちゃうんだよ。なくなっちゃうんだよぅ。
悲しいよ…、
まだやり残したことたくさんあるのに…、何にも出来なかった…、ありがとうも、伝えきれてないよ…?
でもなくなっちゃうんだ。
なくなっちゃうんだ。
僕は本当、書くのが大好きなはずなのに、書くのが大嫌いになってた。普段の言葉だって、嫌で嫌で仕方なかった。そんな僕が、もう一度書きたい、本当は書きたくて書きたくて堪らない、誰かに読んでもらいたい、書きたい、って、思えるようになれたんだよ。
いろいろあって挫ける度に励ましてもらって、間違ってることは諭してもらって、頑張れのたった一言で、頑張っちゃって。
そんな心の支えがさ、支えだった場所がさ、消えちゃうんだよ。消えちゃうんだよ。
明日にはなくなっちゃうんだよぉ。
ネットじゃないかって言うかもしれないけど、大切だったんだよ。大切だったんだよ。
もう、会えない人が、たくさんたくさんいるんだよ…、
やり残したことだらけで、皆に皆にごめんなさいも言いたいのに、泣いてばっかで、日記書けそうになくて。
だからここにこぼして…。
馬鹿だ。
もう嫌だ。
一部の人とは、ついったとか、いろいろさ、あるかもだけどさ、
あの場所は、なくなっちゃうんだ。
楽しいをたくさんくれたあの場所は、もう、なくなっちゃうんだ。
運営さんに、ありがとう、一回も言えなかった。
イベント結構突撃して、会っていたのに、最後まで何にも言えなかった。まぁ、言いたい感謝を伝えたいってなった時には、もうイベントなくてさ。
寂しいよぅ。
寂しいなんてもんじゃないよ。心がごっそりなくなっちゃうよ。
明日が来ること、ずっと前から知っていたのに、心のどっかで否定してたんだ。
来てほしくないから。
馬鹿だなぁ、僕は。
夕方には、元気になって、ありがとうの日記を書くんだ…。
最後のコメレスをして、
明日にはネタバレ日記で終わらせるんだ…。
そう思うのに、
心がついてこないんだ…。
ここまで依存して馬鹿みたいでしょ?
でも、大切な場所だったんだ。大好きな場所だったんだ。みんなみんな、大好きで大切で、なくしたくなかったんだ。
あの場所だから、大切だったんだ。
大袈裟じゃなくて、本気で、書くことが好きだって、思えるように戻してくれた、あの場所と皆が、大好きで、大切で、かけがえなかったんだ…。
嫌な思いさせた人もいると思う。好き勝手してたから。
嫌な思いしたこともある。でも、それは僕の心に積み重なって糧になったんだ。
冗談抜きで、僕は、僕にとってあの場所は、紛れもなく、僕を構築する最も重要な存在だったんだ…。
馬鹿みたいに泣いて、泣いて、泣いてばっかで、
あぁあ…。
さようならなんて、言いたくもないのに、さ。











浸ってたんだ
世界が壊れるその傍らで
温もりだけに
ただ
浸ってたんだ








「no-title」

叶うことなら、また君の言葉に会いたい
どこでもない
あの場所で
タグ:2012
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