もし君に手紙が届くなら

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2011年07月05日投稿。




傷みなら、薬を塗ればいい
消毒して
そのうち消えてしまうものさ
痛みなら、薬を飲めばいい
吸収して
そのうち忘れてしまうものさ

なら
悼んだら、どうすればいい？
塗れもしないし飲めもしない
そもそも薬なんかで収まる気もしない
治る見込みもありゃしない
ずっと心は軋んだまま？
悼んだら、対処法もありゃしないの？

あぁ、
ただ君に会えたらそれだけでいいのに
もう
熱を感じることも出来ないんだ











傷んだり、痛んだり。それはある場合において、生きている幸せの裏返しということ。
誰かを悼むのは得意じゃありません。心が軋んで動けなくなるから。
薬は偉大ですが、心は、薬なんかじゃどうしようもない。悔しいことに。