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2019年05月28日

「ナナイロの温度」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2010年10月04日投稿。





頬を伝う
そっと指で掬うと
確かにそこにある
君の、温度




「ナナイロの温度」




穿たれた
それは傷になって残った
苦しかった
突き刺さったそれは
異物でしかなかった
でもどうして
失ってしまって
その傷がこんなに熱を持つんだろう




独りぼっちの抜け殻
布団の中にうずくまって
その中の温もりに掻きついた
けどそれは
自身の温もりに過ぎなくて
あぁ、いつか
誰かの温もりの中で眠れる日が
来るのかなんて




目が眩む
久しぶりの光は苦しくて
網膜に焼きついたそれは苦しくて
でも
熱を感じた眼球が
生きていると
告げてくれて




指先
感度十分
それなのに
触れた先は、冷たくて




圧し掛かってくるのは愛情という名の重圧で
感じているのは薄情という名の体温で




「ナナイロの温度」




世界が遠いと
肌に感じるのは冷たさで
それは身を切るように苦しくて
独り、震えるしかなくて
それでもここに残っているのは
たまに肌に感じる温かさが
世界が近付いてくる兆しに思えて
縋りついてしまうんだ

ねぇ、
君の温度は
何色だい?











遅くなりましたが!いら様からのリクエストである「温度」に挑戦してみました!
こ、こんな感じで大丈夫でしょうか(滝汗)
さてさて、ここから蛇足的なつぶやきを。
僕は、温度は体温だとか、そんなものだと思っていました。
それも正解。
でも、それだけじゃない。最近、気付かされました。
温度は、心と直結しているんだ、って。
苦しくて苦しくて堪らなくて。世界が遠いと感じたとき、きっと感じる温度は冷たくて。
でも、世界に近付けるんじゃないかって、少しでも感じたとき、温度は、きっと温かくって。
生きてるって、温かいだけじゃない。けど、僕は、どうせなら、温もりを感じて生きて生きたいと、思ってしまうのですー。
贅沢な話かもしれないけれど。
僕のうたを見て、温かくなってもらえるか、冷たいと感じてしまうか。
後者だったら僕はまだまだな人間で。
でも、そう感じさせたその言葉もまたどこか真実で。
うーん、難しいですね。
でも一つはっきり言えることは、
あなたが最後に触れた温度の記憶が温かければいいな、
そんな気持ちで、うたいました。











「ナナイロの温度」


愛欲
布団の中
太陽
指先と
この身体全体
でも、最後に感じるのは
二人の距離
世界との距離
冷たくって、苦しくて
それなのに
世界で一番温かい

君の温度は、何色?
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