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2019年05月27日

発掘品

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2010年07月19日投稿。











「no-title」

女でいる必要なんてないの
誰も女として必要としてくれないんだから

その瞳が一番女らしいと
僕は君に伝えられるだろうか




「no-title」

もうこびりついて離れない
その匂いに
侵されていく




「no-title」

息を吸うように
君のことを、考えている
無意味な日々の欠片




「no-title」

あなたの涙を望んだりしませんよ
そのなき声が、美味しいというなら別ですが

ふんわりと笑ったその顔に
何を返せばよかったのだろう

その瞳が悲しすぎて




「no-title」

欲しい欲しい、貪欲な知識が
だけどそれには対価が必要で
欲しい欲しい、対価分、僕が払えるものが




「no-title」

時を詠むのに
どうして僕は
歌うのが遅れてしまうのだろう






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