変わる季節、香る世界、移ろうものを残したくて、今日も僕は世界を静止する。
「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
「名も知らぬ貴女」 2011年06月18日投稿。
僕にとっては名も知らぬ貴女だけど
誰かにとっては大切な一輪で
だから極力濡れないでいて
もし濡れた時は
せめて、凛と咲き誇って
「もう、光は遠く、遠く」 2012年06月13日投稿。
愛した季節が頬を濡らしても
もう、光は
遠く、遠く、遠く
「白枯れ」 2013年01月06日投稿。
真っ白々、
時間を凍結されたまま
そのまんま
私、枯れていくんだわ
「春」 2013年03月20日投稿。
春っていったいなんなのさ
いつになったら来るのよさ
もうすぐかって思ったら
風が頬を冷やすんだから
もう本当、
春っていったいなんなのさ
「夏の香」 2013年06月04日投稿。
燻る君を感じるには
まだ僕は
生を重ねきってはいないんだ
「no-title」 2013年06月06日投稿。
君と僕
同じ囲いの中
一緒にいても
君の瞳に映れない
「no-title」 2013年06月06日投稿。
あなただってどうせ
本当の私
わからないのでしょう?
「金烏城」 2013年08月14日投稿。
光にその羽根を焼かれても、
その色は尚、何者にも染まりはしないんだ
嗚呼、君が遠い
「君は其処で笑っていて」 2015年03月28日投稿。
陽の当たる場所
君は其処で笑っていて
「君の心のその先に」 2015年04月30日投稿。
君の心のその先に
僕は近付くことすら儘ならない
「no-title」 2015年06月22日投稿。
終わりゆくことを泣いたりしないで
さいごまで
君は綺麗でいて
「せめて」 2015年07月02日投稿。
せめて日の当たる場所で
おやすみ
「たった独りぼっちでも」 2015年08月27日投稿。
みんなみんないなくなって
たったひとりぼっちでも
みずのささやきをききながら
ぼくはずっと
ここにいるよ
「おやすみ」 2016年02月06日投稿。
君の亡骸が土に還るとして
せめて
その眠りの中では
澄んだ空で
おやすみ
2021年12月24日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11170139
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック