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2021年12月24日

移ろうものを残したくて

変わる季節、香る世界、移ろうものを残したくて、今日も僕は世界を静止する。

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。











「名も知らぬ貴女」 2011年06月18日投稿。

Re110618_010.JPG
僕にとっては名も知らぬ貴女だけど
誰かにとっては大切な一輪で
だから極力濡れないでいて
もし濡れた時は
せめて、凛と咲き誇って




「もう、光は遠く、遠く」 2012年06月13日投稿。

Re120613_003.JPG
愛した季節が頬を濡らしても
もう、光は
遠く、遠く、遠く




「白枯れ」 2013年01月06日投稿。

Re130106_001.JPG
真っ白々、
時間を凍結されたまま
そのまんま
私、枯れていくんだわ




「春」 2013年03月20日投稿。

Re130320_001.JPG
春っていったいなんなのさ
いつになったら来るのよさ
もうすぐかって思ったら
風が頬を冷やすんだから
もう本当、
春っていったいなんなのさ




「夏の香」 2013年06月04日投稿。

Re130602_007.JPG
燻る君を感じるには
まだ僕は
生を重ねきってはいないんだ




「no-title」 2013年06月06日投稿。

Re130606_151.JPG
君と僕
同じ囲いの中
一緒にいても
君の瞳に映れない




「no-title」 2013年06月06日投稿。

Re130606_579.JPG
あなただってどうせ
本当の私
わからないのでしょう?




「金烏城」 2013年08月14日投稿。

Re130814_043.JPG
光にその羽根を焼かれても、
その色は尚、何者にも染まりはしないんだ

嗚呼、君が遠い




「君は其処で笑っていて」 2015年03月28日投稿。

Re150328_080.JPG
陽の当たる場所
君は其処で笑っていて




「君の心のその先に」 2015年04月30日投稿。

Re150430_050.JPG
君の心のその先に
僕は近付くことすら儘ならない




「no-title」 2015年06月22日投稿。

Re150621_133.JPG
終わりゆくことを泣いたりしないで
さいごまで
君は綺麗でいて




「せめて」 2015年07月02日投稿。

Re150702_137.JPG
せめて日の当たる場所で
おやすみ




「たった独りぼっちでも」 2015年08月27日投稿。

Re150827_044.JPG
みんなみんないなくなって
たったひとりぼっちでも
みずのささやきをききながら
ぼくはずっと
ここにいるよ




「おやすみ」 2016年02月06日投稿。

Re160205_002.JPG
君の亡骸が土に還るとして
せめて
その眠りの中では
澄んだ空で
おやすみ






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