2009年11月30日投稿。
誰だ?
誰だ!
僕の胸を食い破った奴は!
ずき、ずきずき
心臓がもろ見えで
激しく波打つのが判る
苦しい、苦しい
誰だ誰だ誰だ!
僕をこんなにした奴は!
きょろっ、きょろっきょろっきょろ
辺りを見渡す
すると見つける
彼女の背中
ばくっ、ばくばくばくっ
痛い痛い痛い!
痛くて堪らない
お前か!
お前が僕の胸を食い破ったのか!
ずかずかずか
僕は無造作に彼女の肩を掴み
おいっ、
何とかしろ!
怒鳴りあげる
すると彼女はびっくりしたように
目を見開いて
そっと、細めた
「私の心の臓を盗んだのはアナタですか?」
その問いの答えを僕は知らない
痛い、痛い痛い
食い破られた胸がずきずきずきずきっ
反抗している
僕は痛みに何も考えられなくなって
彼女の頬に
そっと口づけた
物語を書きたくなったのだけど、僕にそんなたいそうなものは作れなくて、仕方ないから詩みたいにしてみた。
こんな感じの、甘々な恋が書きたい。
タグ:2009
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