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3月のライオン 〜マニア未満の漫画レビュー・感想

3月のライオン


『3月のライオン』(さんがつのライオン、March comes in like a lion)は、

羽海野チカによる日本の漫画作品。将棋を題材としている。

『ヤングアニマル』(白泉社)にて2007年第14号から連載中。

〜ウィキペディアより〜





主人公は高校生ながら将棋のプロ棋士で対局が描かれているのですが、

三姉妹との交流や日常での心の描写が多く、私には日常系というカテゴリに感じます。

羽海野先生は「ハチミツとクローバー」が有名(恥ずかしながら未読)ですが、

アニマルという雑誌に載ると言うのが白泉社つながりとはいえ、違和感満載です。


まず絵柄が可愛い!これをおっさんが言うからキモくなるのでしょうが、

三姉妹の下二人の女の子や、日常生活の中での表情豊かな描写が可愛らしい!

嬉しい、楽しい、恥ずかしい・・・思わずニヤニヤしてしまう。


少女漫画作家さん故の特徴でしょうか、コマ割りが自由です。

少年・青年漫画ではきっちり分けられているコマではありません。

ページ全体を1枚の絵と捉えていると言えばいいのでしょうか。独特の世界観です。


また、作中では登場人物の心の動きがセリフではなく、コマ外に描かれるのですが、

ストーリーをナレ―タ―風に語る流れと、心の動きを語る流れが

1ページの中で同時に描かれたりします。

フォントや囲い枠を変えてあったりするのですが、1つのシーンを色んなとらえ方を

していくようで、読んでいるうちに深く世界観に引き込まれます。


将棋好きの方もちゃんとプロが監修してますし、

普段語られることのないプロ棋士の心理など、一流は何を考えて戦いに臨むのか、

非常に興味深く読めると思います。


心の隙間を埋めるようなシンと冷えたようなパートと、

心温まるようなほんわかパート。

女性にもお勧めしたい、今一番の青年漫画です。


   ・二階堂が素敵紳士過ぎ。

   ・いじめの話は本当に心が痛い。可哀そうで涙出る。

   ・一流棋士ってのはやっぱり凄まじい精神世界。

   ・登場人物を「幸せになって欲しい」と思える漫画。



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感想(4件)






    ほのぼの度 :★★★★
    リアリティ :★★★
    ストーリー:★★★★
    絵柄の好み:★★★★
    オススメ度:★★★★★  
 
    独り言:何もないことを恐れずに、何度も潜っていくって・・・すげぇな。



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