2023年07月13日
群馬県吾妻郡草津町 ホテル「裏草津 蕩」 2023年5月1日来訪
草津の地蔵源泉に入れる洗練された和の空間、 『裏草津 蕩』です。
惰性が生み出す陰鬱な日常を抜け出し、心身の癒しと活性化を求めて、日本有数の温泉観光地である草津へ向かう。
草津といえばやはり湯畑。
日本三名泉の一つでもある草津温泉の湯畑は、独特なデザインが注目され、これまで多くのメディアに取り上げられてきた。
50〜90℃と温度の高い源泉が、毎分4000リットルの量で絶え間なく湧き続け、木製の樋を通して冷まされる。
温泉浴場や飲食店、旅館が、湯畑の周りを囲うように立ち並び、昼夜問わず集まる観光客で賑わいを見せる。
特に、湯畑がライトアップされる夜の時間は、息を呑むような幻想的な世界が観られるので必見だ。
宿泊場所に選んだホテルは「裏草津 蕩(とう)」。
夜の幻想的な湯畑を観るのに、徒歩でも移動可能な場所にあり、5分でたどり着ける。
何よりリニューアルして半年ほどのきれいな木造建築物は、和のテイストを優雅に楽しみたい、私たち家族の希望にかなった宿泊場所だ。
裏草津と呼ばれる草津の新名所に構える同ホテルは、地蔵源泉を目の前にしており、さまざまな浴場空間で掛け流しの地蔵源泉を楽しめる。
地蔵源泉は、草津にある6つの主要源泉の中のひとつで、微白濁色の湯色を特徴としている。
地蔵堂の脇から湧き出ている源泉であるため、この名がついた。
湯船に身体を沈めると、草津温泉特有の高温がじりじりと体内の血行を刺激し、眠っていた生命力も目覚める。
地蔵源泉は、「湯治(とうじ)の湯」といわれ、自然治癒力を高める効能があるようだ。
年齢を重ね、最近疲労しやすくなった身体に、その効果を期待してやまない。
温泉入浴で温まって活力を取り戻すと、自ずと食欲も増す。
大人の隠れ家を思わせる、落ち着いた雰囲気が魅力のレストラン「燈璃(ともり)」で、家族水入らずの会食の時間を過ごす。
提供された料理は「創作会席」と「炉端料理」。
創意工夫が施された会席料理に加えて、炭火を使った味わい深い焼き料理が、ダイニングテーブルを彩る。
豊潤な香りがする色彩豊かな一品一品が、優しい旨味をともなって舌にまとわりつく。
贅沢な時間に、時が経つのを忘れる。
食で胃袋と気分を満たしたあとに訪れる、至福の時間。
時の流れに家族の時間を委ね、穏やかな世界にゆっくりと浸りたい。
3階のバー「宵洸 よいほのか」で、ライトアップされた地蔵広場を見下ろしながら、ドリンクを楽しむ。
家族の時間を彩った草津の旅。
その余韻に浸るには、ぴったりの空間だ。
十二分に旅の余韻を味わったあと、客室に戻る。
和の趣きがある部屋で、無心になり、安らぎの家族時間を過ごす。
自然が生み出す温泉や木材、食材は、忘れていた自然の偉大な力に気づかせ、自らも自然の中で生きている存在であると悟らせてくれる。
草津の旅を支えてくれた、ホテルでの癒し時間。
「もう一度家族で泊まりたい」
そう思えるホテルに出会えた。
改稿・編集 HT
詳しくは以下のリンクを参照してください。
【公式】裏草津 蕩 TOU - とう - https://urakusatsu-tou.com/
名勝「湯畑」 https://www.yumomi.net/senshitsusyugi/gensen
裏草津地蔵 https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/ura-kusatsu_jizo/
楽天トラベル
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/12086019
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック