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2017年03月04日

粋な大人のエンターテイメント! Sammy Daivis Jr.

エンターテイメントの世界っていうと、
僕らの世代ではどこか怪しげというか
うっすらとアンダーな世界を感じたものです。

ショー・ビジネスとか、鋼業とか、プロモーターとか
そういう言葉からは
どこか、ヤバイ感じの臭いを感じます。
日本の芸能界もそうだったと思います。

しかも、地方営業の世界っていうのは
各都市を牛耳る勢力との関係がなにかと
取りざたされていた気がします。

私の父には男兄弟が多く、時代も時代だったので
そうとうにヤンチャだった叔父が2人います。
また、どこで知り合ったか分からないままの
夜中に突然やってくる他人のおっさん。
月に1〜2度、高級な洋服地を抱えて
「なぁ〜、アンちゃんよ〜、安くしとくから
 買ってくんねぇ〜かな〜」と父を尋ねてくるのです。
私より、3〜4歳くらい幼なそうに見える男の子の手を引いて、
鍵を閉める習慣のない我が家の玄関の引き戸を開けて
勝手に入ってくるのでした。

父はガテン系の仕事の頭だったから結構羽振りがよく、
「おお、とにかくあがれよ。」とかいって
その怪しげなオッサンと男の子を招き入れます。

夜遅い訪問客は、子供ゴコロに迷惑でしたが、
そのオッサンは、ポケットに舶来物の飴やチョコを忍ばせていて
「おう、ぼうず。これ、やるぞ」といいながら
0304 imgb512198ezik0zj.jpeg

見たことのないお菓子を手渡ししてくれるのが楽しみだったのと
オッサンが来た夜はかならず夜鳴きそば屋を呼んで、
皆で好きなものが食べられたので
損失を利益が上回る損得勘定が成り立ったので
実は、楽しみでもありました。
今にして思えば、「フーテンの寅さん」みたいな人でした。

祖父母は「しなそば」、親父と母は「ちゃーしゅーめん」、
私は「わんたんめん」。
妹は「しなちく多めのしなそば」が定番メニュー。
そのオッサンは「ちゃーしゅーめん大盛り」に、
男の子は「しなそばのナルトの2個乗せ」。
あとは、この面子に遊びから帰ってきていれば
ヤンチャな叔父さん2人と
住み込みの若い衆が3〜4人が加わります。

夜鳴きそば屋は、一気に10人前くらい売り上げが伸びるので
ホクホク顔で愛想よく次々と運んでくれます。

テイクアウトやお取り寄せ、デリバリーグルメの当たり前な
今の世の中じゃ、想像すらできない光景です。

何が言いたいかというと、僕の周りにはこういった、
アングラ的臭いをさせた大人が普通にいたのと、
私の住む町には



*こんな、施設でした。

「長生きしたけりゃ、チョットおいで、チョコンノパ!」のフレーズで
有名な娯楽センター「船橋ヘルスセンター」と
それ付属した大きな劇場があって、
そこでは演芸、漫才、歌謡、プロレスなどなど
様々な興行イベントが催されていて
幼稚園に上がる前くらいから
チョット不良な叔母さんに連れられて芸人さんの
楽屋を訪ねたり、
0303 晴乃チックタック.jpg

*左がタックの高松重雄さんで右がチックさん
(当時、叔母は漫才師「晴乃チックタック」の「チックさん」と
 お付き合いがありました。タックさんならよかったのに・・)
祖母に連れられて、アリーナ最前列みたいな特別席で
演芸やプロレスをみるという環境があったということです。

しかも、日本屈指のストリップ劇場「大宝」が
駅前に陣取っていて、小学校の頃には
そこでお母さんが働いている同級生がいて
ちょくちょく遊びに行っていたという
結構な「興行界」との接点を持っていたといって
良いのではないかと自負しています。
小学1年生のときに、大流行していたレーシンガーの
巨大なレーンがあって、友達の豊田君と二人で出掛け
時間の経つのも忘れて夕方6時過ぎに帰宅したところ
いきなり親父のゲンコツを喰らいました。
黙って出掛けていたので誘拐騒ぎになっていたのでした。
まるで、「3丁目の夕陽」の世界です。

そんな私が、いろいろな意味でエンターテイメント臭を感じるのが
サミー・デイビス・ジュニアです。

このCMご存知の方が多いと思います。

これなんか、まさにThat's Entertainmentです。



もう、名前からしてジュニアって響きがなんか
アメリカっぽいって言うか、洋物っぽさが
プンプンする感じです。

私の中ではジュニアといえば、
ドリー・ファンクかこのサミー・デイビスです。
マスカラスの大ファンなのですが
テキサスブロンコはマジ・リスペクトしていました。

「3丁目の夕陽」的時代において、
プロレスは大衆娯楽の中心的存在でした。

大人の「粋でお洒落」な中にどこか一抹の悲哀を感じるのが
なんとも魅惑な世界感です。



さらに、こんな時代のものも今には無い
素敵な胡散臭さが漂って、大好きです。


彼の多くのレパートリーの中で一番好きなのがこの
Mr.Bojanglesです。


初めて、彼のこのパフォーマンスを観たのは
小学生の時でしたが、

*子供の頃に観たのは、こんな感じでした。

言葉も、文化もよく分からない子供にも
何故だか人生の悲哀のようなものが感じられ
その時おぼえた、例えようの無い不思議な感情は
大人になったいまも忘れることはありません。

*だいぶ歳を重ねた彼の姿と日本語字幕入りです。

今、時々バーボンを飲みながら
愛用のアナログオーディオを駆って
ジャズを聴きたい時に
よく楽しんでいます。

エンターテイメントに対する胡散臭さは
全くの先入観であり、根拠も何も無い・・・
ように思うのですが、
事実の如何にかかわらず、心に響くものがあるということです。


宜しくお願いします。


宜しくお願いします。




上質なエンターテイメントは、上質な音で楽しむ。





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