インフルエンザとはインフルエンザウイルスによる急性感染症の一種で流行性感冒です。

発病すると、高熱、筋肉痛などを伴う風邪の様な症状があらわれます。

最悪なケースで、急性脳症や二次感染により死亡することもあります。

日本では、季節性インフルエンザは冬季に毎年のように流行します。

毎年11月下旬から12月上旬頃に発生し、翌年の1-3月頃にピークを迎えて、4-5月には流行は収まります。

インフルエンザは、主に次の3つのルートで感染して広がっていきます。

患者の粘液が、他人の目や鼻や口から直接に入る経路、

患者の咳、くしゃみ、つば吐き出しなどにより発生した飛沫を吸い込む経路、

ウイルスが付着した物や、握手のような直接的な接触により、手を通じ口からウイルスが侵入する経路です。

では、感染予防対策はどうしたらいいのか

免疫力の低下は感染しやすい状態を作るため、偏らない十分な栄養や睡眠休息を十分とることがもっとも効果的です。

さらに、石鹸による手洗いの励行や、手で目や口を触らない、手袋やマスクを着用してウイルスへの接触や体内への進入を減らすことです。

新型インフルエンザに対する飛沫感染防止として

医療機関では防塵性の高い使い捨て型のマスクが利用されています。

正しい方法で装着し顔にフィットさせなければ有効な防塵性を発揮できません。

感染の可能性がある人ごみや感染者のいる場所に長時間いることを避ける必要もあります。

予防にマスクを用いた場合は速やかに処分しましょう。

換気もこまめに行うか、空気清浄機を使って空気の入れ替えをしましょう。

部屋の湿度を保つことも有効です。

これにより、ウイルスを追い出し飛沫感染の確率を大幅に減らすことが可能です。

予防効果としてのうがいも有効です。

ウイルスは口や喉の粘膜に付着してから細胞内に侵入するまで20分位しかかからないので

人ごみから帰ったら即座にしなければうがいの効果は期待できません。

水道水によるうがいは風邪の感染を減少させる、という研究結果が発表されています。

家族に感染者がいる場合、感染者が使用した鼻紙やマスクは水分を含ませ密封し、小まめに廃棄や洗濯をしましょう。

感染者と同じタオルを使用してはいけません。

感染者の触れた物をエチルアルコールや漂白剤などで消毒しましょう。

衣類はこまめに洗濯しましょう。

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