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2023年04月03日
長靴の亀裂にはシューグー(SHOE GOO)
林業の現場では長靴をよく履きます。雨や雪の日の仕事、沢渡り、足元のぬかるみ、朝露(あさつゆ)等があるためです。しかしながら、長靴はかん木に刺さる、摩耗する等の理由により、よく亀裂が入ります。
ホームセンターで売っている安い(認知度の低いメーカー製の)長靴だと、運が悪ければ1〜3日履いただけで、亀裂が入ります。亀裂から水が入ると、足元が濡れて、冷えます。こうなると、長靴の意味を成さないので買替えです。
しかしながら、林業の現場で使うスパイク長靴は、ホームセンターで売っている安いものでも5千円程度するので、1〜3日で買替えは厳しいです。また、ネット等で購入できるマイティブーツ(大同石油)等は、耐久性が高いものの、3万円程度するので、最低でも1年は使わないと、買替えは無理です。
そこで、長靴を長く使うために、接着剤等による亀裂の補修を試みてみました。試してみた接着剤等は、下写真左より、自転車パンク修理用のパッチ、防水テープ(エースクロス)、耐水テープ(ストームガード)、黒ゴム接着剤、瞬間接着剤、セメダインスーパーXになります。
結果として、雨の日のヤブの中(濡れた摩擦の多い環境)で使用すると、テープ類は1日・2日程度でハガレ、パッチや接着剤は1日〜1週間程度でハガレてしまいます。もちろん、濡れていない環境で履く場合や亀裂が小さい場合は、長く(1週間以上)ハガレずに持つ場合もあります。
そこで、何かハガレにくいテープや接着剤はないかと、ネットで探し回ったところ、シューグー(SHOE GOO)という接着剤に出会いました。
【右端のアイスの棒みたいなやつは付属のヘラ】
色は黒、白、自然色の3色ありますが、私は見た目に分かりやすい黒を選びました。補修方法について、私がYouTubeを参考にしながら実際に行った方法を紹介します。
まずは、亀裂のある箇所とその周辺を、サンドペーパーでこすります。私は市販のサンドペーパーを使いましたが、付属のサンドスティック(アイスの棒?)もあります。
【左:付属のサンドのサンドスティック、右:市販のサンドペーパー】
次に、使い古した厚手のゴム手袋を、亀裂よりも幾分大きめに切り取り、亀裂面に貼るパッチを作ります。この際、角が無いように丸く切り取ります(角があると、角が引っ掛かってハガレやすいため)。
【青いやつがパッチ】
ちなみに、女性がよく皿洗いや掃除等の際に使う薄手のゴム手袋でも試してみましたが、貼り付けた際にシワができるため、パッチは厚手のゴム手袋が良いです。
次に、パッチを亀裂の上に合わせ、マジックでパッチの周囲を囲います。
次に、マジックで囲った範囲内に、付属のヘラでシューグーを塗ります。
最後に、パッチを貼り付け、パッチの周囲をシューグーで塗り囲めば完成です。
【付属のヘラで周囲を塗り囲んでいるところ。ツマヨウジを使えば、より綺麗に無駄なく塗り囲める。】
【貼付け完了】
乾燥時間の目安は12〜24時間なので、仕事が終わった夕方に補修して、翌日の仕事にも間に合います。
ここからが肝心なのですが、実際に山で使った際のハガレ具合について、下写真のとおりになりました。
【1日使用後:ハガレなし】
【3日使用後:シューグーにややハガレあり、パッチのハガレなし】
【7日使用後:シューグーにハガレあり、パッチにややハガレあり(ハサミの先端付近)】
シューグーのハガレは問題ありませんが、パッチのハガレは放っておくと引っ掛かって拡大するため、適宜補修します。
まず、精密ハサミでハガレた箇所のパッチを切り取ります。
切り取りに使うハサミは、通常の大きさのものを使うと難しいので、精密ハサミを使います。私が使っている精密ハサミのリンクを貼っておきます。
切り取った箇所には、念のためシューグーを塗って補強します。
もしパッチを切り取った後、切り取った範囲が亀裂の箇所まで達していれば、再度その横に同じ要領で、パッチを貼ります。一番最初にパッチを貼る際、パッチを大き目にしておけば、この手間を減らすことができます。また、面倒臭いのでパッチを重ね貼りすると、段差により接着力が落ち、パッチがハガレやすくなるため、必ず最初のパッチの横に、重ならないように、すき間無く貼ります。
【たまたま最初のパッチの横に亀裂が入ったので、実際にやってみました!】
以上のように、シューグーを使っても、最終的にはハガレてきますが、他の接着剤等と比較して、ハガレにくいことが分かりました。補修する頻度が低ければ、買い替える必要はありません(逆に、毎日補修するようであれば、買い替えた方がマシです)。
長靴補修の強い味方「シューグー(SHOE GOO)」、皆さんも是非使ってみてください。
※ 記事一覧はこちら
ホームセンターで売っている安い(認知度の低いメーカー製の)長靴だと、運が悪ければ1〜3日履いただけで、亀裂が入ります。亀裂から水が入ると、足元が濡れて、冷えます。こうなると、長靴の意味を成さないので買替えです。
しかしながら、林業の現場で使うスパイク長靴は、ホームセンターで売っている安いものでも5千円程度するので、1〜3日で買替えは厳しいです。また、ネット等で購入できるマイティブーツ(大同石油)等は、耐久性が高いものの、3万円程度するので、最低でも1年は使わないと、買替えは無理です。
そこで、長靴を長く使うために、接着剤等による亀裂の補修を試みてみました。試してみた接着剤等は、下写真左より、自転車パンク修理用のパッチ、防水テープ(エースクロス)、耐水テープ(ストームガード)、黒ゴム接着剤、瞬間接着剤、セメダインスーパーXになります。
結果として、雨の日のヤブの中(濡れた摩擦の多い環境)で使用すると、テープ類は1日・2日程度でハガレ、パッチや接着剤は1日〜1週間程度でハガレてしまいます。もちろん、濡れていない環境で履く場合や亀裂が小さい場合は、長く(1週間以上)ハガレずに持つ場合もあります。
そこで、何かハガレにくいテープや接着剤はないかと、ネットで探し回ったところ、シューグー(SHOE GOO)という接着剤に出会いました。
【右端のアイスの棒みたいなやつは付属のヘラ】
色は黒、白、自然色の3色ありますが、私は見た目に分かりやすい黒を選びました。補修方法について、私がYouTubeを参考にしながら実際に行った方法を紹介します。
まずは、亀裂のある箇所とその周辺を、サンドペーパーでこすります。私は市販のサンドペーパーを使いましたが、付属のサンドスティック(アイスの棒?)もあります。
【左:付属のサンドのサンドスティック、右:市販のサンドペーパー】
次に、使い古した厚手のゴム手袋を、亀裂よりも幾分大きめに切り取り、亀裂面に貼るパッチを作ります。この際、角が無いように丸く切り取ります(角があると、角が引っ掛かってハガレやすいため)。
【青いやつがパッチ】
ちなみに、女性がよく皿洗いや掃除等の際に使う薄手のゴム手袋でも試してみましたが、貼り付けた際にシワができるため、パッチは厚手のゴム手袋が良いです。
次に、パッチを亀裂の上に合わせ、マジックでパッチの周囲を囲います。
次に、マジックで囲った範囲内に、付属のヘラでシューグーを塗ります。
最後に、パッチを貼り付け、パッチの周囲をシューグーで塗り囲めば完成です。
【付属のヘラで周囲を塗り囲んでいるところ。ツマヨウジを使えば、より綺麗に無駄なく塗り囲める。】
【貼付け完了】
乾燥時間の目安は12〜24時間なので、仕事が終わった夕方に補修して、翌日の仕事にも間に合います。
ここからが肝心なのですが、実際に山で使った際のハガレ具合について、下写真のとおりになりました。
【1日使用後:ハガレなし】
シューグーのハガレは問題ありませんが、パッチのハガレは放っておくと引っ掛かって拡大するため、適宜補修します。
まず、精密ハサミでハガレた箇所のパッチを切り取ります。
切り取りに使うハサミは、通常の大きさのものを使うと難しいので、精密ハサミを使います。私が使っている精密ハサミのリンクを貼っておきます。
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切り取った箇所には、念のためシューグーを塗って補強します。
もしパッチを切り取った後、切り取った範囲が亀裂の箇所まで達していれば、再度その横に同じ要領で、パッチを貼ります。一番最初にパッチを貼る際、パッチを大き目にしておけば、この手間を減らすことができます。また、面倒臭いのでパッチを重ね貼りすると、段差により接着力が落ち、パッチがハガレやすくなるため、必ず最初のパッチの横に、重ならないように、すき間無く貼ります。
【たまたま最初のパッチの横に亀裂が入ったので、実際にやってみました!】
以上のように、シューグーを使っても、最終的にはハガレてきますが、他の接着剤等と比較して、ハガレにくいことが分かりました。補修する頻度が低ければ、買い替える必要はありません(逆に、毎日補修するようであれば、買い替えた方がマシです)。
長靴補修の強い味方「シューグー(SHOE GOO)」、皆さんも是非使ってみてください。
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