新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2022年09月05日
凪のお暇/コナリミサト/ネタバレなし
こんにちは!
本日は、コナリミサトさんの「凪のお暇」(月刊エレガンスイブ)を紹介します。
コナリミサトさんの作品は、以前に「珈琲いかがでしょう」を紹介したので、2回目ですね。
珈琲いかがでしょうに引き続き、この「凪のお暇」もかなり好きです!
「珈琲いかがでしょう」ネタバレなし編はこちらから↓
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/28/0?1662345110
「珈琲いかがでしょう」ネタバレあり編はこちらから↓
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/29/0?1662345110
-----------------------
出典:「凪のお暇」コミックス1巻より
-----------------------
★あらすじ
主人公の大島凪(おおしま なぎ)は28歳OL、常に空気を読んで周りに合わせて生きている。
本当はかなりの癖毛だが、毎日ストレートアイロンで髪をまっすぐにしていた。
ある日、凪は同僚たちが自分の悪口を言っているラインを偶然見、さらに同じ会社に勤めている彼氏である我聞慎二(がもん しんじ)が自分のことを都合の良い存在であるかのように同僚に話しているところを目撃し、過呼吸になってしまう。
凪は会社を辞め、家財も処分、スマホも解約し、六畳一間のアパートに引っ越す。
髪も地毛のくるくるヘアーに。
心機一転、凪の新生活が始まる。
★ネタバレなし感想
凪は、物も人間関係も第一話で断捨離します。
まずこの決断力がすごい。もし私だったら悪口なんて知らないフリして、このままズルズルと同じ生活を続けてしまいそうな気がします。ますます空気なんか読んじゃって。
でもここで生活チェンジしてしまうところが、凪の主人公たるゆえんなんじゃないかと思います。
新生活では、お金も物もない中で、凪はどうやったら楽しめるか考えていきていきます。
実際、調理&食事シーンなどは、こっちも真似したくなるくらい、本当においしそうに見えます。
断捨離前の、精神的に抑圧された暮らしから解放されたのも、良かったね〜と思えました。
前の暮らしから解放されて、楽しんで生きていこうとするポジティブさが素敵です。
凪は新しく住み始めたアパートの住人たちや、転職活動中に出会った人など、いろいろな人と関わって仲良くなって、成長していく様も魅力的です。
ですが、ただの「新しい生活に踏み出した私の成長物語☆」なんていうキラキラした話ではありません。
新しい生活でも、また新しい悩みが発生して、病む場面もしばしばあります。
そんな「凪のお暇」の見どころは、人の心の本音や、ドロドロした部分を灰汁をすくうみたいに見せてくれるところだと思います。言語化が秀逸です。
普段思うことがあっても深く考えずにスルーしつつあるようなことや、モヤッとしてもその理由まではっきりわからないことも、言語化してあって、納得感が得られます。
だから、登場人物たちの心情に「あるある」「わかるー」と頷くことも多々あります。
でもポップでゆる〜っとした絵柄や擬音語・擬態語に覆われているので、セリフさえ読まなかったらギャグ漫画だと思われるかもしれません。(どんな読み方)
この作品は恋愛漫画というくくりではないですが、凪を取り巻く恋愛模様も見ものです。
凪を断捨離させた原因の1人、元彼の慎二は第一話で退場ではなく、今後も出てきます。
また、同じアパートの住人の中で、不思議な雰囲気を持った男性が出てきて、どうなっちゃうの!?と思わされます。
2019年にドラマ化したときもどっち派か話題になった気がします。
生き方、仕事、恋愛、家族、故郷など、考えさせられるテーマがたくさんあり、悩める全大人に勧めたい作品です。
では次回はネタバレ編です!
本日は、コナリミサトさんの「凪のお暇」(月刊エレガンスイブ)を紹介します。
コナリミサトさんの作品は、以前に「珈琲いかがでしょう」を紹介したので、2回目ですね。
珈琲いかがでしょうに引き続き、この「凪のお暇」もかなり好きです!
「珈琲いかがでしょう」ネタバレなし編はこちらから↓
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/28/0?1662345110
「珈琲いかがでしょう」ネタバレあり編はこちらから↓
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/29/0?1662345110
-----------------------
出典:「凪のお暇」コミックス1巻より
-----------------------
★あらすじ
主人公の大島凪(おおしま なぎ)は28歳OL、常に空気を読んで周りに合わせて生きている。
本当はかなりの癖毛だが、毎日ストレートアイロンで髪をまっすぐにしていた。
ある日、凪は同僚たちが自分の悪口を言っているラインを偶然見、さらに同じ会社に勤めている彼氏である我聞慎二(がもん しんじ)が自分のことを都合の良い存在であるかのように同僚に話しているところを目撃し、過呼吸になってしまう。
凪は会社を辞め、家財も処分、スマホも解約し、六畳一間のアパートに引っ越す。
髪も地毛のくるくるヘアーに。
心機一転、凪の新生活が始まる。
★ネタバレなし感想
凪は、物も人間関係も第一話で断捨離します。
まずこの決断力がすごい。もし私だったら悪口なんて知らないフリして、このままズルズルと同じ生活を続けてしまいそうな気がします。ますます空気なんか読んじゃって。
でもここで生活チェンジしてしまうところが、凪の主人公たるゆえんなんじゃないかと思います。
新生活では、お金も物もない中で、凪はどうやったら楽しめるか考えていきていきます。
実際、調理&食事シーンなどは、こっちも真似したくなるくらい、本当においしそうに見えます。
断捨離前の、精神的に抑圧された暮らしから解放されたのも、良かったね〜と思えました。
前の暮らしから解放されて、楽しんで生きていこうとするポジティブさが素敵です。
凪は新しく住み始めたアパートの住人たちや、転職活動中に出会った人など、いろいろな人と関わって仲良くなって、成長していく様も魅力的です。
ですが、ただの「新しい生活に踏み出した私の成長物語☆」なんていうキラキラした話ではありません。
新しい生活でも、また新しい悩みが発生して、病む場面もしばしばあります。
そんな「凪のお暇」の見どころは、人の心の本音や、ドロドロした部分を灰汁をすくうみたいに見せてくれるところだと思います。言語化が秀逸です。
普段思うことがあっても深く考えずにスルーしつつあるようなことや、モヤッとしてもその理由まではっきりわからないことも、言語化してあって、納得感が得られます。
だから、登場人物たちの心情に「あるある」「わかるー」と頷くことも多々あります。
でもポップでゆる〜っとした絵柄や擬音語・擬態語に覆われているので、セリフさえ読まなかったらギャグ漫画だと思われるかもしれません。(どんな読み方)
この作品は恋愛漫画というくくりではないですが、凪を取り巻く恋愛模様も見ものです。
凪を断捨離させた原因の1人、元彼の慎二は第一話で退場ではなく、今後も出てきます。
また、同じアパートの住人の中で、不思議な雰囲気を持った男性が出てきて、どうなっちゃうの!?と思わされます。
2019年にドラマ化したときもどっち派か話題になった気がします。
生き方、仕事、恋愛、家族、故郷など、考えさせられるテーマがたくさんあり、悩める全大人に勧めたい作品です。
では次回はネタバレ編です!
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
2022年08月29日
【小説】落日/湊かなえ/途中からネタバレあり
こんにちは!
本日は久しぶりに小説回です。
湊かなえさんの「落日」を紹介します。
学生の頃から湊かなえさんの小説が好きで、有名な作品はわりと読んできました。
最近はあまり読んでいませんでしたが、今年久しぶりに読んだので紹介します
★あらすじ
駆け出しの脚本家の甲斐真尋(かい まひろ)と、著名な映画監督の長谷部香(はせべ かおり)、2人の視点で展開されるミステリー。
香は幼少期住んでいたアパートで、たびたび母親からベランダに出されており、その時に防火壁ごしに隣の部屋の女の子もベランダに出されていることに気が付いた。
香と女の子はお互いの顔は見えず、声も出さずに指で防火壁を叩き合うなどの方法で交流をし、香にとって楽しい時間となった。
香は父親が自殺したことをきっかけにそのアパートから引っ越すことになり、引っ越したあともその女の子のことを気にかけていたが、数年後、その子は両親もろとも兄に殺されたことを知る。
事件の真相を調べようとした香は、脚本家の真尋が自分と同じ出身地だと知り、一緒に事件のこと調べ、映画を作らないかと声をかける。
★ネタバレなし感想
久しぶりにこの著者の作品を読みましたが、安定の面白さでした。この人の作品は、毎回どこか仄暗い部分がありますが(殺人事件起きてるし当然なんだけど)惹きこまれるものがあります。
ミステリーと聞くと、
1.事件が起きる。
2.探偵や警察(作品によっては違う職業の人も)が事件を調べ、犯人を見つける。
3.解決
という図式がよく見られますが、そういった図式からは離れていて、もっと複雑です。
この「落日」に関して言えば、女の子を殺したのはその兄、という「犯人」は既にわかっていて、これ以上何を調べるの?と思われそうなところを更に深追いしていきます。
その中で、主人公の真尋や香の心情の変化や成長があり、辛いことをどう乗り越えていくかといったことも考えさせられる作品でした。
終盤、事件の真相がわかります。
「どんでん返し」
これもミステリーを紹介するときによく使われる言葉ですが、たしかに、この作品にもどんでん返しが起こります。
真相がわかって「はい、終わり」ではなく、そこからどうしていくかにも注目です。
ストーリー上悲しい内容が多いですが、希望がある終わり方になっていて、読後感も良かったです!
★以下、ネタバレあり感想
真尋の姉の千穂。たびたび出てきて、と言っても真尋が千穂に宛てたメールの文面のみの登場で、一体何者で、どういう役割の人なのかと思ってた。
結論、千穂はかなりのキーパーソンだったね。
もう亡くなっているというだけでも驚いたけれど、さらに千穂の好きだった相手が「犯人」の力輝斗(以下、リキト)だったことにも驚いた。
しかも沙良が殺される原因でもある。(というか沙良の自業自得感よ)
リキトは本当は悪い人ではなく、「かわいそうな少女」だと思われていた、被害者である沙良のほうが問題ありすぎたね。結果的にリキトは沙良を殺してしまったけれど、十分同情できてしまうな……。
また、本筋以外では、真尋の千穂への、香の父親への思いに救いがあったのが良かった。
真尋は千穂の死をようやく受け入れることができたし、香は父親の死因が自殺じゃないとわかったからね。
いきなり前向きに生きていくことはできないかもしれないけど、それでも2人の時間が進んだんじゃないかな。
というわけでこの作品を手に取れて良かった!
湊かなえさんの本はほかにも
・夜行観覧車
・Nのために
・贖罪
・告白
・白ゆき姫殺人事件
・リバース
・往復書簡
など読んだかな?ここに書いてないのもあるかも。
こうしてみると、この人の作品ほとんど映像化されてる!?
Nのためにはドラマの記憶がまだあって、すごくエモかったの覚えてる。
ただ映像化あるあるで、ちょいちょい設定変わってるとこは気になったけど。
落日もいずれ映像化するのかな?
まだ読んでいない作品も読んでいきたいなー。
本日は久しぶりに小説回です。
湊かなえさんの「落日」を紹介します。
学生の頃から湊かなえさんの小説が好きで、有名な作品はわりと読んできました。
最近はあまり読んでいませんでしたが、今年久しぶりに読んだので紹介します
★あらすじ
駆け出しの脚本家の甲斐真尋(かい まひろ)と、著名な映画監督の長谷部香(はせべ かおり)、2人の視点で展開されるミステリー。
香は幼少期住んでいたアパートで、たびたび母親からベランダに出されており、その時に防火壁ごしに隣の部屋の女の子もベランダに出されていることに気が付いた。
香と女の子はお互いの顔は見えず、声も出さずに指で防火壁を叩き合うなどの方法で交流をし、香にとって楽しい時間となった。
香は父親が自殺したことをきっかけにそのアパートから引っ越すことになり、引っ越したあともその女の子のことを気にかけていたが、数年後、その子は両親もろとも兄に殺されたことを知る。
事件の真相を調べようとした香は、脚本家の真尋が自分と同じ出身地だと知り、一緒に事件のこと調べ、映画を作らないかと声をかける。
★ネタバレなし感想
久しぶりにこの著者の作品を読みましたが、安定の面白さでした。この人の作品は、毎回どこか仄暗い部分がありますが(殺人事件起きてるし当然なんだけど)惹きこまれるものがあります。
ミステリーと聞くと、
1.事件が起きる。
2.探偵や警察(作品によっては違う職業の人も)が事件を調べ、犯人を見つける。
3.解決
という図式がよく見られますが、そういった図式からは離れていて、もっと複雑です。
この「落日」に関して言えば、女の子を殺したのはその兄、という「犯人」は既にわかっていて、これ以上何を調べるの?と思われそうなところを更に深追いしていきます。
その中で、主人公の真尋や香の心情の変化や成長があり、辛いことをどう乗り越えていくかといったことも考えさせられる作品でした。
終盤、事件の真相がわかります。
「どんでん返し」
これもミステリーを紹介するときによく使われる言葉ですが、たしかに、この作品にもどんでん返しが起こります。
真相がわかって「はい、終わり」ではなく、そこからどうしていくかにも注目です。
ストーリー上悲しい内容が多いですが、希望がある終わり方になっていて、読後感も良かったです!
★以下、ネタバレあり感想
真尋の姉の千穂。たびたび出てきて、と言っても真尋が千穂に宛てたメールの文面のみの登場で、一体何者で、どういう役割の人なのかと思ってた。
結論、千穂はかなりのキーパーソンだったね。
もう亡くなっているというだけでも驚いたけれど、さらに千穂の好きだった相手が「犯人」の力輝斗(以下、リキト)だったことにも驚いた。
しかも沙良が殺される原因でもある。(というか沙良の自業自得感よ)
リキトは本当は悪い人ではなく、「かわいそうな少女」だと思われていた、被害者である沙良のほうが問題ありすぎたね。結果的にリキトは沙良を殺してしまったけれど、十分同情できてしまうな……。
また、本筋以外では、真尋の千穂への、香の父親への思いに救いがあったのが良かった。
真尋は千穂の死をようやく受け入れることができたし、香は父親の死因が自殺じゃないとわかったからね。
いきなり前向きに生きていくことはできないかもしれないけど、それでも2人の時間が進んだんじゃないかな。
というわけでこの作品を手に取れて良かった!
湊かなえさんの本はほかにも
・夜行観覧車
・Nのために
・贖罪
・告白
・白ゆき姫殺人事件
・リバース
・往復書簡
など読んだかな?ここに書いてないのもあるかも。
こうしてみると、この人の作品ほとんど映像化されてる!?
Nのためにはドラマの記憶がまだあって、すごくエモかったの覚えてる。
ただ映像化あるあるで、ちょいちょい設定変わってるとこは気になったけど。
落日もいずれ映像化するのかな?
まだ読んでいない作品も読んでいきたいなー。
2022年08月22日
来世ではちゃんとします/いつまちゃん/9巻のネタバレあり
こんにちは!
本日は、過去に8巻まで紹介した「来世ではちゃんとします」の最新刊、9巻の感想を書きます。
こちら7/19に発売され、ダウンロード後即読みました
ネタバレなし編はこちらから↓
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/47/0?1661048450
8巻までのネタバレあり編はこちらから↓
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/48/0?1661048450
-----------------------
出典:「来世ではちゃんとします」コミックス9巻より
-----------------------
★以下、ネタバレあり感想
いや〜もう今回も濃かった!
もう、頼むからみんな幸せになって……!
いつになったらみんな幸せになるの!?
内容が濃すぎるので、今回起こった出来事をメインの5人を1人ずつまとめてみる。
桃ちゃん…両親の離婚以来会っていなかった父親と再会し、やっと父親への負の気持ちを払拭することができた。その帰りに、偶然にも元セ〇レであるB君と再会。B君は、葬儀のため、長らく帰っていなかった故郷へ帰る途中だった。なんとB君の地元は土地全体である宗教を信仰しており、それが嫌で家を出たため、帰るのがとても憂鬱とのことだった。桃ちゃんは最初は断るも、B君を不憫に思い、葬儀に付き合うことになる。
梅ちゃん…梅ちゃんのお見合い話。出会った男性と梅は、ディズニー(文字られていたけどおそらくディズニーのことだと思う)映画の話題で盛り上がり、仲良くなる。梅ちゃんは当然恋愛には興味がないが、その男性とは友達になろうということでその日は解散する。
檜山…8巻から心ちゃんはメンタルが病んでしまい、お店を長期間休むことになった。心配になった檜山は無言で送金。少し回復した心ちゃんから返信が来て、大変喜ぶ。
林…梢ちゃんがいなくなり、傷心気味。そんな中、梢を探しに来た女性・百合に不本意ながら世話を焼く羽目になる。凪、怒る。
松田…林が世話を焼かされている女性が姉だということに気がつき、姉から逃げるため自転車に乗っていた矢先、元セ〇レである亜子ちゃんとばったり出会う。成り行きで匿ってもらうことに。
で、9巻は桃ちゃんが、葬儀の一環である、山をダッシュするという謎イベントに参加させられたところで終了。
桃ちゃーん!!このあとどうなっちゃうの!?ちゃんと帰ってくるよね?
梅ちゃんも急展開だったなぁ。
梅ちゃんがお見合いの途中でマスクを外した場面で、相手の男性に綺麗だと褒められ、ゾッとする描写。
お見合いとか関係なく、普通は綺麗だと言われたら嬉しくなりそうなものの、正反対の感情を抱いてしまうところに本当に桃ちゃんは恋愛が無理なんだな……と実感した。
もし結婚したら高杉梅から縄文杉梅という名前になる、というくだり、クスッとなったけど、実際に結婚できるんだろうか。
梅ちゃんは結婚するとしたら、彼は同居する友達、パートナーという意味合いになるんだろうけど、彼は今まで恋愛の機会に恵まれなかっただけで本当は興味がありそうな感じだったから、今は友達でもいずれは梅ちゃんのこと好きになっちゃいそうだよねぇ。
そうなったらすぐ関係終了になりそうだけど大丈夫なのかな?
それか、梅ちゃんの方が初めて恋愛感情というものを知る展開になったら面白いな。
檜山は、まじで、心ちゃんから離れたほうが幸せになれるのでは!?
漫画家として成功し始めて、広いところに引っ越して生活が良くなってる。
仕事は順調なのに、檜山の心(ややこしい)における心ちゃんの存在感よ!
檜山からの送金に対して、心ちゃんはラインをため息つきながら「いやいや」返信しているのに、返信が来ただけで職場で声に出して喜んじゃうなんて辛すぎ。
いや、読者は心ちゃんの様子を見てるから辛いだけで、檜山はそんなことを知る由もないから純粋に喜んでるのか。
檜山が幸せなら、と思うけど、そんなのはマヤカシの幸せなんだよー気づいてよー。
でも心ちゃんも憎めない存在なんだよね。心ちゃんも幸せになってほしい。
林には一言。凪にしとけ。以上。
松田はねぇ……お姉さんへの闇は想像以上に深そう。しかし、桃ちゃんはB君、松田は亜子ちゃんっていうそれぞれ元セ〇レと再会してしまうなんてどういう因果なの?
これがきっかけでこじれたりしないよね?そんなのは嫌だな。
あとは以前の巻からほのめかされてたけど、亜子ちゃん(とD君の姉・聖羅)の働く会社でインターンシップ生として来たのはやっぱりF君だった!
そこまでは「だよねー」って感じだったんだけど、驚いたのは、F君が桃ちゃんのスマホにGPSアプリを仕込み、桃ちゃんの家を特定していたこと。何してるの〜〜!?
下手したら(というか確実に)ストーカー案件だぞ。まぁもうしてないみたいだけどね。ちょっと意外だった。
でも、過去の巻で桃ちゃんがF君に別れを告げるシーンがあったとき、そのときのF君の反応が見れなくて、あのあとどうなってたか気になってたから知れてすっきりした!
というわけで9巻の感想でした。超濃厚ビターチョコレートケーキ食べた気持ち。
10巻も濃いんだろうな。今から楽しみ。
本日は、過去に8巻まで紹介した「来世ではちゃんとします」の最新刊、9巻の感想を書きます。
こちら7/19に発売され、ダウンロード後即読みました
ネタバレなし編はこちらから↓
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/47/0?1661048450
8巻までのネタバレあり編はこちらから↓
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/48/0?1661048450
-----------------------
出典:「来世ではちゃんとします」コミックス9巻より
-----------------------
★以下、ネタバレあり感想
いや〜もう今回も濃かった!
もう、頼むからみんな幸せになって……!
いつになったらみんな幸せになるの!?
内容が濃すぎるので、今回起こった出来事をメインの5人を1人ずつまとめてみる。
桃ちゃん…両親の離婚以来会っていなかった父親と再会し、やっと父親への負の気持ちを払拭することができた。その帰りに、偶然にも元セ〇レであるB君と再会。B君は、葬儀のため、長らく帰っていなかった故郷へ帰る途中だった。なんとB君の地元は土地全体である宗教を信仰しており、それが嫌で家を出たため、帰るのがとても憂鬱とのことだった。桃ちゃんは最初は断るも、B君を不憫に思い、葬儀に付き合うことになる。
梅ちゃん…梅ちゃんのお見合い話。出会った男性と梅は、ディズニー(文字られていたけどおそらくディズニーのことだと思う)映画の話題で盛り上がり、仲良くなる。梅ちゃんは当然恋愛には興味がないが、その男性とは友達になろうということでその日は解散する。
檜山…8巻から心ちゃんはメンタルが病んでしまい、お店を長期間休むことになった。心配になった檜山は無言で送金。少し回復した心ちゃんから返信が来て、大変喜ぶ。
林…梢ちゃんがいなくなり、傷心気味。そんな中、梢を探しに来た女性・百合に不本意ながら世話を焼く羽目になる。凪、怒る。
松田…林が世話を焼かされている女性が姉だということに気がつき、姉から逃げるため自転車に乗っていた矢先、元セ〇レである亜子ちゃんとばったり出会う。成り行きで匿ってもらうことに。
で、9巻は桃ちゃんが、葬儀の一環である、山をダッシュするという謎イベントに参加させられたところで終了。
桃ちゃーん!!このあとどうなっちゃうの!?ちゃんと帰ってくるよね?
梅ちゃんも急展開だったなぁ。
梅ちゃんがお見合いの途中でマスクを外した場面で、相手の男性に綺麗だと褒められ、ゾッとする描写。
お見合いとか関係なく、普通は綺麗だと言われたら嬉しくなりそうなものの、正反対の感情を抱いてしまうところに本当に桃ちゃんは恋愛が無理なんだな……と実感した。
もし結婚したら高杉梅から縄文杉梅という名前になる、というくだり、クスッとなったけど、実際に結婚できるんだろうか。
梅ちゃんは結婚するとしたら、彼は同居する友達、パートナーという意味合いになるんだろうけど、彼は今まで恋愛の機会に恵まれなかっただけで本当は興味がありそうな感じだったから、今は友達でもいずれは梅ちゃんのこと好きになっちゃいそうだよねぇ。
そうなったらすぐ関係終了になりそうだけど大丈夫なのかな?
それか、梅ちゃんの方が初めて恋愛感情というものを知る展開になったら面白いな。
檜山は、まじで、心ちゃんから離れたほうが幸せになれるのでは!?
漫画家として成功し始めて、広いところに引っ越して生活が良くなってる。
仕事は順調なのに、檜山の心(ややこしい)における心ちゃんの存在感よ!
檜山からの送金に対して、心ちゃんはラインをため息つきながら「いやいや」返信しているのに、返信が来ただけで職場で声に出して喜んじゃうなんて辛すぎ。
いや、読者は心ちゃんの様子を見てるから辛いだけで、檜山はそんなことを知る由もないから純粋に喜んでるのか。
檜山が幸せなら、と思うけど、そんなのはマヤカシの幸せなんだよー気づいてよー。
でも心ちゃんも憎めない存在なんだよね。心ちゃんも幸せになってほしい。
林には一言。凪にしとけ。以上。
松田はねぇ……お姉さんへの闇は想像以上に深そう。しかし、桃ちゃんはB君、松田は亜子ちゃんっていうそれぞれ元セ〇レと再会してしまうなんてどういう因果なの?
これがきっかけでこじれたりしないよね?そんなのは嫌だな。
あとは以前の巻からほのめかされてたけど、亜子ちゃん(とD君の姉・聖羅)の働く会社でインターンシップ生として来たのはやっぱりF君だった!
そこまでは「だよねー」って感じだったんだけど、驚いたのは、F君が桃ちゃんのスマホにGPSアプリを仕込み、桃ちゃんの家を特定していたこと。何してるの〜〜!?
下手したら(というか確実に)ストーカー案件だぞ。まぁもうしてないみたいだけどね。ちょっと意外だった。
でも、過去の巻で桃ちゃんがF君に別れを告げるシーンがあったとき、そのときのF君の反応が見れなくて、あのあとどうなってたか気になってたから知れてすっきりした!
というわけで9巻の感想でした。超濃厚ビターチョコレートケーキ食べた気持ち。
10巻も濃いんだろうな。今から楽しみ。
2022年08月08日
鬼灯の冷徹/江口夏実/31巻(完結)までのネタバレあり
こんにちは!
本日はネタバレあり編です。
基本1話完結なので、あらすじは割愛しますね。
★ネタバレあり感想
好きなキャラ、作者さんについての順番で書きます。
〇好きなキャラ
・上司にしたい:鬼灯、葉鶏さん
2人とも、厳しいけれど、真面目に業務をこなして成果を出したら正当な評価をしてくれそう。
困ったときにはちゃんと相談のってくれそう。
葉鶏さんで好きなエピソードは、細かい文字で書かれた雑誌の見開き(ナマケモノのバンドの紹介)を速読してたところ。
・ビジュアル:お香さん、リリス
お香さん、イメージとしては、近所の便りになる綺麗なお姉さん。なのにしっかり鬼で、衆合地獄で働いてるし、蛇飼ってるっていうギャップも素敵。
リリスは直接関わり合いにはなりたくないけど端から見る分には楽しい。
・ペットにしたい:シロ、漢
シロは現世でも一般的なペットの代表格・犬だし、いわゆる愛されキャラだし、普通に飼いたい。
最終巻では柿助、ルリオとともに太山庁勤務に昇進が決まって良かったね。
漢は、初登場のときに「なんかやばい猫が出てきた……」っていう印象を持った記憶が。
だいぶ変わった人(猫)だけど、その独特さにヤミツキになって、次第に漢が出てくると嬉しかった。笑
女性に対して「レディ」って呼びかけるのが好き。あと、変なダンス。
・友達にしたい:桃太郎、唐瓜と茄子、ミキとマキ
桃太郎は、第一話でこそヤバイ人だったけど、その後はずっとかなりの常識人だったよね。白澤に対するツッコミ具合も好き。最後は薬の移動販売をすることになっててびっくり。
唐瓜と茄子は真面目な唐瓜と、自由な茄子のコンビ感が好き。
ミキとマキは、2人とも可愛くて、人間味もあって、アイドルとして努力してるとこが良い。
特に好きなのは上記の人(?)たちだけど、出てくるキャラみんなどこかしか好きだったな。
閻魔大王、芥子ちゃん、一子二子、などなど。
あ、檎(ゴン)は、あんまり好きではなかった(いつも借金ばかりしてだらしがないって思ってた)けど、最終巻では好感が持てた!
◯作者の江口夏実さん、すごい
この漫画はフィクションだけど、伝承とか歴史とかをきっと尋常じゃないくらい勉強されたんだなと思う。
勉強したことをもとに作ったであろう世界観の作りこみが緻密すぎる!
本当に地獄(や天国や外国の冥界)があるんじゃないかとすら思えてくる。
そしてもう1つすごいと思ったのは、この作者さんはアナログで描かれていること。
単行本の本編とは別の余白部分も読むのが楽しくて、そこで知った。
顔の描き分けや服装など細部まで描きこんであって、これ全部手書きなんだ!っておののいた。
先週、ネタバレなし編で1ページ読むのに時間がかかったと書きましたが、それがつまり、1ページ描くのもさぞ時間がかかっているのでは……と想像。まして手書きだし。
一応補足しておくと、アナログ>デジタルって思っているわけではないです。どちらも良さがあると思います。
でもこの漫画は今まで読んだ中で一番読むのに時間がかかったので、これを手書きしたっていうのがシンプルにすごいなと。
というわけで。
「鬼灯の冷徹」は、地獄っていう恐ろしいものをギャグテイストで魅せてくれた作品で、ふふっと絶妙に笑えるのがずっと続き、最終巻まですべて楽しく読むことができました。
さて、来週はお盆休み中なのでこのブログはお休みします。
次回は8/22更新予定です。良い夏期休暇を
本日はネタバレあり編です。
基本1話完結なので、あらすじは割愛しますね。
★ネタバレあり感想
好きなキャラ、作者さんについての順番で書きます。
〇好きなキャラ
・上司にしたい:鬼灯、葉鶏さん
2人とも、厳しいけれど、真面目に業務をこなして成果を出したら正当な評価をしてくれそう。
困ったときにはちゃんと相談のってくれそう。
葉鶏さんで好きなエピソードは、細かい文字で書かれた雑誌の見開き(ナマケモノのバンドの紹介)を速読してたところ。
・ビジュアル:お香さん、リリス
お香さん、イメージとしては、近所の便りになる綺麗なお姉さん。なのにしっかり鬼で、衆合地獄で働いてるし、蛇飼ってるっていうギャップも素敵。
リリスは直接関わり合いにはなりたくないけど端から見る分には楽しい。
・ペットにしたい:シロ、漢
シロは現世でも一般的なペットの代表格・犬だし、いわゆる愛されキャラだし、普通に飼いたい。
最終巻では柿助、ルリオとともに太山庁勤務に昇進が決まって良かったね。
漢は、初登場のときに「なんかやばい猫が出てきた……」っていう印象を持った記憶が。
だいぶ変わった人(猫)だけど、その独特さにヤミツキになって、次第に漢が出てくると嬉しかった。笑
女性に対して「レディ」って呼びかけるのが好き。あと、変なダンス。
・友達にしたい:桃太郎、唐瓜と茄子、ミキとマキ
桃太郎は、第一話でこそヤバイ人だったけど、その後はずっとかなりの常識人だったよね。白澤に対するツッコミ具合も好き。最後は薬の移動販売をすることになっててびっくり。
唐瓜と茄子は真面目な唐瓜と、自由な茄子のコンビ感が好き。
ミキとマキは、2人とも可愛くて、人間味もあって、アイドルとして努力してるとこが良い。
特に好きなのは上記の人(?)たちだけど、出てくるキャラみんなどこかしか好きだったな。
閻魔大王、芥子ちゃん、一子二子、などなど。
あ、檎(ゴン)は、あんまり好きではなかった(いつも借金ばかりしてだらしがないって思ってた)けど、最終巻では好感が持てた!
◯作者の江口夏実さん、すごい
この漫画はフィクションだけど、伝承とか歴史とかをきっと尋常じゃないくらい勉強されたんだなと思う。
勉強したことをもとに作ったであろう世界観の作りこみが緻密すぎる!
本当に地獄(や天国や外国の冥界)があるんじゃないかとすら思えてくる。
そしてもう1つすごいと思ったのは、この作者さんはアナログで描かれていること。
単行本の本編とは別の余白部分も読むのが楽しくて、そこで知った。
顔の描き分けや服装など細部まで描きこんであって、これ全部手書きなんだ!っておののいた。
先週、ネタバレなし編で1ページ読むのに時間がかかったと書きましたが、それがつまり、1ページ描くのもさぞ時間がかかっているのでは……と想像。まして手書きだし。
一応補足しておくと、アナログ>デジタルって思っているわけではないです。どちらも良さがあると思います。
でもこの漫画は今まで読んだ中で一番読むのに時間がかかったので、これを手書きしたっていうのがシンプルにすごいなと。
というわけで。
「鬼灯の冷徹」は、地獄っていう恐ろしいものをギャグテイストで魅せてくれた作品で、ふふっと絶妙に笑えるのがずっと続き、最終巻まですべて楽しく読むことができました。
さて、来週はお盆休み中なのでこのブログはお休みします。
次回は8/22更新予定です。良い夏期休暇を
2022年08月01日
鬼灯の冷徹/江口夏実/ネタバレなし
こんにちは!
本日は、江口夏実さんの「鬼灯の冷徹」(モーニング)を紹介します。
こちらは2011年から2020年まで連載されており、31巻で完結しています。
3年ほど前からちょこちょこレンタルし続け、ようやく最近読み終わったので紹介させてください
-----------------------
-----------------------
出典:「鬼灯の冷徹」コミックス1巻より
★あらすじ
舞台は地獄。主人公の鬼灯(ほおずき)は、閻魔(えんま)大王の第一補佐官(鬼灯曰く「官房長官みたいなもの」らしい)を務めている。
毎日仕事は忙しく、あちこちの部署から人材不足問題や財政問題などの相談を寄せられている。
第一話では、かの有名な桃太郎が登場。
天国の住民ではあるが、鬼退治をしたという過去の栄光を忘れられずに地獄に来て、鬼と戦いたいなどと発言をし、そこにやってきた鬼灯に喧嘩を売ろうとする。
桃太郎のお供である犬のシロ、猿の柿助、雉のルリオは戦いにノリ気ではないものの、鬼灯に口喧嘩を挑むがそれぞれ一蹴されてしまう。
桃太郎はついに鬼灯に剣を向けるが、金棒で即折られる。
その後、桃太郎は鬼灯に諭されて改心し、シロ、柿助、ルリオは不喜処地獄(ふきしょじごく。動物が活躍する)で働くことに、桃太郎は天国で芝刈りをすることになり、冒頭で問題となっていた人材不足も解消された。
★ネタバレなし感想
この物語を一言で言うと、「穏やかだけど笑える。それでいてちょっぴり怖い。」です。
鬼灯はほとんど表情が変わらず淡々としたしゃべり方で、そんな鬼灯のキャラクターが物語全体の雰囲気を作っているように感じられます。
一見感情の起伏が少ないように見える鬼灯ですが、ボケをかました登場人物に対してのツッコミの才能はあるし、人望もあるし、主人公として申し分ない人材だと思います。
また、鬼灯が静かな分、シロなど周りの登場人物のわちゃわちゃ具合が映えて面白いです。
魅力的な登場人物は、鬼灯やシロたち桃太郎ファミリーだけではなく、ほかにもたくさん出てきます。
例えば、鬼灯の上司である閻魔大王は、世間一般的なイメージではおどろおどろしいものがありますが、この漫画に出てくる閻魔大王はちょっと抜けてるおじさんという親しみやすいキャラクターです。
地獄以外にも、現世のポルターガイストや、外国人(EU地獄のサタン、エジプト冥界のアヌビス神・トト神など)、歴史上の登場人物(源義経、イザナギ、紫式部など)など挙げればキリがないほどの人(?)が登場します。
どれも魅力的で、読んでいて飽きません。小ネタも多くて笑えます。
ただ、舞台が地獄だということが常にベースになっていて、地獄に落ちた亡者を待ち受けるさまざまな処罰は恐ろしいし、愛らしい外見&キャラクターのシロも、仕事中は亡者をガブガブ噛んでいるギャップに驚きます。現世で悪いことはしないほうが良いですね……。
この漫画は基本1話完結(まれに2話連続同じテーマが続くこともあります)で、起承転結がきちっとしていて毎回オチが秀逸です。
第1話の桃太郎のエピソードなんかもそうですね。
ちなみに読むのに3年かかったのは、1ページあたりの書き込み量が多かったからです。
字も多いし、絵も細かくて読み応えが半端ない!
ので、1冊読むのに時間がかかりました。
時々2冊ずつレンタルしていたのですが、ある時5冊レンタルしたら、返却期限である1週間後の前日になんとかギリギリ読み終わり、読み返す時間がなく悔やまれました
というわけで少しずつ読んでいたら3年経っていました。
時間はかかってしまいましたが、大満足な作品でした。
では次回はネタバレあり編です。
本日は、江口夏実さんの「鬼灯の冷徹」(モーニング)を紹介します。
こちらは2011年から2020年まで連載されており、31巻で完結しています。
3年ほど前からちょこちょこレンタルし続け、ようやく最近読み終わったので紹介させてください
-----------------------
-----------------------
出典:「鬼灯の冷徹」コミックス1巻より
★あらすじ
舞台は地獄。主人公の鬼灯(ほおずき)は、閻魔(えんま)大王の第一補佐官(鬼灯曰く「官房長官みたいなもの」らしい)を務めている。
毎日仕事は忙しく、あちこちの部署から人材不足問題や財政問題などの相談を寄せられている。
第一話では、かの有名な桃太郎が登場。
天国の住民ではあるが、鬼退治をしたという過去の栄光を忘れられずに地獄に来て、鬼と戦いたいなどと発言をし、そこにやってきた鬼灯に喧嘩を売ろうとする。
桃太郎のお供である犬のシロ、猿の柿助、雉のルリオは戦いにノリ気ではないものの、鬼灯に口喧嘩を挑むがそれぞれ一蹴されてしまう。
桃太郎はついに鬼灯に剣を向けるが、金棒で即折られる。
その後、桃太郎は鬼灯に諭されて改心し、シロ、柿助、ルリオは不喜処地獄(ふきしょじごく。動物が活躍する)で働くことに、桃太郎は天国で芝刈りをすることになり、冒頭で問題となっていた人材不足も解消された。
★ネタバレなし感想
この物語を一言で言うと、「穏やかだけど笑える。それでいてちょっぴり怖い。」です。
鬼灯はほとんど表情が変わらず淡々としたしゃべり方で、そんな鬼灯のキャラクターが物語全体の雰囲気を作っているように感じられます。
一見感情の起伏が少ないように見える鬼灯ですが、ボケをかました登場人物に対してのツッコミの才能はあるし、人望もあるし、主人公として申し分ない人材だと思います。
また、鬼灯が静かな分、シロなど周りの登場人物のわちゃわちゃ具合が映えて面白いです。
魅力的な登場人物は、鬼灯やシロたち桃太郎ファミリーだけではなく、ほかにもたくさん出てきます。
例えば、鬼灯の上司である閻魔大王は、世間一般的なイメージではおどろおどろしいものがありますが、この漫画に出てくる閻魔大王はちょっと抜けてるおじさんという親しみやすいキャラクターです。
地獄以外にも、現世のポルターガイストや、外国人(EU地獄のサタン、エジプト冥界のアヌビス神・トト神など)、歴史上の登場人物(源義経、イザナギ、紫式部など)など挙げればキリがないほどの人(?)が登場します。
どれも魅力的で、読んでいて飽きません。小ネタも多くて笑えます。
ただ、舞台が地獄だということが常にベースになっていて、地獄に落ちた亡者を待ち受けるさまざまな処罰は恐ろしいし、愛らしい外見&キャラクターのシロも、仕事中は亡者をガブガブ噛んでいるギャップに驚きます。現世で悪いことはしないほうが良いですね……。
この漫画は基本1話完結(まれに2話連続同じテーマが続くこともあります)で、起承転結がきちっとしていて毎回オチが秀逸です。
第1話の桃太郎のエピソードなんかもそうですね。
ちなみに読むのに3年かかったのは、1ページあたりの書き込み量が多かったからです。
字も多いし、絵も細かくて読み応えが半端ない!
ので、1冊読むのに時間がかかりました。
時々2冊ずつレンタルしていたのですが、ある時5冊レンタルしたら、返却期限である1週間後の前日になんとかギリギリ読み終わり、読み返す時間がなく悔やまれました
というわけで少しずつ読んでいたら3年経っていました。
時間はかかってしまいましたが、大満足な作品でした。
では次回はネタバレあり編です。
2022年07月25日
半年間の記事まとめ
こんにちは!
今年の1/27に2年近く放置していたこのブログを再開し、半年が経とうとしています。
本日は、この半年間に紹介した作品をまとめてみました。
投稿する際に、その作品の掲載雑誌をもとに「少年漫画」「青年漫画」「少女漫画」「女性向け」とカテゴリ分けはしていますが、さらに内容に沿って分けてみました。
文字量が少ないという理由で、放置前(2019年)にネタバレなしを書いてある作品は含まれていません。
追記したら放置前に書いたものだけでまとめてみようと思います。
※リンク先はネタバレなし編です。
★ザ・王道少年漫画が読みたい
SPY×FAMILY
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/59/0?1658105342
鬼滅の刃
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/40/0?1658541444
東京卍リベンジャーズ
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/53/0?1658105342
葬送のフリーレン
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/49/0?1658105342
★ダークファンタジーの世界に行きたい
ファイアパンチ
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/63/0?1658105342
チェンソーマン
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/32/0?1658541444
★胸キュン!したい
ハコイリのムスメ
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/88/0?1658105174
キス、絶交、キス ボクらの場合
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/64/0?1658105342
ママレード・ボーイ
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/35/0
★リアルでドロドロ!?大人な恋愛を覗きたい
失恋ショコラティエ
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/57/0?1658105342
liar
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/38/0?1658541685
来世ではちゃんとします
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/47/0?1658105342
1122
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/61/0?1658105342
★肩の力を抜いてゆるりと楽しみたい
ゴリラ女子高生
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/78/0?1657772185
姫様“拷問”の時間です
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/44/0?1658105342
ごほうびごはん
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/83/0?1658105174
★明日もお仕事!気合入れたい
左ききのエレン
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/85/0?1658105174
★汗を流す青春がしたい
ちはやふる
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/72/0?1658105174
★頭脳戦にハラハラしたい
マイホームヒーロー
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/55/0?1658105342
ミステリと言う勿れ
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/80/0?1658105174
★動物が主人公の作品が読みたい
BEAST COMPLEX
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/70/0?1658105174
★意外な展開に驚きたい
さよなら絵梨
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/66/0?1658105174
珈琲いかがでしょう
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/28/0?1658541444
SANDA
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/74/0?1658105174
このブログではたまに小説も紹介していました。
5つ紹介したので、改めて。
★未来へ過去へ大忙しな元祖SF作品
夏への扉
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/82/0?1658105174
★江戸時代に行った気分に
時雨のあと
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/68/0?1658105174
★ピュアラブストーリー
デビクロくんの恋と魔法
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/52/0?1658105342
★ほっこり!家族っていいな
スイート・ホーム
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/46/0?1658105342
★ロイヤル、パニック、サクセス、ラブストーリー(by中田敦彦さん)
源氏物語
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/30/0?1658541444
以上、この半年間で紹介した漫画と小説のまとめでした。
興味を持っていただけたら嬉しいです♪
こうやって半年ごとにまとめるの、自分としてもいいかも……!
また半年後にまとめます!
来週はまた漫画紹介に戻ります。
今年の1/27に2年近く放置していたこのブログを再開し、半年が経とうとしています。
本日は、この半年間に紹介した作品をまとめてみました。
投稿する際に、その作品の掲載雑誌をもとに「少年漫画」「青年漫画」「少女漫画」「女性向け」とカテゴリ分けはしていますが、さらに内容に沿って分けてみました。
文字量が少ないという理由で、放置前(2019年)にネタバレなしを書いてある作品は含まれていません。
追記したら放置前に書いたものだけでまとめてみようと思います。
※リンク先はネタバレなし編です。
★ザ・王道少年漫画が読みたい
SPY×FAMILY
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/59/0?1658105342
鬼滅の刃
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/40/0?1658541444
東京卍リベンジャーズ
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/53/0?1658105342
葬送のフリーレン
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/49/0?1658105342
★ダークファンタジーの世界に行きたい
ファイアパンチ
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/63/0?1658105342
チェンソーマン
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/32/0?1658541444
★胸キュン!したい
ハコイリのムスメ
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/88/0?1658105174
キス、絶交、キス ボクらの場合
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/64/0?1658105342
ママレード・ボーイ
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/35/0
★リアルでドロドロ!?大人な恋愛を覗きたい
失恋ショコラティエ
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/57/0?1658105342
liar
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/38/0?1658541685
来世ではちゃんとします
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/47/0?1658105342
1122
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/61/0?1658105342
★肩の力を抜いてゆるりと楽しみたい
ゴリラ女子高生
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/78/0?1657772185
姫様“拷問”の時間です
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/44/0?1658105342
ごほうびごはん
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/83/0?1658105174
★明日もお仕事!気合入れたい
左ききのエレン
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/85/0?1658105174
★汗を流す青春がしたい
ちはやふる
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/72/0?1658105174
★頭脳戦にハラハラしたい
マイホームヒーロー
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/55/0?1658105342
ミステリと言う勿れ
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/80/0?1658105174
★動物が主人公の作品が読みたい
BEAST COMPLEX
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/70/0?1658105174
★意外な展開に驚きたい
さよなら絵梨
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/66/0?1658105174
珈琲いかがでしょう
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/28/0?1658541444
SANDA
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/74/0?1658105174
このブログではたまに小説も紹介していました。
5つ紹介したので、改めて。
★未来へ過去へ大忙しな元祖SF作品
夏への扉
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/82/0?1658105174
★江戸時代に行った気分に
時雨のあと
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/68/0?1658105174
★ピュアラブストーリー
デビクロくんの恋と魔法
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/52/0?1658105342
★ほっこり!家族っていいな
スイート・ホーム
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/46/0?1658105342
★ロイヤル、パニック、サクセス、ラブストーリー(by中田敦彦さん)
源氏物語
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/30/0?1658541444
以上、この半年間で紹介した漫画と小説のまとめでした。
興味を持っていただけたら嬉しいです♪
こうやって半年ごとにまとめるの、自分としてもいいかも……!
また半年後にまとめます!
来週はまた漫画紹介に戻ります。
2022年07月18日
ゴリラ女子高生/大友しゅうま/39〜44話(完結)までのネタバレあり
こんにちは!
本日は、先日最終回を迎えた、「ゴリラ女子高生」の続きです。
★ネタバレなし
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/78/0?1657772185
★38話までのネタバレあり
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/79/0?1657772185
★完結までのあらすじ
40話から文化祭の話になり、ゴリと萌はミスコンに出場し、優勝したほうが桜井に告白できる権利を得ることになった。
ミスコンは接戦になったが、優勝は萌。萌は桜井に告白するも、桜井はゴリのことが好きだと言い、それをゴリに伝えると決意した。
その頃ゴリは、男子生徒にゴリラ呼ばわりされ(実際ゴリラだけど)、落ち込んでいた。
だが、萌に「ゴリちゃんはそれ以前に女子高生でしょ」と背中を押され、桜井に気持ちを伝えることになった。
そして、ゴリと桜井はついに両想いに。
時は流れ、10年後、同窓会の場面。ゴリと桜井は結婚しており子どももいて、萌はOLになっていた。
ぱっとしない日々に元気のない萌に、高校のときからずっと萌のことを好きだった一文字が花火を打ち上げ、2人は付き合うことになった。
★ネタバレあり感想
ラストスパートのあらすじを書いてると、普通の恋愛漫画に思えてくる……おかしいな。
あらすじで「ミスコンは接戦になったが、優勝は萌」とサラッと書いたけど、これもだいぶ濃かったよね。
まずゴリの歌唱シーンでは声量が大きすぎてスピーカーが爆発する事故が起きたし、音楽が途切れたから歌えなくなったゴリを応援するために萌がリズムをとって、それが盛り上がって2人で激しいダンスにヒートアップ。
ダンスは観客をも巻き込み、その熱量で体育館が爆発。
優勝した萌へのファンサービスを求める男子生徒たちがゾンビのような状態になって萌を追いかけまわし、当初は萌を守ろうとした一文字もゾンビ状態に。
「萌に「ゴリちゃんはそれ以前に女子高生でしょ」と背中を押され」のシーンも、ただの会話シーンじゃなくて、学校の壁を突き破って校舎の外に着地するまでの間に行われた会話だしね。
サラッと済ましたけど、本当はサラッと済ませられない内容でした。
絵もいちいち面白いし。
失恋した萌はこの漫画における「敗者」だけど、10年後は萌ちゃんが全部持っていったと言っても過言じゃなかった。
一文字君も何気にMVPでは!?雰囲気作るために花火打ち上げるなんてやるなぁ。
そんでもってラストは、ゴリが女子高生時代にしていたヘアピンを萌が自分の髪にさして、自撮りしようと言って終わるの良い!2人の友情に乾杯
こうやって書いてて思った。ゴリラ女子高生はジャンル分けするとギャグ漫画だけど、「努力・友情・勝利」っていうジャンプ漫画の三大原則にのっとった、超王道ジャンプ漫画なんじゃないの!?
あ、「努力」は可愛くなるための努力ね!この努力もなかなかのツッコミどころだった。
アニメ化しても全然不思議じゃないけど、これ、インディーズなんだよね。
まずは単行本化してほしいな。そして作者さんは続編を描いてほしいな〜
という願望で締めくくります。
次回は、この半年間で紹介した作品をまとめようと思います!
本日は、先日最終回を迎えた、「ゴリラ女子高生」の続きです。
★ネタバレなし
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/78/0?1657772185
★38話までのネタバレあり
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/79/0?1657772185
★完結までのあらすじ
40話から文化祭の話になり、ゴリと萌はミスコンに出場し、優勝したほうが桜井に告白できる権利を得ることになった。
ミスコンは接戦になったが、優勝は萌。萌は桜井に告白するも、桜井はゴリのことが好きだと言い、それをゴリに伝えると決意した。
その頃ゴリは、男子生徒にゴリラ呼ばわりされ(実際ゴリラだけど)、落ち込んでいた。
だが、萌に「ゴリちゃんはそれ以前に女子高生でしょ」と背中を押され、桜井に気持ちを伝えることになった。
そして、ゴリと桜井はついに両想いに。
時は流れ、10年後、同窓会の場面。ゴリと桜井は結婚しており子どももいて、萌はOLになっていた。
ぱっとしない日々に元気のない萌に、高校のときからずっと萌のことを好きだった一文字が花火を打ち上げ、2人は付き合うことになった。
★ネタバレあり感想
ラストスパートのあらすじを書いてると、普通の恋愛漫画に思えてくる……おかしいな。
あらすじで「ミスコンは接戦になったが、優勝は萌」とサラッと書いたけど、これもだいぶ濃かったよね。
まずゴリの歌唱シーンでは声量が大きすぎてスピーカーが爆発する事故が起きたし、音楽が途切れたから歌えなくなったゴリを応援するために萌がリズムをとって、それが盛り上がって2人で激しいダンスにヒートアップ。
ダンスは観客をも巻き込み、その熱量で体育館が爆発。
優勝した萌へのファンサービスを求める男子生徒たちがゾンビのような状態になって萌を追いかけまわし、当初は萌を守ろうとした一文字もゾンビ状態に。
「萌に「ゴリちゃんはそれ以前に女子高生でしょ」と背中を押され」のシーンも、ただの会話シーンじゃなくて、学校の壁を突き破って校舎の外に着地するまでの間に行われた会話だしね。
サラッと済ましたけど、本当はサラッと済ませられない内容でした。
絵もいちいち面白いし。
失恋した萌はこの漫画における「敗者」だけど、10年後は萌ちゃんが全部持っていったと言っても過言じゃなかった。
一文字君も何気にMVPでは!?雰囲気作るために花火打ち上げるなんてやるなぁ。
そんでもってラストは、ゴリが女子高生時代にしていたヘアピンを萌が自分の髪にさして、自撮りしようと言って終わるの良い!2人の友情に乾杯
こうやって書いてて思った。ゴリラ女子高生はジャンル分けするとギャグ漫画だけど、「努力・友情・勝利」っていうジャンプ漫画の三大原則にのっとった、超王道ジャンプ漫画なんじゃないの!?
あ、「努力」は可愛くなるための努力ね!この努力もなかなかのツッコミどころだった。
アニメ化しても全然不思議じゃないけど、これ、インディーズなんだよね。
まずは単行本化してほしいな。そして作者さんは続編を描いてほしいな〜
という願望で締めくくります。
次回は、この半年間で紹介した作品をまとめようと思います!
2022年07月11日
ハコイリのムスメ/池谷理香子/13巻(完結)までのネタバレあり
こんにちは!
本日はネタバレあり編です。
★完結までのあらすじ
(ネタバレなし編の続き)上京後、一緒に生活していくうちにお互いのことを好きになり、本当の恋人同士になる。
婚約時の条件通り、大学卒業後は紀之は珠子の祖父の会社を継ぐ予定だったが、紀之にはジャーナリストになりたいという夢ができた。
紀之は、婚約時の条件を破ることにはなるが、自分のやりたい仕事も珠子との関係もどちらも守りたいという考えに至った。
だが、珠子はそんなうまくいくとは考えておらず、お互いの将来のことを考え、別れを提案した。
破局後、大学をしてからは珠子は実家に戻りキッチンカーの仕事を、紀之は世界を旅して動画配信をする生活をしていた。
祖父は珠子の結婚相手を探すが見つからず、紀之以外にふさわしい相手がいないことに気がつく。
会社は祖父の部下が継ぐことになり、祖父は紀之に、会社に縛られず好きな仕事をしていいから珠子と結婚してくれと話し、まだお互いのことが好きな2人は本当に結婚することになった。
★ネタバレあり感想
最終巻泣いた〜!!
最終巻の前の巻で、これ、珠子、別れ切り出すフラグなんじゃないかって思ってたらやっぱり切り出したね。
私冷静だから、と言いつつホテルを出たら泣いてしまう珠子。
マンションに戻って部屋が異様に綺麗なことに気がつき、珠子はここには戻ってこないつもりで最後の掃除をしたことを悟り泣いてしまう紀之。
お互い好きなのに別れるなんて辛すぎ。
珠子が実家に帰り祖父に別れを報告した当初、祖父は津川家との縁を切りそうな勢いだったけれど、最終的には紀之の弟、ヒロを不憫に思い津川家との縁は切らないことを決めた。
ここがおじいちゃんの活躍その1。
その2はもちろん最後に祖父が紀之にプロポーズ(笑)をしたところだね!
きっとなんやかんやでヨリを戻してハッピーエンドになるんじゃないかなという予想はしてたけど、このヨリの戻し方は想像してなかった。
想像してなかったことと言えば、珠子のキッチンカーと紀之の動画配信。
珠子がファミレスでバイトしてたとき、お客さんに丁寧な接客を褒めてもらってたシーンがあって、あれはキッチンカーをやるフラグだったんだね。
そもそも珠子は料理上手だから、いずれにせよ飲食関係の仕事するのかなって思ってたけど。
(ファミレスといえば、緑田やばかったね〜〜。ああいう人リアルにいそうで怖いな。
ネックレスが台無しになったのは残念だった。)
で、紀之は紀之はジャーナリストへの足掛かりとして動画配信を始めるっていうのが意外だった!
なんて現代的!
質問に答えますのコーナーで、彼女の作ってくれるひじきの煮物が好きって言ってたのが嬉しくも切ない気持ちになった。
珠子は誰に知らされるでもなく、偶然紀之の動画チャンネルに行きついて、「ひじきの煮物」っていう単語を聞いたんだよね。
こんなん一生好きなままでいちゃうじゃん。
でも結果結婚できて一安心でした。「恋愛と家族」、何も失うこともなく締めくくられて良かった。
番外編では祖父の過去への後悔と、珠子の出産が描かれてたね。こっちも良かった。
皆さん末永くお幸せに!
子育て編とかも出たらいいのにな〜
赤ちゃんにメロメロな紀之見たい。笑
本日はネタバレあり編です。
★完結までのあらすじ
(ネタバレなし編の続き)上京後、一緒に生活していくうちにお互いのことを好きになり、本当の恋人同士になる。
婚約時の条件通り、大学卒業後は紀之は珠子の祖父の会社を継ぐ予定だったが、紀之にはジャーナリストになりたいという夢ができた。
紀之は、婚約時の条件を破ることにはなるが、自分のやりたい仕事も珠子との関係もどちらも守りたいという考えに至った。
だが、珠子はそんなうまくいくとは考えておらず、お互いの将来のことを考え、別れを提案した。
破局後、大学をしてからは珠子は実家に戻りキッチンカーの仕事を、紀之は世界を旅して動画配信をする生活をしていた。
祖父は珠子の結婚相手を探すが見つからず、紀之以外にふさわしい相手がいないことに気がつく。
会社は祖父の部下が継ぐことになり、祖父は紀之に、会社に縛られず好きな仕事をしていいから珠子と結婚してくれと話し、まだお互いのことが好きな2人は本当に結婚することになった。
★ネタバレあり感想
最終巻泣いた〜!!
最終巻の前の巻で、これ、珠子、別れ切り出すフラグなんじゃないかって思ってたらやっぱり切り出したね。
私冷静だから、と言いつつホテルを出たら泣いてしまう珠子。
マンションに戻って部屋が異様に綺麗なことに気がつき、珠子はここには戻ってこないつもりで最後の掃除をしたことを悟り泣いてしまう紀之。
お互い好きなのに別れるなんて辛すぎ。
珠子が実家に帰り祖父に別れを報告した当初、祖父は津川家との縁を切りそうな勢いだったけれど、最終的には紀之の弟、ヒロを不憫に思い津川家との縁は切らないことを決めた。
ここがおじいちゃんの活躍その1。
その2はもちろん最後に祖父が紀之にプロポーズ(笑)をしたところだね!
きっとなんやかんやでヨリを戻してハッピーエンドになるんじゃないかなという予想はしてたけど、このヨリの戻し方は想像してなかった。
想像してなかったことと言えば、珠子のキッチンカーと紀之の動画配信。
珠子がファミレスでバイトしてたとき、お客さんに丁寧な接客を褒めてもらってたシーンがあって、あれはキッチンカーをやるフラグだったんだね。
そもそも珠子は料理上手だから、いずれにせよ飲食関係の仕事するのかなって思ってたけど。
(ファミレスといえば、緑田やばかったね〜〜。ああいう人リアルにいそうで怖いな。
ネックレスが台無しになったのは残念だった。)
で、紀之は紀之はジャーナリストへの足掛かりとして動画配信を始めるっていうのが意外だった!
なんて現代的!
質問に答えますのコーナーで、彼女の作ってくれるひじきの煮物が好きって言ってたのが嬉しくも切ない気持ちになった。
珠子は誰に知らされるでもなく、偶然紀之の動画チャンネルに行きついて、「ひじきの煮物」っていう単語を聞いたんだよね。
こんなん一生好きなままでいちゃうじゃん。
でも結果結婚できて一安心でした。「恋愛と家族」、何も失うこともなく締めくくられて良かった。
番外編では祖父の過去への後悔と、珠子の出産が描かれてたね。こっちも良かった。
皆さん末永くお幸せに!
子育て編とかも出たらいいのにな〜
赤ちゃんにメロメロな紀之見たい。笑
2022年07月04日
ハコイリのムスメ/池谷理香子/ネタバレなし
こんにちは!
本日は、池谷理香子さんの「ハコイリのムスメ」(Cookie)を紹介します。
池谷理香子さんの作品は、過去記事に紹介した「シックスハーフ」もおすすめです。
★シックスハーフの記事はこちらから↓
ネタバレなし
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/12/0?1656829001
ネタバレあり
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/13/0?1657438356
コロナ前に書いた記事。文字量少なかったので、7/8に少し書き足しました。
-----------------------
出典:「ハコイリのムスメ」コミックス1巻より
-----------------------
★あらすじ
主人公は祖父は不動産会社を経営するお嬢様、園田珠子(そのだ たまこ)。
東京の大学に進学したいと思うが、祖父に反対されていた。
そんなとき、仕出し屋の夫妻が祖父に借金を申し込みに来ており、一緒に来ていた息子、津川紀之(つがわ のりゆき)と出会う。
珠子が紀之のことを好きと勘違いした祖父や母により、仕出し屋を金銭的に助ける代わりに珠子と紀之は婚約し、将来は紀之が珠子の祖父の会社を継ぐことが決まった。
珠子は祖父に「紀之が目指す大学と同じ大学に受かれば東京に行ける」という条件を出され、無事合格。
お互いに恋愛感情のない2人は、家族の前では婚約したふりをして、上京するのだった。
★ネタバレなし感想
この作者さんの作品はどれも面白く、こちらも期待感ありありで読み始めました。
過去に紹介した「シックスハーフ」のほかに、「微糖ロリポップ」(こちらもいずれ紹介したいと思います)も好きな作品で、この「ハコイリのムスメ」も、もちろん当たりでした!
珠子は天真爛漫で明るいお嬢様。紀之は超絶イケメンだけど性格はクールで言いたいことはなんでも言う。
そんな正反対な性格な2人は、偽装婚約ということで、大学生活が終わったら珠子から紀之を振るという予定で、東京でいきなり共同生活を始めます。
最初は、珠子の若干世間知らずな言動や、紀之の歯に衣着せぬ物言いにハラハラすることもありますが、裏を返せば珠子はピュアで、紀之は正直な性格なんだなと話が進むにつれて思えてきました。
だから、一見相性が悪そうな2人でも温かい目で見守っていられる気持ちになります。
2人の関係性の変化にも注目です。
そして、少女漫画の王道テーマといえば恋愛ですが、この漫画では恋愛だけでなく家族もテーマになっています。
家族も、というか「恋愛と家族」の2大テーマですね。
たまに「家族どこ??」となるような漫画もありますが、実際生きていくうえで家族は切っても切り離せない関係です。
そこに真正面から向き合った作品と言えます。
超お金持ち、偽装婚約、と一見現実的ではないおとぎ話のような設定ですが、おとぎ話はおとぎ話でも、現実的で人間味のあるストーリーです。
13巻完結でほどよい長さなのでぜひご一読を。
では次回はネタバレあり編です!
本日は、池谷理香子さんの「ハコイリのムスメ」(Cookie)を紹介します。
池谷理香子さんの作品は、過去記事に紹介した「シックスハーフ」もおすすめです。
★シックスハーフの記事はこちらから↓
ネタバレなし
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/12/0?1656829001
ネタバレあり
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/13/0?1657438356
コロナ前に書いた記事。文字量少なかったので、7/8に少し書き足しました。
-----------------------
出典:「ハコイリのムスメ」コミックス1巻より
-----------------------
★あらすじ
主人公は祖父は不動産会社を経営するお嬢様、園田珠子(そのだ たまこ)。
東京の大学に進学したいと思うが、祖父に反対されていた。
そんなとき、仕出し屋の夫妻が祖父に借金を申し込みに来ており、一緒に来ていた息子、津川紀之(つがわ のりゆき)と出会う。
珠子が紀之のことを好きと勘違いした祖父や母により、仕出し屋を金銭的に助ける代わりに珠子と紀之は婚約し、将来は紀之が珠子の祖父の会社を継ぐことが決まった。
珠子は祖父に「紀之が目指す大学と同じ大学に受かれば東京に行ける」という条件を出され、無事合格。
お互いに恋愛感情のない2人は、家族の前では婚約したふりをして、上京するのだった。
★ネタバレなし感想
この作者さんの作品はどれも面白く、こちらも期待感ありありで読み始めました。
過去に紹介した「シックスハーフ」のほかに、「微糖ロリポップ」(こちらもいずれ紹介したいと思います)も好きな作品で、この「ハコイリのムスメ」も、もちろん当たりでした!
珠子は天真爛漫で明るいお嬢様。紀之は超絶イケメンだけど性格はクールで言いたいことはなんでも言う。
そんな正反対な性格な2人は、偽装婚約ということで、大学生活が終わったら珠子から紀之を振るという予定で、東京でいきなり共同生活を始めます。
最初は、珠子の若干世間知らずな言動や、紀之の歯に衣着せぬ物言いにハラハラすることもありますが、裏を返せば珠子はピュアで、紀之は正直な性格なんだなと話が進むにつれて思えてきました。
だから、一見相性が悪そうな2人でも温かい目で見守っていられる気持ちになります。
2人の関係性の変化にも注目です。
そして、少女漫画の王道テーマといえば恋愛ですが、この漫画では恋愛だけでなく家族もテーマになっています。
家族も、というか「恋愛と家族」の2大テーマですね。
たまに「家族どこ??」となるような漫画もありますが、実際生きていくうえで家族は切っても切り離せない関係です。
そこに真正面から向き合った作品と言えます。
超お金持ち、偽装婚約、と一見現実的ではないおとぎ話のような設定ですが、おとぎ話はおとぎ話でも、現実的で人間味のあるストーリーです。
13巻完結でほどよい長さなのでぜひご一読を。
では次回はネタバレあり編です!
2022年06月27日
ファイアパンチ/藤本タツキ/8巻(完結)までのネタバレあり
こんにちは!
以前1巻のみ紹介した「ファイアパンチ」を完結まで読みましたので、続きの紹介と感想を書きます。
★「ファイアパンチ」1巻のあらすじ、ネタバレなし感想、途中からネタバレあり感想の記事はこちらから↓
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/63/0?1656244368
★完結までのざっくりあらすじ
あらすじを書けと言われて(言われてないけど)ここまで困った漫画はなかった。8巻完結で短いから簡潔にまとめられると思ったけど、無理でした。。
とりあえずかいつまんで。
・トガタはネネトをアシスタントにして、アグニを主人公とした映画を撮る。
・アグニはトガタが生きている間はドマに会っても殺さなかったけど、トガタが自分の炎で自殺したあとはドマを殺す。
・アグニは木になっているユダを殴り殺し、次にユダが目が覚めたときはユダとしての記憶がなくなっていたので、アグニはユダをルナと呼び、自分のことを兄だと教える。
・ドマが育てていた娘たちとルナと10年近く生活することになり、平穏な日々を送っていたが、サン率いるアグニ教と戦うことに。
・サン死亡、ユダは再び木になり地球を暖めることになる。
・アグニはサンが死んで悲しむネネトのために、サンと名乗り生きていく。
からの、ユダ、宇宙行ったわ……。
数千万年たって、地球もとっくの昔になくなって、ずっと無の状態を生きる苦痛なのかと思っていた矢先、漂っていたアグニと再会。お互いに記憶はなく、名前を紹介し合う。
アグニは「サン」、ユダは「ルナ」と名乗り、2人は眠った。
★以下、ネタバレあり感想
1巻だけの自分の記事を読み直して、思った。私、結末の予想が全くできてなかったけど、ぼんやりと、「アグニの復讐の物語なのかな?ドマがラスボス?そんでもって結局は殺さないのかな」くらいに思ってた。
なんて甘っちょろい予想だったんでしょう。
でも、これは誰も予想できなかった結末なのでは。
トガタは死ぬし、ドマは別にラスボスじゃないし、アグニは結局殺すし、子どもの頃は可愛かったサンがアグニに狂信的になっててヤバいし、私ひたすら混乱。
過去記事でサンについて、「電気の能力を使って困難を切り抜けていくんだろうか」なんてことを書いていますが切り抜けていくなんてもんじゃなかったね。
町破壊するレベルだった。
トガタ、また出てこないかなと期待してたけど、生き返ることはなく残念。でも、最終回の前の回で、アグニがトガタの撮った映画を見ている中に少し映ってて懐かしい気持ちになった。
アグニがトガタを思い出せないこと、というかそもそも主に映っているのが自分だということに気がついていないのは寂しかったけど。
最後、アグニ、ユダがそれぞれ「サン」「ルナ」と本来とは別の名前を名乗ったのは、太陽と月を表しているのかな?
それで演じたままの自分で死ぬのも意味があることなんだろうね。
……浅い感想しか書けないのが辛い。
そして映画館へ。
以前、トガタが「人は死んだら映画館に行く」と言っていて、当時はピンと来なかったけど、アグニとユダが楽しそうに映画館にいて、ほっとした。
ずっと苦しかった日々(日々どころじゃない)からようやく解放されたんだね。
「ハッピーエンド」という言葉でくくっていいのか疑問だけど、良い終わり方だったと思う。
1巻終了時からは予想できないほど壮大な話だった。
もしかしたら万人受けする漫画ではないかもしれないけど、私は好きだったな。
さて、藤本タツキさんと言えば、もうすぐチェンソーマンの第二部が始まるね!!
楽しみすぎる
以前1巻のみ紹介した「ファイアパンチ」を完結まで読みましたので、続きの紹介と感想を書きます。
★「ファイアパンチ」1巻のあらすじ、ネタバレなし感想、途中からネタバレあり感想の記事はこちらから↓
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/63/0?1656244368
★完結までのざっくりあらすじ
あらすじを書けと言われて(言われてないけど)ここまで困った漫画はなかった。8巻完結で短いから簡潔にまとめられると思ったけど、無理でした。。
とりあえずかいつまんで。
・トガタはネネトをアシスタントにして、アグニを主人公とした映画を撮る。
・アグニはトガタが生きている間はドマに会っても殺さなかったけど、トガタが自分の炎で自殺したあとはドマを殺す。
・アグニは木になっているユダを殴り殺し、次にユダが目が覚めたときはユダとしての記憶がなくなっていたので、アグニはユダをルナと呼び、自分のことを兄だと教える。
・ドマが育てていた娘たちとルナと10年近く生活することになり、平穏な日々を送っていたが、サン率いるアグニ教と戦うことに。
・サン死亡、ユダは再び木になり地球を暖めることになる。
・アグニはサンが死んで悲しむネネトのために、サンと名乗り生きていく。
からの、ユダ、宇宙行ったわ……。
数千万年たって、地球もとっくの昔になくなって、ずっと無の状態を生きる苦痛なのかと思っていた矢先、漂っていたアグニと再会。お互いに記憶はなく、名前を紹介し合う。
アグニは「サン」、ユダは「ルナ」と名乗り、2人は眠った。
★以下、ネタバレあり感想
1巻だけの自分の記事を読み直して、思った。私、結末の予想が全くできてなかったけど、ぼんやりと、「アグニの復讐の物語なのかな?ドマがラスボス?そんでもって結局は殺さないのかな」くらいに思ってた。
なんて甘っちょろい予想だったんでしょう。
でも、これは誰も予想できなかった結末なのでは。
トガタは死ぬし、ドマは別にラスボスじゃないし、アグニは結局殺すし、子どもの頃は可愛かったサンがアグニに狂信的になっててヤバいし、私ひたすら混乱。
過去記事でサンについて、「電気の能力を使って困難を切り抜けていくんだろうか」なんてことを書いていますが切り抜けていくなんてもんじゃなかったね。
町破壊するレベルだった。
トガタ、また出てこないかなと期待してたけど、生き返ることはなく残念。でも、最終回の前の回で、アグニがトガタの撮った映画を見ている中に少し映ってて懐かしい気持ちになった。
アグニがトガタを思い出せないこと、というかそもそも主に映っているのが自分だということに気がついていないのは寂しかったけど。
最後、アグニ、ユダがそれぞれ「サン」「ルナ」と本来とは別の名前を名乗ったのは、太陽と月を表しているのかな?
それで演じたままの自分で死ぬのも意味があることなんだろうね。
……浅い感想しか書けないのが辛い。
そして映画館へ。
以前、トガタが「人は死んだら映画館に行く」と言っていて、当時はピンと来なかったけど、アグニとユダが楽しそうに映画館にいて、ほっとした。
ずっと苦しかった日々(日々どころじゃない)からようやく解放されたんだね。
「ハッピーエンド」という言葉でくくっていいのか疑問だけど、良い終わり方だったと思う。
1巻終了時からは予想できないほど壮大な話だった。
もしかしたら万人受けする漫画ではないかもしれないけど、私は好きだったな。
さて、藤本タツキさんと言えば、もうすぐチェンソーマンの第二部が始まるね!!
楽しみすぎる