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2022年02月09日

ママレード・ボーイ/吉住渉/ネタバレなし

こんにちは。久しぶりに少女漫画を紹介します。
今回は、吉住渉さんの「ママレード・ボーイ」(りぼん)です。
これは1992年〜1995年に連載された、約30年前の漫画で、当時アニメ化、2018年には実写映画化されました。

★あらすじ
主人公の光希(みき)は、高校1年生。ある日両親に離婚することになったと告げられる。お互いに愛情はなくなったわけではないが、恋というより友情的な愛で、さらには旅行先で出会った夫婦にそれぞれが恋をして、パートナーを交換する形で再婚するとのことだった。交換相手の夫婦にも光希と同い年の息子がいて、名前は遊(ゆう)と言う。光希、遊、元の両親、新しい両親の合計6人での同居生活が始まった。

★ネタバレなし感想
今思うとなんて衝撃的な第一話なんでしょう……。
ぶっ飛び過ぎてる。主人公もドン引きしてましたし。でもこれが全ての始まりなのでここで文句言ってたら読めないですね。

ママレード・ボーイは私が幼児の頃、アニメでうっすら見た記憶があり、有名なオープニング「♪だ、け、ど、気になる〜」のフレーズも頭に残っていました。
漫画も小学生に入ってなぜか1冊だけ(しかも中途半端に3巻目だけ)買った記憶があります。でも当時は内容についてよくわかっていませんでした。なんでこの人はここでこんな気持ちになったんだ?とか、このセリフの意味って?とか思っていた気がします。

でも昨年末、たまたま全巻(8巻)読む機会がありました。
最初は懐かしさに浸りたくて読み始めましたが、さくさく進んで1、2日で全巻読めました!
大人になってから読むと、子どもの頃にはわからなかった部分もわかるしかなり読みやすかったです。(そもそも「りぼん」は小〜中学生向けなので大人ならそりゃ読みやすいか)

常にハラハラ、バトルが熱い少年漫画や、ドロドロでリアルな人間関係、でも面白い大人女性向け漫画も好きだけど、忘れていたピュアさやときめきを提供してくれる少女漫画も捨てがたい!
と改めて感じました。私にとっては少女漫画は漫画界のデトックス的な存在なのかもしれません。
血も流れないし、性描写もないし、安心して読めるところがいいんです。

少女漫画全体の話になってしまいましたが、ママレード・ボーイは約30年前の漫画にも拘らず、今読んでも魅力的です。
スマホや携帯電話がないなど、ちょこちょこ時代を感じる要素はありますが、逆に新鮮でした。(アラサー世代からすると懐かしさもある)

私が思う魅力的な部分を2つ挙げると、

1.登場人物
出てくる登場人物はみんないい人で、主人公を邪魔してくるポジションのキャラクターも何人かいますが、根っからの悪い人ではなく、主人公自身もその人たちを嫌うことはしません。
そういう部分も安心して読めるのかもしれません。

2.ファッション
今まで漫画を服装に注目しながら読んだことはないのですが、ママレード・ボーイは服も可愛いんです!
今でも着たいと思わせるデザイン。これはさぞ当時の女の子たちを魅了したのではないかと思います。

です。もちろんストーリー自体もテンポ良くて面白かったですよ。
設定が設定なだけに、ツッコミどころは山ほどありますがそれはフィクションなのでそっとしておきます。
そっとしておくと書きましたが、1つどうしてもそっとしておけないツッコミどころはありました。ただこれは重大なネタバレになるので次回書きます。

それではまた次回!(唐突)



タグ:漫画
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