2015年05月07日
【探偵はBARにいる】出演者・感想・完全ネタバレ
本日の映画紹介。
【探偵はBARにいる】
【出演者】
俺:大泉洋
高田:松田龍平
沙織:小雪
霧島敏夫:西田敏行
松尾:田口トモロヲ
佐山:波岡一喜
田口晃:武井椋
田口幸平(晃の父):有薗芳記
田口康子(晃の母):阿知波悟美
近藤京子:街田しおん
近藤百合子(京子の母):竹下景子
近藤恵(京子の妹):吉高由里子
岩淵恭輔:石橋蓮司
岩淵貢:本宮泰風
南:中村育二
加藤(拉致した男):高嶋政伸
桐原組組長:片桐竜次
相田(桐原組若頭):松重豊
〜〜〜Sponsords Link〜〜〜
【感想】
大泉洋さんも松田龍平さんも大好きな私。
このシリーズは好きですね〜
とても楽しく拝見させてもらいました。
コメディ感満載の作品なのに、
ストーリー構成もしっかりしている。
もちろん小説も読みましたが、
世界観をしっかり作ってますね!
唯一残念だったところ・・・
西田さんもっと出して欲しかった〜
3作目も制作決定しているそうなので、
上映される前に見たことのない人は、
是非見ておいて欲しい作品です。
【あらすじ】(ネタバレあり)
冬のススキノ。
俺は悪そうな奴等に追われていた。
そして捕まった俺。
追い詰められたときに助けに来た高田。
危機一髪で逃げた俺だった。
とあるビルでは霧島が自分の会社の、
20周年パーティーを開いていた。
そこで紹介される霧島の妻沙織。
同じビルで俺は北海道日報の松尾を脅していた。
松尾はゲイ。それを利用して脅していたのだ。
パーティーが終わりかえろうとした霧島。
ビルを出ると男たちに襲われる女性。
霧島はその女性を助けようと声をかけた。
しかし男たちは霧島に暴力で抵抗する。
霧島はその夜その暴力で死んだ。
俺と高田はそんな事件を知らずに、
馴染みのバーにいた。
胃薬とピースとカクテルそしてオセロ・・・
俺は探偵をやっていた。
そして高田は北大農学部の助手で、
空手の師範代で、俺の運転手。
とりあえず変わり者である。
〜〜1年後〜〜
俺は雪の中に埋められていた。
何とか這い出して高谷連絡する。
高田に助けてもらった俺。
「何でこんな目にあったか聞けよ。」
昨夜か買ってきた1本の電話から始まった。
「あなたに10万円振り込んだ近藤京子です。」
子の手の女にはかかわらないほうがいい。
俺は言った。
「相手が分からなければ動きませんよ。」
「金はどこに返えせばいい?」
「あげるは。」
そう言って電話わ切られた。
数分後また電話がなった。
「本名とか事情を話さないと、
助けてもらえないのでしょうか?」
「私あなたしか頼れなくて。」
「南と言う男に聞いて欲しいのです。」
「去年の2月5日加藤がどこにいたのか。」
俺は相談に乗った。
害虫駆除を銘打って弁護士の南に会いに言った。
しかし南は門前払い。
俺は聞いた。
「近藤京子さんの紹介でもダメですか?」
「近藤京子さんがね、
去年の2月5日加藤がどこにいたのか、
あなたに聞いてくれって言っているんです。」
「分からなければいいです。」
そう言って弁護士事務所を去った俺。
その帰りに襲われて拉致された。
そして雪に埋められた・・・
しかし生きて返れるようにして、
確実にかかわるなと言う警告だった。
その夜俺は近藤京子に連絡した。
「死に掛けたんだぞ。」
「連中は俺を殺そうとした。」
「加藤なんて知らないなんて嘘だ。」
「俺を生かして戻したってことは、
君への警告でもあるんだ。」
俺は声を荒げて言うが、近藤は
「また連絡するは。」
そう言って電話を切った。
俺は日常に戻った。
賭博をして、朝は馴染みの喫茶店で
ナポリタンとコーヒーを頂く。
しかし、どうしても気になっていた。
自分を襲った男への報復のために。
そして依頼抜きで南の周りを調べた。
すると南の事務所へ一台の車。
車から降りたのは俺を埋めた人間。
その車を高田の運転で尾行した。
たどり着いたのは則天道場。
地元で一番下品なヤクザ花岡組の参加。
情報を得るために松尾と会った俺。
松尾から情報を入手しようと・・・
松尾の情報は、
2年前の秋に法化されたビルの話。
女性が1人死亡した。
警察が追ったのは1人の青年田口。
田口は則天道場に出入していた。
しかし田口は数日後にシンナー中毒死で発見された。
もちろん消されたと考えるのが有力。
松尾の情報は大きかった。
その借りに一晩松尾に付き合い飲み歩いた。
行った先はオカマバー。その後に高級クラブ。
その高級クラブのママが沙織。
霧島が残してくれた店を守る沙織。
綺麗な佐織を見てテンションのあがった俺。
完全に泥酔した。
翌朝目を覚ました俺。
早速松尾が教えてくれたビルの放火を調べた。
その放火事件での被害者の名前が近藤京子。
俺は近藤京子が営んでいた、
スナック京子の従業員に会った。
スナック京子は強烈な地上げに会っていた。
しかし京子は屈しなかったと教えてくれた。
そして俺は田口晃の家を訪れた。
市の職員を名乗って母親から話を聞いた。
その時父親が帰ってきた。
勝手に人を家に挙げた母親に手をあげた。
俺は直ぐに家を後にしたが、
ひとつ気になることがあった。
その貧乏家には似合わない大型テレビ。
その夜馴染みのバーで高田と飲んだ俺。
そのバーに電話がかかってきた。
相手は近藤京子。
新たに10万円振り込まれていた。
「シンコウと言う会社に電話して、
加藤を呼び出して。」
「加藤が来るかどうか確認するだけ。」
「いつか全てを話すからお願いします。」
俺は本物の近藤京子を追った。
死んだ近藤京子の家に足を運んだ。
近藤京子母親はいろいろ教えてくれた。
近藤京子に店を持たせてくれたのは父。
その父は京子が幼い頃に家を出た事業家。
俺はその父がどこにいるのか聞いた。
しかし京子の母は言う。
「それは無理。彼も去年なくなりましたから。」
父と言うのは霧島敏夫だった。
霧島敏夫が亡くなった日は2月5日。
近藤京子と名乗る女性が調べていた日。
近藤京子にはギリの妹がいた。
母が再婚した相手との子。
そして俺は霧島の殺害現場に足を運んだ。
そこに花を供えに来た沙織。
俺は沙織に聞いた。
「近藤京子ご存知ありませんか?」
沙織は知らない様子であった。
その帰り桐原組の若頭と会った。
桐原組の若頭とは古くからの馴染みであった。
今は組長の娘の行動を定期的に報告している。
俺は若頭に聞いた。
「南って奴知らないか?」
若頭は南について教えてくれた。
「南は花岡組の顧問弁護士。」
「花岡とつるんでだいぶ儲けたはずだ。」
激しく地上げしていた花岡組。
それをグルの弁護士南。
若頭と別れた俺はススキノで、
田口の父親を見かけた。
父親を捕まえた俺。
自分の推理を父親に伝えた。
則天道場と田口の関連性がないと報じられた事件。
真実は裏で父親が動いていたことを・・・
警察には息子が則天道場と関係ないとして、
則天道場には嘘を言う代わりにお金をもらった。
それは完全なる図星であった。
翌日高田の運転で則天道場へ向かった。
そしてフリーライターを名乗って道場に入った。
塾で俺と高田を出迎えたのは佐山。
道場には殴られて痣だらけの少年。
佐山は青少年の更正のための道場だと語る。
しかし俺は引かなかった。
「おととしの9月になくなった少年。」
「彼もこちらの塾生だったとか?」
「田口くんが亡くなる前日こちらのいたのでは?」
佐山は答えた。
「亡くなる2ヶ月前から姿を見せなかったですね。」
「そういうことにしているんですよね?」
そう俺は圧をかけたが、
佐山の手にはピストルが・・・
佐山を殴り倒した俺は高田と逃げようとした。
しかし道場の表には以前俺を拉致した男。
しかも沢山の塾生たち。
俺と高田は必死に逃げた。
俺は奥歯が抜けた。
高田は鎖骨が折れた。
しかし何とか逃げ延びた・・・
道場にいた少年を連れて・・・
そしてその少年を警察署に届けた。
次の日。
近藤京子を名乗る女性に依頼されたように、
電話で加藤という人間を呼び出した。
待ち合わせの場所で待つ俺と高田。
そこに現れたのは俺を拉致した男。
それに気がつき隠れる俺と高田。
またしても難を逃れた俺。
近藤京子を名乗る人間に電話した。
「来ましたよ。シンコウの加藤。」
「いったい何をしようとしているんだ?」
京子は答えた。
「想像にお任せするは。」
俺は言った。
「1人で戦える相手じゃないぞ。」
俺は高田と田口の家へ再び行った。
少しでも情報を得たかった俺だが、
田口の両親は家の中で殺されていた。
体中に銃痕が残っていた・・・
俺は怒っていた。
もちろん殺した人間は俺を拉致した男だろう。
その男を尾行した。
そして地下駐車場に男が入ったので、
高田と共に追っていった。
完全にノープランだった。
すると駐車場で銃声が聞こえた。
俺を拉致した男は撃ち殺されていた。
その場から走って逃げる人間。
俺はとっさに追いかけていた。
しかし見失ってしまう。
俺は桐原組の若頭に会いに行った。
若頭は情報を握っていた。
花岡組の黒幕。
関西ヤクザのドン銀漢興産。
岩淵恭輔会長と息子の貢。
貢の彼女は沙織だった。
俺は高田を連れて沙織のクラブに行った。
「どうだ?言ったとおりの美人だろ。」
高田は言った。
「マリーアントアネットかと思った。」
俺は言った。
「ぴったりだね。」
「マリーアントアネットは、
最後に首をはねられるからね。」
「毎日事件現場に花たむけて、
けなげな未亡人演じるのも疲れるだろ?」
「今回の事件の依頼人が、
あんたなんかじゃないかって、
心のどこかで思ってたんだよ。」
沙織は答えた。
「御用はそれだけかしら?」
その時店に現われた客は南。
岩淵会長に会いに来たのだ。
その別室に踏み込んだ俺と高田。
南と知り合いと名乗って部屋に入った。
そして今までの事件を話した。
南は言った。
「最近温暖化の影響で、
札幌にもゴキブリ出るって聞くけど本当なんだね。」
「でっかくなっちゃったのが2匹もいるよ。」
俺は言った。
「他にも4匹くらいいるんじゃないかな?」
「態度がでかいの。」
割って入ったのは沙織。
俺の顔に水をかけて言う。
「無礼なお客様にはこんりんざい、
うちの敷居はまたがないでもらいます。」
追い返された俺は霧島の周辺を探った。
報復におびえたのか皆口を閉ざした。
しかし人となりに関しては別だった。
皆に愛された社長霧島。
そして俺は近藤京子の家を再び訪れた。
俺は今まで霧島を知らずに話を聞いていた。
それを素直に謝り、霧島の元妻に謝った。
「霧島敏夫はあなたが言ったとおり、
素敵な人だったと思います。」
その夜高田とラーメンを食べていた俺。
先に店を出た俺は何者かに襲われた。
目を覚ますとスポーツバー。
手足を縛られていた。
そこにいた男は言う。
「今やっていることから手を引いてくれ。」
俺は言った。
「話したいなら、この縄を解け。」
屈しない俺を見て暴力を振るう男たち。
俺は聞いた。
「お前らもあいつらとつるんでるのか?」
男たちは言った。
「連中なんて関係ない。」
「俺は1人の女に泣き付かれたんだ。」
高田が俺を見つけたとき。
俺は完全にボロボロにやられていた。
しかし俺は生きていた。
高田は言った。
「今回は手を引け。」
「1人っきりの友達なくしたくないよ。」
それでも諦め切れなかった俺。
ピストルを持ち沙織の店に行った。
そして沙織に聞いた。
「どんな気分なんだよ。」
「自分の旦那とその娘殺して、
財産独り占めする気持ちは?」
「俺の依頼人に指一本でも触れてみろ。」
「お前ら全員ぶっ殺してやる。」
沙織は聞いた。
「どうしてそこまで?」
俺は言った。
「俺のせいで田口の親死なせてしまった。」
「なんの罪もない母親まで。」
「あとは死んだ霧島敏夫に俺も惚れたんでな。」
「このままじゃあまりにも可愛そうだろ。」
沙織は泣いていた。
俺はそのまま店を後にした。
数日後俺の口座に30万が振り込まれた。
そして近藤京子からの最後の電話が来た。
「これから沙織に電話してもらうは。」
「沙織に小樽で会いたがっていると伝えて。」
「小樽港のハーバーライトという喫茶店を指定して。」
「それを見張っていて欲しいの。」
「沙織はある人物を連れてくるはずよ。」
「そこを必ず収めて。」
俺は言った。
「全てが終われば君に会えるのかな?」
「携帯を持った。」
「何かあれば携帯にかけてくれ。」
俺は今までのポリシーを捨て携帯を持っていた。
そして沙織に電話して呼び出した。
明らかに動揺していた沙織。
「小樽になんか用はないわ。」
そう言って電話をきられた。
俺は小樽に向かった。
しかしその日は沙織と貢の結婚式の日。
どうやっても来るはずはない。
考えた俺は気がついた。
そして沙織に電話した。
「お前が近藤京子なんだろ。」
「何するつもりだ?」
沙織は答えた。
「あなたには感謝しています。」
「本当にありがとう。」
俺は言った。
「探偵は依頼人を守らなくちゃいけないんだ。」
「お前を守らなくちゃいけないんだよ。」
電話はきられた。
俺は小樽港のベンチに手紙を見つけた。
沙織から俺宛にかかれたものだった。
俺は走ったそして電車に乗った。
手紙には一連の真相が書かれていた。
霧島を心から愛していました。
あの人といられて幸せでした。
そんな時に放火事件が起こり、
京子さんがなくなりました。
霧島は事件の真相を調べました。
岩淵は過去に霧島を裏切り、
京子さんを捨てなくてはいけないところに
追い込んだ張本人なのです。
霧島は岩淵を断罪することに決めました。
その矢先にあの事件が起こりました。
その日私は復讐を誓いました。
心からありがとう。さようなら。
あなたが霧島のことを好きだと言った事。
本当に嬉しかった。
俺を利用し情報を得た沙織は、
実行部隊の加藤を殺した。
そして結婚式で皆が集まることを利用し、
復讐の最後にしようと考えていたのだ。
全ての真相が分かった俺は、
「スピードあげてくれー。」
そういいながら電車に乗っていた。
その頃結婚式会場では、
ウエディングドレスを着た沙織が、
南、岩淵と事件の関係者を殺していた。
そして復讐を終えた沙織は自害した。
全てが終わったころに俺は現場に着いた。
そして沙織と始めて会った日を思い出した。
しつこい男に絡まれていた沙織。
それを助けた俺。
「趣味のいい時計だね。彼氏?」
俺は名刺を出して言った。
「御用の際はこのバーに。」
「悪い男かどうか調べてやるよ。」
沙織は笑顔で首を横に振り答えた。
「素敵な人だから。」
俺は馴染みのバーに戻った。
バーのマスターが俺にひとつの箱を渡す。
中には時計と手紙が。
「あなたに使ってもらえたら、
霧島もきっと喜ぶでしょう。」
俺はウヰスキーを一口流し込んだ。
(終わり)
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・「携帯・スマホゲーム」DORAKENを実際に攻略して・・・
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【探偵はBARにいる】
【出演者】
俺:大泉洋
高田:松田龍平
沙織:小雪
霧島敏夫:西田敏行
松尾:田口トモロヲ
佐山:波岡一喜
田口晃:武井椋
田口幸平(晃の父):有薗芳記
田口康子(晃の母):阿知波悟美
近藤京子:街田しおん
近藤百合子(京子の母):竹下景子
近藤恵(京子の妹):吉高由里子
岩淵恭輔:石橋蓮司
岩淵貢:本宮泰風
南:中村育二
加藤(拉致した男):高嶋政伸
桐原組組長:片桐竜次
相田(桐原組若頭):松重豊
〜〜〜Sponsords Link〜〜〜
【感想】
大泉洋さんも松田龍平さんも大好きな私。
このシリーズは好きですね〜
とても楽しく拝見させてもらいました。
コメディ感満載の作品なのに、
ストーリー構成もしっかりしている。
もちろん小説も読みましたが、
世界観をしっかり作ってますね!
唯一残念だったところ・・・
西田さんもっと出して欲しかった〜
3作目も制作決定しているそうなので、
上映される前に見たことのない人は、
是非見ておいて欲しい作品です。
【あらすじ】(ネタバレあり)
冬のススキノ。
俺は悪そうな奴等に追われていた。
そして捕まった俺。
追い詰められたときに助けに来た高田。
危機一髪で逃げた俺だった。
とあるビルでは霧島が自分の会社の、
20周年パーティーを開いていた。
そこで紹介される霧島の妻沙織。
同じビルで俺は北海道日報の松尾を脅していた。
松尾はゲイ。それを利用して脅していたのだ。
パーティーが終わりかえろうとした霧島。
ビルを出ると男たちに襲われる女性。
霧島はその女性を助けようと声をかけた。
しかし男たちは霧島に暴力で抵抗する。
霧島はその夜その暴力で死んだ。
俺と高田はそんな事件を知らずに、
馴染みのバーにいた。
胃薬とピースとカクテルそしてオセロ・・・
俺は探偵をやっていた。
そして高田は北大農学部の助手で、
空手の師範代で、俺の運転手。
とりあえず変わり者である。
〜〜1年後〜〜
俺は雪の中に埋められていた。
何とか這い出して高谷連絡する。
高田に助けてもらった俺。
「何でこんな目にあったか聞けよ。」
昨夜か買ってきた1本の電話から始まった。
「あなたに10万円振り込んだ近藤京子です。」
子の手の女にはかかわらないほうがいい。
俺は言った。
「相手が分からなければ動きませんよ。」
「金はどこに返えせばいい?」
「あげるは。」
そう言って電話わ切られた。
数分後また電話がなった。
「本名とか事情を話さないと、
助けてもらえないのでしょうか?」
「私あなたしか頼れなくて。」
「南と言う男に聞いて欲しいのです。」
「去年の2月5日加藤がどこにいたのか。」
俺は相談に乗った。
害虫駆除を銘打って弁護士の南に会いに言った。
しかし南は門前払い。
俺は聞いた。
「近藤京子さんの紹介でもダメですか?」
「近藤京子さんがね、
去年の2月5日加藤がどこにいたのか、
あなたに聞いてくれって言っているんです。」
「分からなければいいです。」
そう言って弁護士事務所を去った俺。
その帰りに襲われて拉致された。
そして雪に埋められた・・・
しかし生きて返れるようにして、
確実にかかわるなと言う警告だった。
その夜俺は近藤京子に連絡した。
「死に掛けたんだぞ。」
「連中は俺を殺そうとした。」
「加藤なんて知らないなんて嘘だ。」
「俺を生かして戻したってことは、
君への警告でもあるんだ。」
俺は声を荒げて言うが、近藤は
「また連絡するは。」
そう言って電話を切った。
俺は日常に戻った。
賭博をして、朝は馴染みの喫茶店で
ナポリタンとコーヒーを頂く。
しかし、どうしても気になっていた。
自分を襲った男への報復のために。
そして依頼抜きで南の周りを調べた。
すると南の事務所へ一台の車。
車から降りたのは俺を埋めた人間。
その車を高田の運転で尾行した。
たどり着いたのは則天道場。
地元で一番下品なヤクザ花岡組の参加。
情報を得るために松尾と会った俺。
松尾から情報を入手しようと・・・
松尾の情報は、
2年前の秋に法化されたビルの話。
女性が1人死亡した。
警察が追ったのは1人の青年田口。
田口は則天道場に出入していた。
しかし田口は数日後にシンナー中毒死で発見された。
もちろん消されたと考えるのが有力。
松尾の情報は大きかった。
その借りに一晩松尾に付き合い飲み歩いた。
行った先はオカマバー。その後に高級クラブ。
その高級クラブのママが沙織。
霧島が残してくれた店を守る沙織。
綺麗な佐織を見てテンションのあがった俺。
完全に泥酔した。
翌朝目を覚ました俺。
早速松尾が教えてくれたビルの放火を調べた。
その放火事件での被害者の名前が近藤京子。
俺は近藤京子が営んでいた、
スナック京子の従業員に会った。
スナック京子は強烈な地上げに会っていた。
しかし京子は屈しなかったと教えてくれた。
そして俺は田口晃の家を訪れた。
市の職員を名乗って母親から話を聞いた。
その時父親が帰ってきた。
勝手に人を家に挙げた母親に手をあげた。
俺は直ぐに家を後にしたが、
ひとつ気になることがあった。
その貧乏家には似合わない大型テレビ。
その夜馴染みのバーで高田と飲んだ俺。
そのバーに電話がかかってきた。
相手は近藤京子。
新たに10万円振り込まれていた。
「シンコウと言う会社に電話して、
加藤を呼び出して。」
「加藤が来るかどうか確認するだけ。」
「いつか全てを話すからお願いします。」
俺は本物の近藤京子を追った。
死んだ近藤京子の家に足を運んだ。
近藤京子母親はいろいろ教えてくれた。
近藤京子に店を持たせてくれたのは父。
その父は京子が幼い頃に家を出た事業家。
俺はその父がどこにいるのか聞いた。
しかし京子の母は言う。
「それは無理。彼も去年なくなりましたから。」
父と言うのは霧島敏夫だった。
霧島敏夫が亡くなった日は2月5日。
近藤京子と名乗る女性が調べていた日。
近藤京子にはギリの妹がいた。
母が再婚した相手との子。
そして俺は霧島の殺害現場に足を運んだ。
そこに花を供えに来た沙織。
俺は沙織に聞いた。
「近藤京子ご存知ありませんか?」
沙織は知らない様子であった。
その帰り桐原組の若頭と会った。
桐原組の若頭とは古くからの馴染みであった。
今は組長の娘の行動を定期的に報告している。
俺は若頭に聞いた。
「南って奴知らないか?」
若頭は南について教えてくれた。
「南は花岡組の顧問弁護士。」
「花岡とつるんでだいぶ儲けたはずだ。」
激しく地上げしていた花岡組。
それをグルの弁護士南。
若頭と別れた俺はススキノで、
田口の父親を見かけた。
父親を捕まえた俺。
自分の推理を父親に伝えた。
則天道場と田口の関連性がないと報じられた事件。
真実は裏で父親が動いていたことを・・・
警察には息子が則天道場と関係ないとして、
則天道場には嘘を言う代わりにお金をもらった。
それは完全なる図星であった。
翌日高田の運転で則天道場へ向かった。
そしてフリーライターを名乗って道場に入った。
塾で俺と高田を出迎えたのは佐山。
道場には殴られて痣だらけの少年。
佐山は青少年の更正のための道場だと語る。
しかし俺は引かなかった。
「おととしの9月になくなった少年。」
「彼もこちらの塾生だったとか?」
「田口くんが亡くなる前日こちらのいたのでは?」
佐山は答えた。
「亡くなる2ヶ月前から姿を見せなかったですね。」
「そういうことにしているんですよね?」
そう俺は圧をかけたが、
佐山の手にはピストルが・・・
佐山を殴り倒した俺は高田と逃げようとした。
しかし道場の表には以前俺を拉致した男。
しかも沢山の塾生たち。
俺と高田は必死に逃げた。
俺は奥歯が抜けた。
高田は鎖骨が折れた。
しかし何とか逃げ延びた・・・
道場にいた少年を連れて・・・
そしてその少年を警察署に届けた。
次の日。
近藤京子を名乗る女性に依頼されたように、
電話で加藤という人間を呼び出した。
待ち合わせの場所で待つ俺と高田。
そこに現れたのは俺を拉致した男。
それに気がつき隠れる俺と高田。
またしても難を逃れた俺。
近藤京子を名乗る人間に電話した。
「来ましたよ。シンコウの加藤。」
「いったい何をしようとしているんだ?」
京子は答えた。
「想像にお任せするは。」
俺は言った。
「1人で戦える相手じゃないぞ。」
俺は高田と田口の家へ再び行った。
少しでも情報を得たかった俺だが、
田口の両親は家の中で殺されていた。
体中に銃痕が残っていた・・・
俺は怒っていた。
もちろん殺した人間は俺を拉致した男だろう。
その男を尾行した。
そして地下駐車場に男が入ったので、
高田と共に追っていった。
完全にノープランだった。
すると駐車場で銃声が聞こえた。
俺を拉致した男は撃ち殺されていた。
その場から走って逃げる人間。
俺はとっさに追いかけていた。
しかし見失ってしまう。
俺は桐原組の若頭に会いに行った。
若頭は情報を握っていた。
花岡組の黒幕。
関西ヤクザのドン銀漢興産。
岩淵恭輔会長と息子の貢。
貢の彼女は沙織だった。
俺は高田を連れて沙織のクラブに行った。
「どうだ?言ったとおりの美人だろ。」
高田は言った。
「マリーアントアネットかと思った。」
俺は言った。
「ぴったりだね。」
「マリーアントアネットは、
最後に首をはねられるからね。」
「毎日事件現場に花たむけて、
けなげな未亡人演じるのも疲れるだろ?」
「今回の事件の依頼人が、
あんたなんかじゃないかって、
心のどこかで思ってたんだよ。」
沙織は答えた。
「御用はそれだけかしら?」
その時店に現われた客は南。
岩淵会長に会いに来たのだ。
その別室に踏み込んだ俺と高田。
南と知り合いと名乗って部屋に入った。
そして今までの事件を話した。
南は言った。
「最近温暖化の影響で、
札幌にもゴキブリ出るって聞くけど本当なんだね。」
「でっかくなっちゃったのが2匹もいるよ。」
俺は言った。
「他にも4匹くらいいるんじゃないかな?」
「態度がでかいの。」
割って入ったのは沙織。
俺の顔に水をかけて言う。
「無礼なお客様にはこんりんざい、
うちの敷居はまたがないでもらいます。」
追い返された俺は霧島の周辺を探った。
報復におびえたのか皆口を閉ざした。
しかし人となりに関しては別だった。
皆に愛された社長霧島。
そして俺は近藤京子の家を再び訪れた。
俺は今まで霧島を知らずに話を聞いていた。
それを素直に謝り、霧島の元妻に謝った。
「霧島敏夫はあなたが言ったとおり、
素敵な人だったと思います。」
その夜高田とラーメンを食べていた俺。
先に店を出た俺は何者かに襲われた。
目を覚ますとスポーツバー。
手足を縛られていた。
そこにいた男は言う。
「今やっていることから手を引いてくれ。」
俺は言った。
「話したいなら、この縄を解け。」
屈しない俺を見て暴力を振るう男たち。
俺は聞いた。
「お前らもあいつらとつるんでるのか?」
男たちは言った。
「連中なんて関係ない。」
「俺は1人の女に泣き付かれたんだ。」
高田が俺を見つけたとき。
俺は完全にボロボロにやられていた。
しかし俺は生きていた。
高田は言った。
「今回は手を引け。」
「1人っきりの友達なくしたくないよ。」
それでも諦め切れなかった俺。
ピストルを持ち沙織の店に行った。
そして沙織に聞いた。
「どんな気分なんだよ。」
「自分の旦那とその娘殺して、
財産独り占めする気持ちは?」
「俺の依頼人に指一本でも触れてみろ。」
「お前ら全員ぶっ殺してやる。」
沙織は聞いた。
「どうしてそこまで?」
俺は言った。
「俺のせいで田口の親死なせてしまった。」
「なんの罪もない母親まで。」
「あとは死んだ霧島敏夫に俺も惚れたんでな。」
「このままじゃあまりにも可愛そうだろ。」
沙織は泣いていた。
俺はそのまま店を後にした。
数日後俺の口座に30万が振り込まれた。
そして近藤京子からの最後の電話が来た。
「これから沙織に電話してもらうは。」
「沙織に小樽で会いたがっていると伝えて。」
「小樽港のハーバーライトという喫茶店を指定して。」
「それを見張っていて欲しいの。」
「沙織はある人物を連れてくるはずよ。」
「そこを必ず収めて。」
俺は言った。
「全てが終われば君に会えるのかな?」
「携帯を持った。」
「何かあれば携帯にかけてくれ。」
俺は今までのポリシーを捨て携帯を持っていた。
そして沙織に電話して呼び出した。
明らかに動揺していた沙織。
「小樽になんか用はないわ。」
そう言って電話をきられた。
俺は小樽に向かった。
しかしその日は沙織と貢の結婚式の日。
どうやっても来るはずはない。
考えた俺は気がついた。
そして沙織に電話した。
「お前が近藤京子なんだろ。」
「何するつもりだ?」
沙織は答えた。
「あなたには感謝しています。」
「本当にありがとう。」
俺は言った。
「探偵は依頼人を守らなくちゃいけないんだ。」
「お前を守らなくちゃいけないんだよ。」
電話はきられた。
俺は小樽港のベンチに手紙を見つけた。
沙織から俺宛にかかれたものだった。
俺は走ったそして電車に乗った。
手紙には一連の真相が書かれていた。
霧島を心から愛していました。
あの人といられて幸せでした。
そんな時に放火事件が起こり、
京子さんがなくなりました。
霧島は事件の真相を調べました。
岩淵は過去に霧島を裏切り、
京子さんを捨てなくてはいけないところに
追い込んだ張本人なのです。
霧島は岩淵を断罪することに決めました。
その矢先にあの事件が起こりました。
その日私は復讐を誓いました。
心からありがとう。さようなら。
あなたが霧島のことを好きだと言った事。
本当に嬉しかった。
俺を利用し情報を得た沙織は、
実行部隊の加藤を殺した。
そして結婚式で皆が集まることを利用し、
復讐の最後にしようと考えていたのだ。
全ての真相が分かった俺は、
「スピードあげてくれー。」
そういいながら電車に乗っていた。
その頃結婚式会場では、
ウエディングドレスを着た沙織が、
南、岩淵と事件の関係者を殺していた。
そして復讐を終えた沙織は自害した。
全てが終わったころに俺は現場に着いた。
そして沙織と始めて会った日を思い出した。
しつこい男に絡まれていた沙織。
それを助けた俺。
「趣味のいい時計だね。彼氏?」
俺は名刺を出して言った。
「御用の際はこのバーに。」
「悪い男かどうか調べてやるよ。」
沙織は笑顔で首を横に振り答えた。
「素敵な人だから。」
俺は馴染みのバーに戻った。
バーのマスターが俺にひとつの箱を渡す。
中には時計と手紙が。
「あなたに使ってもらえたら、
霧島もきっと喜ぶでしょう。」
俺はウヰスキーを一口流し込んだ。
(終わり)
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