2015年11月15日
【彼岸島】出演者・感想・完全ネタバレ
本日の映画紹介。
【彼岸島】
![彼岸島.jpg](/rikunohana/file/E5BDBCE5B2B8E5B3B6-thumbnail2.jpg)
【出演者】
宮本明:石黒英雄
宮本篤:渡辺大
青山冷:水川あさみ
雅:山本耕史
斉藤ケン:弓削智久
ユキ:滝本美織
ポン:森脇史登
西山:足立理
加藤:半田晶也
涼子:大村彩子
雷鬼:深水元基
幻鬼:坂上和子
五十嵐(吸血鬼):山本龍二
師匠:阿見201
大沢:パク・トンハ
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【感想】
以外に面白かった。
ストーリーをギュっと縮めた感は否めませんが、
それが逆にスピード感を持たせていたと思います。
無駄に後半CG使わなくても良かったかな~
それくらいですが、内容としては面白い。
さすが原作が人気コミックだけあります。
最後が続くように思わせる作り方。
あれ個人的に嫌いです。
はっきりして欲しいですよね~
あれはどの映画に関しても私に原点ポイント!
しかし、良くこの人選でここまで・・・
【あらすじ】(ネタバレあり)
吸血鬼に襲われた島民。
それを助けた宮本篤に島民は言う。
「見方なのか?」
「ああなんでだろ?」
「あんたが美味しそうなんだよ。」
篤は傷ついた人間に言った。
「こいつの血が体の中に入って感染したんだ。」
「もう直ぐあなたは死に、
そして奴らの仲間として復活する。」
そう言って感染した島民を殺した。
宮本明は高校に通っていた。
妹を振ったという理由で、不良にからまれる。
必死に逃げる明を助けたのは青山冷だった。
冷は失踪した明の兄、篤の免許証を渡した。
「事情は言えない。」
「でも篤さん、ちゃんと生きているわ。」
「明君。お兄さんに会ってみたいと思わない?」
その夜、幼馴染のケンたちにその話をした明。
次の日、明たちは冷を探した。
そして町で見かけた冷のあとをつけた。
冷は男と歩いて町の外れの廃墟へ入った。
そこで明たちが見たのは、
若い女性の首筋から血を吸う男。
驚き逃げた明たちを追って来た男。
足を擦りむいたユキの血の匂いに反応した男。
ユキを見つけるが、それをかばったケンが捕まり、
首筋をかまれてしまう。
助けようとした明。
力の差がありすぎて、捕まりそうになった時、
フォークリフトに乗った冷が、男をひいて助けた。
フォークリフトから降りた冷は、ハンマーを持ち、
動くはずの無い男の頭を何度も叩く。
それを見た明は冷に言った。
「もう死んでるだろ?」
冷は言い返す。
「まだよ。こいつは人間じゃない。吸血鬼なの。」
帰り道に明は冷に聞いた。
「彼女置いていくのか?」
冷は答えた。
「死んだ人にかまっている暇はないの。」
ケンも冷に聞いた。
「あの化け物、本当に吸血鬼なのか?」
「だったら俺もいずれ吸血鬼に?」
冷は答えた。
「あなたは血を吸われただけよ。」
「あいつの血が体内に入らない限り、
感染することはない。」
明は再び聞いた。
「なんでそんな化け物とつるんでた?」
冷は答えた。
「あいつは私の監視役よ。」
「私が奴らを裏切らないように見張ってたの。」
「2年前、
私の住む島に1人の吸血鬼が現れたの。」
「そいつは島の人間を次々に襲い、
吸血鬼にして島を支配しようとしたの。」
「そして、そのうち血が足りなくなり、
私はその調達係りをやらされてるの。」
「明君なら私たちを助けてくれると思ったの。」
「宮本篤の弟なら。」
「吸血鬼たちと命がけで戦っているわ。」
「お願い。私と一緒に奴等と戦って。」
「このままだと篤さんも危ないの。」
明の動く心が分かってか、ケンは横から口を挟んだ。
「あんたの言うことは信じられない。」
しかし明の意志は動いていた。
「俺1人でも行く。」
「島に行って兄貴を救い出す。」
「兄貴を見殺しにするなんて出来ないよ。」
そんな明にケンは言う。
「だったら1人で死んでこいよ。」
冷の住む島は表向きには存在しない島。
警察も信じてくれず、動くこともない。
明は竹刀を持ち冷の待つ船に向かった。
来ないと言っていたケンもバットを持って現れた。
後を追うように、ユキも西山もポンも来た。
一足遅れて加藤も・・・
ユキを見てケンは言う。
「ユキ。お前はダメだ。」
「いざって言うとき守ってやれるか分からねえ。」
ユキは言い返す。
「私たち何時だって一緒だったじゃない。」
「私だけ置いてけぼりにしないでよ。」
こうして冷の運転する船に乗った6人。
6人は表向き存在しない彼岸島に向かった。
地図にもないコンパスも反応しない島。
島に着いた7人。
人気のない奇妙な島を見てケンは言った。
「まるで墓場みたいだな。」
島中に彼岸花が生えていた。
彼岸花は毒性の強い花で、通称死人花とも呼ばれる。
昔は土葬した死体を、
動物が掘り荒らすのを防ぐために埋められた花。
島にある村についた一行。
急に変な音が聞こえ、冷は走り出した。
同時に真っ暗な民家に明かりがともり、
1人の老婆(幻鬼)が出てきた。
「こんな夜中に、
ほっつき歩いていると化け物に襲われるよ。」
その瞬間、多数の吸血鬼が襲ってきた。
抵抗できないまま捕まってしまった6人。
冷だけは走ってどこかへと消えていた・・・
牢屋に入れられた6人。
その屋敷からは人間の悲鳴が聞こえてくる。
守衛の吸血鬼は、その悲鳴を聞いて6人に言う。
「エサが1人死ねば、
次はお前たちの中の誰かが餌食になる。」
「誰が一番最初に選ばれるか楽しみだな~」
そのころ冷は雅のもとにいた。
おびえる冷に雅は言った。
「人間の目は正直だ。」
「どんなに虚勢をはろうと嘘はつけん。」
「お前の目に今どんな感情が浮かんでいると思う?」
「不安と恐怖だ。」
そして冷の前に、
自分がハンマーで殺したはずの吸血鬼が現われた。
雷鬼と呼ばれる吸血鬼は死んでなかった。
雷鬼の情報で6人が島に来ることが分かったのだ。
おびえる冷に雅は言った。
「冷。本当に私を殺すつもりだったのか?」
そう言って小刀を冷に渡し、自分の首元につける雅。
「お前に寝首をかっ切られると思うとゾクゾクするよ。」
「憎しみと絶望に染まった血は極上の味だと聞く。」
「冷。本当か嘘か試してみよう。」
そう言って雅は冷の首筋から血を吸った。
一方牢には幻鬼が入ってきて、
その中の1名を餌食に連れて行こうとしていた。
皆をかばい自ら餌食になろうと牢屋を出たケン。
「明。あとは頼んだぞ。」
そう言うと牢屋を出て暴れだすケン。
狙いは守衛の持つ鍵。
ケンは取り押えられ連れて行かれるも、
ケンの狙い通り守衛は鍵を落とし、
それを手に入れることに成功する。
牢屋から抜け出す事に成功した5人と、
吸血鬼の実体実験場に連れて行かれたケン。
明とユキはケンを助けに行こうとするが、
それを止める西本。
「このまま飛び込んでも全滅するのがおちだろ。」
「ケンちゃんの気持ちを無駄にするな。」
それでもケンの元へと走り出すユキ。
ユキを追って明も向かった。
襲ってくる吸血鬼をナタで倒し、ケンを助けた明。
西本と待ち合わせ場所に約束した、
彼岸島の高台を目指した。
西本と加藤とポンも高台を目指していた。
しかしモタモタし前に進まないポン。
「ポン。頼むからもたもたするなよ。」
「てめえいつもドン臭いんだよ。」
そう言われたポンは、
「いざとなったら、また僕のこと見捨てるくせに。」
「もうお前たちのことなんか信じない。」
と言い出だし1人別行動をした。
必死で吸血鬼から逃げる明とケンとユキ。
山道を歩いていると一人の男が襲いかかってきた。
その顔を見てビックリする明。
その男は明たちを吸血鬼と思った篤であった。
明を見て驚いた篤は聞いた。
「お前たち、もしかして冷に連れてこられたのか?」
「それにしてもなぜ、のこのこ付いて来たんだ!」
明は答えた。
「だって。兄貴が心配だったから・・・」
篤は怒り言った。
「誰が心配してくれって頼んだ。余計なお世話だ。」
明たちは篤に守られて高台へとたどり着いた。
そこでまっていた西本と加藤。
合流したあと篤は、
旧日本軍の施設である隠れ家に皆を連れて行った。
ついてすぐに明は篤に聞く。
「兄貴。ポン探しに行っていいかな?」
篤は答えた。
「ダメだ。この周辺は危険だ。」
「むやみに動くと死ぬぞ。」
どこか昔と雰囲気の違う、冷血な篤。
優しかった兄貴を思い出しショックを受ける明。
そんな時、血だらけで戻ってきたポン。
「どうして探してくれなかったの?」
「僕だけ仲間はずれか・・・」
「みんな仲間だと思ってたのに・・・」
「昔から貧乏くじばかり引かされてたよな~」
「それがお前たちの本心なんだよ。」
「腹の中じゃ僕のこと見下しているんだよ。」
明は答えた。
「違うって。」
そんな明の言葉を聞かずに、
「みんな許さない。」
怒鳴ったポンの目は赤く光り、牙が伸びていた。
そして明に襲い掛かるポン。
同時にライ鬼を筆頭に多数の吸血鬼たちが襲ってきた。
篤は明に言った。
「明何してる。早くそいつを切れ。」
それでもポンを切ることができない明。
見かねて篤はポンの頭に刀を差した。
「兄貴何やっているんだよ。ポンが死んじゃうだろ。」
そう言ってポンを抱きしめる明。
しかし吸血鬼たちは襲ってくる。
明を無理やり連れて逃げる篤。
逃げ続ける篤の前に現われた雅。
「私に挨拶もなしに立ち去るつもりか?」
「また腕を上げたな。」
「お前の目は憎しみで溢れている。」
「憎しみは人を生かして力を与える。」
そういう雅すらも無視して逃げるが、
途中でユキが吸血鬼に捕まってしまう。
ユキを助けようとする明。
しかしそれをも制して逃げる事に専念する篤。
逃げ切ることができたが、明は篤を殴り言う。
「なんでユキを見捨てた。」
「ポンだってそうだ。」
「何も殺すこと無かっただろ。」
篤は答えた。
「非情にならなければ、
ここでは生きていけないんだ。」
そして1つだけユキを救う方法があると、
4人をある場所へ連れて行く篤。
道の途中で明は篤に聞いた。
「涼子さんは?一緒じゃなかったの?」
篤の恋人だった涼子。
その名前を出され全ての経緯を話す篤。
「涼子は死んだ。俺のせいだ。」
「この島は涼子の生まれ故郷だった。」
当時、島にきた篤は結婚の了承を得た。
しかし島にある神社の尊堂で見たのは、
閉じ込められていた吸血鬼、雅であった。
目の前で雅に血を吸われて死んだ涼子。
何十年も監禁されていた雅を、
外に出したのが篤であったのだ。
そのころ雅はユキの元へ・・・
怖がるユキに、
「そんな顔するな。」
「本当の地獄はまだこれからだ。」
「私が究極の力を手にしたとき、
人間どもは知ることになる。」
「本当の絶望とはどんなものか・・・」
「やつらの泣き叫ぶ顔を眺めがら、
命を吸い尽くしてやるんだ。」
「これ以上の楽しみはない。」
篤は彼岸島で家族を殺された生き残り、
レジスタンスたちのもとへ4人を連れて行った。
そこにいる師匠と呼ばれる男は篤に言う。
「雅の首を取りに行ったんじゃなかったのか?」
答えずに篤は師匠にお願いした。
「弟たちをしばらくここで預かってもらえますか?」
それを聞いていた明は言う。
「この人たちの力を借りて、
ユキの救出に向かうんじゃないのか?」
「初めから俺たちを騙すつもりでここに来たのか?」
篤は制するように明に言う。
「少しは自分の力をわきまえろ。」
それを聞き明は師匠へ言った。
「お願いします。」
「吸血鬼と戦いかたを教えて下さい。」
師匠は答えた。
「私を切ってみろ。」
そう言うと明に向かって槍を振りかざした師匠。
「死にたくなければ本気で戦え。」
「生かす心無くして生きる価値なし。」
「とっとと吸血鬼の餌食になるがいい。」
明は本気で師匠に立ち向かっていった。
潜在能力に長けた明は師匠の槍を切り落とした。
「己の力を信じろ。」
その夜4人は、
ユキを助けようとしてくれないことを愚痴っていた。
それを聞いていた大沢は言う。
「半年前仲間が吸血鬼に襲われ、
我々に牙をむいてきた。」
「そのとき師匠は何のためらいも無く、
その子の頭を切った。」
「俺たちは決して助けない。」
「それが彼岸島だ。俺たちの戦いなんだ。」
明の修行は続いた。
それは壮絶なものであった。
しかし明はユキとポンを思い出し喰らいついた。
それを見ていた師匠は言う。
「悲しみや怒りは人を作る。」
数日後、
力をつけた明は1人ユキを助けに行こうとした。
明は師匠に向かって言う。
「俺はあなたたちのようにはなれません。」
「自分の気持ちを押し殺して生きるくらいなら、
真っ向から戦いを挑んで死んだほうがましだ。」
「奴らになくて俺たちにあるものってなんだよ?」
「心だろ。人を思う気持ちだろ。」
「それこそが一番の人間の武器だと信じてる。」
それを聞いた師匠は言う。
「やはり兄弟だな。」
「篤も雅の元へ向かった。」
「お前と同じ言葉を残してな。」
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一足先に雅のもとへ向った篤。
1人で吸血鬼と戦っていた。
何とか雷鬼と幻鬼を倒すも、ユキを囮に囲まれた篤。
勝ち誇って雅は言った。
「丸メガネ。そのまま私の前に跪くがいい。」
その時、絶体絶命の篤を助けたのは冷。
難を逃れた篤だが、そんな篤に雅は言う。
「中で待っているぞ丸メガネ。」
「私の気が変わらぬうちに娘を助けに来い。」
明らかに待ち伏せしている事は分かっている。
しかしそれでも砦に向った篤と冷。
雅を前に冷は言う。
「あんただけは刺し違えても殺してやる。」
しかし雅はあざ笑いながら言う。
「ここがどんな場所か忘れたわけじゃあるまいな。」
そう言って篤と冷を閉じ込める。
同時に人間の数十倍はある、
鬼と呼ばれる化け物が入ってきた。
侠気に満ちた鬼は、
篤と冷、吊り下げられたユキと追い詰める。
それを助けに現れたのは明。
同時に師匠を筆頭にレジスタンスも一斉に乗り込んだ。
それでも動じない鬼と雅。
師匠を見て冷は言った。
「ごめんなさい。勝手な真似をして。」
そんな冷に師匠も言う。
「もう少しで大事なものを失うところであった。」
鬼を任せて雅のもとへ向った篤。
雅は篤を待ち構えていた。
「やっと2人きりになれた。」
「私を生み出したのは人間のエゴと侠気だ。」
「人間も吸血鬼も本性は変わらん。」
「強いものが弱いものを支配する。」
「それが全てだ。」
「お前は俺の右腕にふさわしい男だ。」
「早くこっちの世界に来い。」
そう言った雅に篤は返す。
「願いは一つ。涼子の敵をとることだ。」
刀をあわす篤と雅。
しかし絶対的な力の差。
「愚かな・・・」
そう言って篤を切り裂く雅。
雅は自分の血を篤に垂らそうとした。
篤を吸血鬼に変えようと・・・
鬼を師匠と共に倒し、
間一髪で篤を助けに来た明。
雅を相手に篤と2人で立ち向かった。
一方で鬼はまだ生きていた。
残されたレジスタンスとケン、西本、加藤、ユキ。
は鬼を爆破して倒して砦の外へと逃げた。
冷は1人雅の元へ走った。
冷がたどり着いたとき、決着はつこうとしていた。
圧倒的な強さの雅は、
「楽しかったよ。」
そう言うと篤の体に刀を差した。
しかし篤は諦めていなかった。
自分の体に刀を差し、
後ろにいた雅の体へ刀を突き刺した。
そして明に言う。
「諦めるな。早く首をきれ。」
「俺ごと首を切れ。」
明は篤を交わしながらも雅の首をはねた。
首を切り落とされながらも話す雅。
「やってくれたな、丸メガネ・・・」
切り落とされた雅の首に、更に刀を差す明。
そして傷つく篤のもとへ。
しかし篤は言った。
「来るな!近づくんじゃない。」
「お前に教えたはずだ。」
「感染した奴には一切情けをかけるな。」
「それがこの島で生き延びる鉄則だ。」
「明。俺のためにここまで来てくれてありがとうな。」
「お前のおかげで、俺は自分を取り戻せた。」
「人として死ねる気がする。」
「お前には仲間を連れて帰るっていう、
大事な仕事が残っているんだ。」
「冷。明を頼んだ。」
「明。ちゃんとユキちゃんに気持ち伝えろよ。」
鬼を爆破した衝撃で砦は崩れ落ちる。
何とか脱出した明と冷。
明たちは彼岸島を脱出する。
師匠に頭を下げた明。
「兄貴とポン。よろしくお願いします。」
師匠は言った。
「安心しろ。必ず見つけて弔っておく。」
船に乗り帰る5人。
ユキは言った。
「私達いろんなものを抱えて、
生きていかなきゃいけないのね。」
明は空を見上げてしずかに目を閉じた。
その時・・・
明は何かの気配に感じて彼岸島に目を向ける。
首だけとなった雅の目が開いて、
彼岸島に雷が落ちた・・・
(終わり)
~~ 関 連 商 品 ~~
【彼岸島】
![彼岸島.jpg](/rikunohana/file/E5BDBCE5B2B8E5B3B6-thumbnail2.jpg)
【出演者】
宮本明:石黒英雄
宮本篤:渡辺大
青山冷:水川あさみ
雅:山本耕史
斉藤ケン:弓削智久
ユキ:滝本美織
ポン:森脇史登
西山:足立理
加藤:半田晶也
涼子:大村彩子
雷鬼:深水元基
幻鬼:坂上和子
五十嵐(吸血鬼):山本龍二
師匠:阿見201
大沢:パク・トンハ
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【感想】
以外に面白かった。
ストーリーをギュっと縮めた感は否めませんが、
それが逆にスピード感を持たせていたと思います。
無駄に後半CG使わなくても良かったかな~
それくらいですが、内容としては面白い。
さすが原作が人気コミックだけあります。
最後が続くように思わせる作り方。
あれ個人的に嫌いです。
はっきりして欲しいですよね~
あれはどの映画に関しても私に原点ポイント!
しかし、良くこの人選でここまで・・・
【あらすじ】(ネタバレあり)
吸血鬼に襲われた島民。
それを助けた宮本篤に島民は言う。
「見方なのか?」
「ああなんでだろ?」
「あんたが美味しそうなんだよ。」
篤は傷ついた人間に言った。
「こいつの血が体の中に入って感染したんだ。」
「もう直ぐあなたは死に、
そして奴らの仲間として復活する。」
そう言って感染した島民を殺した。
宮本明は高校に通っていた。
妹を振ったという理由で、不良にからまれる。
必死に逃げる明を助けたのは青山冷だった。
冷は失踪した明の兄、篤の免許証を渡した。
「事情は言えない。」
「でも篤さん、ちゃんと生きているわ。」
「明君。お兄さんに会ってみたいと思わない?」
その夜、幼馴染のケンたちにその話をした明。
次の日、明たちは冷を探した。
そして町で見かけた冷のあとをつけた。
冷は男と歩いて町の外れの廃墟へ入った。
そこで明たちが見たのは、
若い女性の首筋から血を吸う男。
驚き逃げた明たちを追って来た男。
足を擦りむいたユキの血の匂いに反応した男。
ユキを見つけるが、それをかばったケンが捕まり、
首筋をかまれてしまう。
助けようとした明。
力の差がありすぎて、捕まりそうになった時、
フォークリフトに乗った冷が、男をひいて助けた。
フォークリフトから降りた冷は、ハンマーを持ち、
動くはずの無い男の頭を何度も叩く。
それを見た明は冷に言った。
「もう死んでるだろ?」
冷は言い返す。
「まだよ。こいつは人間じゃない。吸血鬼なの。」
帰り道に明は冷に聞いた。
「彼女置いていくのか?」
冷は答えた。
「死んだ人にかまっている暇はないの。」
ケンも冷に聞いた。
「あの化け物、本当に吸血鬼なのか?」
「だったら俺もいずれ吸血鬼に?」
冷は答えた。
「あなたは血を吸われただけよ。」
「あいつの血が体内に入らない限り、
感染することはない。」
明は再び聞いた。
「なんでそんな化け物とつるんでた?」
冷は答えた。
「あいつは私の監視役よ。」
「私が奴らを裏切らないように見張ってたの。」
「2年前、
私の住む島に1人の吸血鬼が現れたの。」
「そいつは島の人間を次々に襲い、
吸血鬼にして島を支配しようとしたの。」
「そして、そのうち血が足りなくなり、
私はその調達係りをやらされてるの。」
「明君なら私たちを助けてくれると思ったの。」
「宮本篤の弟なら。」
「吸血鬼たちと命がけで戦っているわ。」
「お願い。私と一緒に奴等と戦って。」
「このままだと篤さんも危ないの。」
明の動く心が分かってか、ケンは横から口を挟んだ。
「あんたの言うことは信じられない。」
しかし明の意志は動いていた。
「俺1人でも行く。」
「島に行って兄貴を救い出す。」
「兄貴を見殺しにするなんて出来ないよ。」
そんな明にケンは言う。
「だったら1人で死んでこいよ。」
冷の住む島は表向きには存在しない島。
警察も信じてくれず、動くこともない。
明は竹刀を持ち冷の待つ船に向かった。
来ないと言っていたケンもバットを持って現れた。
後を追うように、ユキも西山もポンも来た。
一足遅れて加藤も・・・
ユキを見てケンは言う。
「ユキ。お前はダメだ。」
「いざって言うとき守ってやれるか分からねえ。」
ユキは言い返す。
「私たち何時だって一緒だったじゃない。」
「私だけ置いてけぼりにしないでよ。」
こうして冷の運転する船に乗った6人。
6人は表向き存在しない彼岸島に向かった。
地図にもないコンパスも反応しない島。
島に着いた7人。
人気のない奇妙な島を見てケンは言った。
「まるで墓場みたいだな。」
島中に彼岸花が生えていた。
彼岸花は毒性の強い花で、通称死人花とも呼ばれる。
昔は土葬した死体を、
動物が掘り荒らすのを防ぐために埋められた花。
島にある村についた一行。
急に変な音が聞こえ、冷は走り出した。
同時に真っ暗な民家に明かりがともり、
1人の老婆(幻鬼)が出てきた。
「こんな夜中に、
ほっつき歩いていると化け物に襲われるよ。」
その瞬間、多数の吸血鬼が襲ってきた。
抵抗できないまま捕まってしまった6人。
冷だけは走ってどこかへと消えていた・・・
牢屋に入れられた6人。
その屋敷からは人間の悲鳴が聞こえてくる。
守衛の吸血鬼は、その悲鳴を聞いて6人に言う。
「エサが1人死ねば、
次はお前たちの中の誰かが餌食になる。」
「誰が一番最初に選ばれるか楽しみだな~」
そのころ冷は雅のもとにいた。
おびえる冷に雅は言った。
「人間の目は正直だ。」
「どんなに虚勢をはろうと嘘はつけん。」
「お前の目に今どんな感情が浮かんでいると思う?」
「不安と恐怖だ。」
そして冷の前に、
自分がハンマーで殺したはずの吸血鬼が現われた。
雷鬼と呼ばれる吸血鬼は死んでなかった。
雷鬼の情報で6人が島に来ることが分かったのだ。
おびえる冷に雅は言った。
「冷。本当に私を殺すつもりだったのか?」
そう言って小刀を冷に渡し、自分の首元につける雅。
「お前に寝首をかっ切られると思うとゾクゾクするよ。」
「憎しみと絶望に染まった血は極上の味だと聞く。」
「冷。本当か嘘か試してみよう。」
そう言って雅は冷の首筋から血を吸った。
一方牢には幻鬼が入ってきて、
その中の1名を餌食に連れて行こうとしていた。
皆をかばい自ら餌食になろうと牢屋を出たケン。
「明。あとは頼んだぞ。」
そう言うと牢屋を出て暴れだすケン。
狙いは守衛の持つ鍵。
ケンは取り押えられ連れて行かれるも、
ケンの狙い通り守衛は鍵を落とし、
それを手に入れることに成功する。
牢屋から抜け出す事に成功した5人と、
吸血鬼の実体実験場に連れて行かれたケン。
明とユキはケンを助けに行こうとするが、
それを止める西本。
「このまま飛び込んでも全滅するのがおちだろ。」
「ケンちゃんの気持ちを無駄にするな。」
それでもケンの元へと走り出すユキ。
ユキを追って明も向かった。
襲ってくる吸血鬼をナタで倒し、ケンを助けた明。
西本と待ち合わせ場所に約束した、
彼岸島の高台を目指した。
西本と加藤とポンも高台を目指していた。
しかしモタモタし前に進まないポン。
「ポン。頼むからもたもたするなよ。」
「てめえいつもドン臭いんだよ。」
そう言われたポンは、
「いざとなったら、また僕のこと見捨てるくせに。」
「もうお前たちのことなんか信じない。」
と言い出だし1人別行動をした。
必死で吸血鬼から逃げる明とケンとユキ。
山道を歩いていると一人の男が襲いかかってきた。
その顔を見てビックリする明。
その男は明たちを吸血鬼と思った篤であった。
明を見て驚いた篤は聞いた。
「お前たち、もしかして冷に連れてこられたのか?」
「それにしてもなぜ、のこのこ付いて来たんだ!」
明は答えた。
「だって。兄貴が心配だったから・・・」
篤は怒り言った。
「誰が心配してくれって頼んだ。余計なお世話だ。」
明たちは篤に守られて高台へとたどり着いた。
そこでまっていた西本と加藤。
合流したあと篤は、
旧日本軍の施設である隠れ家に皆を連れて行った。
ついてすぐに明は篤に聞く。
「兄貴。ポン探しに行っていいかな?」
篤は答えた。
「ダメだ。この周辺は危険だ。」
「むやみに動くと死ぬぞ。」
どこか昔と雰囲気の違う、冷血な篤。
優しかった兄貴を思い出しショックを受ける明。
そんな時、血だらけで戻ってきたポン。
「どうして探してくれなかったの?」
「僕だけ仲間はずれか・・・」
「みんな仲間だと思ってたのに・・・」
「昔から貧乏くじばかり引かされてたよな~」
「それがお前たちの本心なんだよ。」
「腹の中じゃ僕のこと見下しているんだよ。」
明は答えた。
「違うって。」
そんな明の言葉を聞かずに、
「みんな許さない。」
怒鳴ったポンの目は赤く光り、牙が伸びていた。
そして明に襲い掛かるポン。
同時にライ鬼を筆頭に多数の吸血鬼たちが襲ってきた。
篤は明に言った。
「明何してる。早くそいつを切れ。」
それでもポンを切ることができない明。
見かねて篤はポンの頭に刀を差した。
「兄貴何やっているんだよ。ポンが死んじゃうだろ。」
そう言ってポンを抱きしめる明。
しかし吸血鬼たちは襲ってくる。
明を無理やり連れて逃げる篤。
逃げ続ける篤の前に現われた雅。
「私に挨拶もなしに立ち去るつもりか?」
「また腕を上げたな。」
「お前の目は憎しみで溢れている。」
「憎しみは人を生かして力を与える。」
そういう雅すらも無視して逃げるが、
途中でユキが吸血鬼に捕まってしまう。
ユキを助けようとする明。
しかしそれをも制して逃げる事に専念する篤。
逃げ切ることができたが、明は篤を殴り言う。
「なんでユキを見捨てた。」
「ポンだってそうだ。」
「何も殺すこと無かっただろ。」
篤は答えた。
「非情にならなければ、
ここでは生きていけないんだ。」
そして1つだけユキを救う方法があると、
4人をある場所へ連れて行く篤。
道の途中で明は篤に聞いた。
「涼子さんは?一緒じゃなかったの?」
篤の恋人だった涼子。
その名前を出され全ての経緯を話す篤。
「涼子は死んだ。俺のせいだ。」
「この島は涼子の生まれ故郷だった。」
当時、島にきた篤は結婚の了承を得た。
しかし島にある神社の尊堂で見たのは、
閉じ込められていた吸血鬼、雅であった。
目の前で雅に血を吸われて死んだ涼子。
何十年も監禁されていた雅を、
外に出したのが篤であったのだ。
そのころ雅はユキの元へ・・・
怖がるユキに、
「そんな顔するな。」
「本当の地獄はまだこれからだ。」
「私が究極の力を手にしたとき、
人間どもは知ることになる。」
「本当の絶望とはどんなものか・・・」
「やつらの泣き叫ぶ顔を眺めがら、
命を吸い尽くしてやるんだ。」
「これ以上の楽しみはない。」
篤は彼岸島で家族を殺された生き残り、
レジスタンスたちのもとへ4人を連れて行った。
そこにいる師匠と呼ばれる男は篤に言う。
「雅の首を取りに行ったんじゃなかったのか?」
答えずに篤は師匠にお願いした。
「弟たちをしばらくここで預かってもらえますか?」
それを聞いていた明は言う。
「この人たちの力を借りて、
ユキの救出に向かうんじゃないのか?」
「初めから俺たちを騙すつもりでここに来たのか?」
篤は制するように明に言う。
「少しは自分の力をわきまえろ。」
それを聞き明は師匠へ言った。
「お願いします。」
「吸血鬼と戦いかたを教えて下さい。」
師匠は答えた。
「私を切ってみろ。」
そう言うと明に向かって槍を振りかざした師匠。
「死にたくなければ本気で戦え。」
「生かす心無くして生きる価値なし。」
「とっとと吸血鬼の餌食になるがいい。」
明は本気で師匠に立ち向かっていった。
潜在能力に長けた明は師匠の槍を切り落とした。
「己の力を信じろ。」
その夜4人は、
ユキを助けようとしてくれないことを愚痴っていた。
それを聞いていた大沢は言う。
「半年前仲間が吸血鬼に襲われ、
我々に牙をむいてきた。」
「そのとき師匠は何のためらいも無く、
その子の頭を切った。」
「俺たちは決して助けない。」
「それが彼岸島だ。俺たちの戦いなんだ。」
明の修行は続いた。
それは壮絶なものであった。
しかし明はユキとポンを思い出し喰らいついた。
それを見ていた師匠は言う。
「悲しみや怒りは人を作る。」
数日後、
力をつけた明は1人ユキを助けに行こうとした。
明は師匠に向かって言う。
「俺はあなたたちのようにはなれません。」
「自分の気持ちを押し殺して生きるくらいなら、
真っ向から戦いを挑んで死んだほうがましだ。」
「奴らになくて俺たちにあるものってなんだよ?」
「心だろ。人を思う気持ちだろ。」
「それこそが一番の人間の武器だと信じてる。」
それを聞いた師匠は言う。
「やはり兄弟だな。」
「篤も雅の元へ向かった。」
「お前と同じ言葉を残してな。」
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一足先に雅のもとへ向った篤。
1人で吸血鬼と戦っていた。
何とか雷鬼と幻鬼を倒すも、ユキを囮に囲まれた篤。
勝ち誇って雅は言った。
「丸メガネ。そのまま私の前に跪くがいい。」
その時、絶体絶命の篤を助けたのは冷。
難を逃れた篤だが、そんな篤に雅は言う。
「中で待っているぞ丸メガネ。」
「私の気が変わらぬうちに娘を助けに来い。」
明らかに待ち伏せしている事は分かっている。
しかしそれでも砦に向った篤と冷。
雅を前に冷は言う。
「あんただけは刺し違えても殺してやる。」
しかし雅はあざ笑いながら言う。
「ここがどんな場所か忘れたわけじゃあるまいな。」
そう言って篤と冷を閉じ込める。
同時に人間の数十倍はある、
鬼と呼ばれる化け物が入ってきた。
侠気に満ちた鬼は、
篤と冷、吊り下げられたユキと追い詰める。
それを助けに現れたのは明。
同時に師匠を筆頭にレジスタンスも一斉に乗り込んだ。
それでも動じない鬼と雅。
師匠を見て冷は言った。
「ごめんなさい。勝手な真似をして。」
そんな冷に師匠も言う。
「もう少しで大事なものを失うところであった。」
鬼を任せて雅のもとへ向った篤。
雅は篤を待ち構えていた。
「やっと2人きりになれた。」
「私を生み出したのは人間のエゴと侠気だ。」
「人間も吸血鬼も本性は変わらん。」
「強いものが弱いものを支配する。」
「それが全てだ。」
「お前は俺の右腕にふさわしい男だ。」
「早くこっちの世界に来い。」
そう言った雅に篤は返す。
「願いは一つ。涼子の敵をとることだ。」
刀をあわす篤と雅。
しかし絶対的な力の差。
「愚かな・・・」
そう言って篤を切り裂く雅。
雅は自分の血を篤に垂らそうとした。
篤を吸血鬼に変えようと・・・
鬼を師匠と共に倒し、
間一髪で篤を助けに来た明。
雅を相手に篤と2人で立ち向かった。
一方で鬼はまだ生きていた。
残されたレジスタンスとケン、西本、加藤、ユキ。
は鬼を爆破して倒して砦の外へと逃げた。
冷は1人雅の元へ走った。
冷がたどり着いたとき、決着はつこうとしていた。
圧倒的な強さの雅は、
「楽しかったよ。」
そう言うと篤の体に刀を差した。
しかし篤は諦めていなかった。
自分の体に刀を差し、
後ろにいた雅の体へ刀を突き刺した。
そして明に言う。
「諦めるな。早く首をきれ。」
「俺ごと首を切れ。」
明は篤を交わしながらも雅の首をはねた。
首を切り落とされながらも話す雅。
「やってくれたな、丸メガネ・・・」
切り落とされた雅の首に、更に刀を差す明。
そして傷つく篤のもとへ。
しかし篤は言った。
「来るな!近づくんじゃない。」
「お前に教えたはずだ。」
「感染した奴には一切情けをかけるな。」
「それがこの島で生き延びる鉄則だ。」
「明。俺のためにここまで来てくれてありがとうな。」
「お前のおかげで、俺は自分を取り戻せた。」
「人として死ねる気がする。」
「お前には仲間を連れて帰るっていう、
大事な仕事が残っているんだ。」
「冷。明を頼んだ。」
「明。ちゃんとユキちゃんに気持ち伝えろよ。」
鬼を爆破した衝撃で砦は崩れ落ちる。
何とか脱出した明と冷。
明たちは彼岸島を脱出する。
師匠に頭を下げた明。
「兄貴とポン。よろしくお願いします。」
師匠は言った。
「安心しろ。必ず見つけて弔っておく。」
船に乗り帰る5人。
ユキは言った。
「私達いろんなものを抱えて、
生きていかなきゃいけないのね。」
明は空を見上げてしずかに目を閉じた。
その時・・・
明は何かの気配に感じて彼岸島に目を向ける。
首だけとなった雅の目が開いて、
彼岸島に雷が落ちた・・・
(終わり)
~~ 関 連 商 品 ~~
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