2014年01月02日
「ボクのインプット&アウトプット法ー1日に10冊の本を読み3日で1冊の本を書く」 千田琢哉
構成する文章は少ないものの、内容は濃密な一冊である。勉強・人脈・仕事・お金・人生についての著者なりのインプット・アウトプット法が述べられる。1日に10冊を読み、3日で1冊を書くという副題に魅かれて読んだ。
項目自体が少ないので、気になった項目を以下に挙げてみる。
「アダルトDVDから、源氏物語の本質に気づかされる。」
「読み終わったら即処分する習慣にすると、たくさん読める。」
「大好きな作家のゴーストライターを目指す」
「メールを短くすると夢が早く実現する」
「斜陽業界は意外にチャンス」
項目名だけではぱっと中身を想像しにくいものの、内容も破綻は少なく、面白い。本はなるべく多読・速読を目指すべきであり、読み終わった本は即処分する、などは意見は分かれるだろうが、読書の一系統としてはありだろう。情報は早めに消化し、形にしたもののほうが優れているという指摘は物書きとして極めて実践的経験知だ。
書店のビジネスコーナー・自己啓発コーナーにある活字があまり多くない本というものは内容がほとんど充実していない紙くず同然のものが多い。しかし本書は作者が一風変わっているのか、実践性と斬新さに富んでいる。個人的には勉強・お金についての章が最も示唆に富んでいた。
千田琢哉
項目自体が少ないので、気になった項目を以下に挙げてみる。
「アダルトDVDから、源氏物語の本質に気づかされる。」
「読み終わったら即処分する習慣にすると、たくさん読める。」
「大好きな作家のゴーストライターを目指す」
「メールを短くすると夢が早く実現する」
「斜陽業界は意外にチャンス」
項目名だけではぱっと中身を想像しにくいものの、内容も破綻は少なく、面白い。本はなるべく多読・速読を目指すべきであり、読み終わった本は即処分する、などは意見は分かれるだろうが、読書の一系統としてはありだろう。情報は早めに消化し、形にしたもののほうが優れているという指摘は物書きとして極めて実践的経験知だ。
書店のビジネスコーナー・自己啓発コーナーにある活字があまり多くない本というものは内容がほとんど充実していない紙くず同然のものが多い。しかし本書は作者が一風変わっているのか、実践性と斬新さに富んでいる。個人的には勉強・お金についての章が最も示唆に富んでいた。
千田琢哉