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2014年01月09日
「英雄の器」 芥川龍之介
 文学好きの人に言わせれば両者はまるっきり別物なのだろうが、芥川と安吾の短編は非常に読みやすい。日頃ノンフィクションや実用書、専門書の方ばかりを「読書」する人間にとっては「文学」はあまりにも文章が濃厚すぎて胃もたれを起こすのだ。中島敦ぐらい現実生活から離れたリズムなら良いのだが、大半の作家が用いる言語は日常語が豪華になったものであるがために、つい油断して、中ってしまう。

 自分も含めフィクションにあまり触れない人間にとって、気軽に読みやすい小説は必然的に短めのものとなり、なおかつあまり重々しさがないもの、理知的だが軽妙洒脱な感じの作風…となるとやはりこの両者だ。安吾の洒脱さはヒロポン由来のイメージになってしまうが、芥川のそれは天性のものであると思う。

 芥川の短編は「蜜柑」、「魔術」、「花火」、「地獄変」…とどれも傑作だが、この作品もその短さに似合わぬ余韻の深さに圧倒される。

 項羽を打ち取った将軍たちが祝宴の場で項羽が英雄であるかを評す。それを劉邦は鼻で笑って、何かをつぶやく。 

 これだけの内容なのだが、「英雄というものは、天と戦うものである」という議論にかんするトートロジー(同語反復)で最後の落ちがつくというつくりがいかにも芥川らしい。純粋に文学を楽しむならば、やはりこういった作品だ。






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