今日は、シアタークリエにミュージカル「グレイ・ガーデンズ」を見に行きました。



吉野圭吾さんが出演されるからという安易な気持ちで切符を購入したのですが・・・
満員御礼の札が出ていました。「エッなぜ？」という言葉が迂闊にも口に出てしまった。正直に言うと「不思議な作品」　もう少し知りたい。映画を見て、時代背景もちょっと学んでからもう一度見たいかな？
なぜだか不完全燃焼の私・・・


ドキュメンタリー映画を元に作られた「グレイ・ガーデンズ」は、家柄と富と美貌と才能に恵まれた実在の母娘が、後年スキャンダルとなりながらも荒んだ屋敷で、愛憎半ば、共依存しながら暮らす様子をフィクションと事実を組み合わせて普遍的な母娘物語として描いた異色作。



舞台と客席が大変近いクリエの劇場で、二大女優草笛光子さんと大竹しのぶさん演じる親娘の丁々発止が見れたのは、感動的！境遇が我が家と全く同じなので、ちょっぴりほろ苦くせつない。母と娘の関係は難かしい。一卵性親娘・・・愛情もあるが嫌悪もある。隣で鑑賞していた母は、のんきにも「家も汚いから掃除しなきゃね」と笑っていた。名門でも富豪でもない普通の家にも混乱・破たん・不幸・・・でもなんとかなっている＝調和のグレイガーデンズがあるはず・・・

躍る吉野圭吾さんを見たい私には、空振り。ＷＯＷＯＷで「グレイ・ガーデンズ 追憶の館」を１２月２０日に上映されるらしい。日本初公開です。要チェック！
もう一度日本で見てからじゃないとブロードウエイで見ても理解が出来ない情けない私です。
終演後も昨晩のＭＪの残像が脳裏に焼き付き「OFFTHEWALL」を口ずさんでいた。
亜門さんごめんなさい！

ミュージカル「グレイ・ガーデンズ」
ブロードウェイでミュージカル化され、２００７年トニー賞３部門
（ミュージカル主演女優賞・ミュージカル助演女優賞・ミュージカル衣裳デザイン賞）

シアタークリエ　１１月７日〜１２月６日