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2024年04月07日

変人のサラダボウル3巻の感想(ネタバレあり)サラの小学校無双!救世グラスホッパーの躍進

変人のサラダボウル3巻の感想(ネタバレあり)です。
※ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です!
変人のサラダボウル3巻
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変人のサラダボウル 3巻 / 平坂 読
(アニメ1期、9話〜の内容です)
・『変人のサラダボウル』の関連記事へ
【評価】

・いつも通り面白かったです
・サラが中学校デビュー!
・リヴィアの人生はどうなる

作品の特徴(5段階評価)
おすすめ度:   ★★★★★
読みやすさ:   ★★★★★
ラブコメ量:   ■■■
戦闘・バトルの量:■(平和)
男女比:     男:女=1:2
・探偵・小学校を支配・バンド結成・恋愛
【感想(ネタバレあり)】

・サラの学校生活が始まった

――(あらすじ)――
サラが小学校に入学しました!
異世界人であるサラが学校に馴染めるのかと、気が気でない惣助の心配をよそに、サラはクラスメイトたちから人望を集め、やがて崇拝されるようになっていきます。

男子からいきなりプロポーズされたり、学校中の子供たちが自分のことを『妾(わらわ)』と言うようになったり。サラの影響力は絶大です!
――(サラと弥生という女子のワンシーン)――

「私を、沙羅様の犬にしてください!」
「は?」
沙羅がきょとんと目を開く。
それはイケメン四天王に告白されても一切動じなかった沙羅が、この学校に来て初めて見せた、心からの驚きの表情であった。
「なにゆってんの?」
首を傾げる沙羅に、弥生はさらに懇願する。
「犬でもパシリでも手下でも家来でも奴隷でもなんでもいいです! 私を沙羅様の近くにいさせてください!なんでもします!」
「友達じゃいかんの?」
「私なんかが沙羅様の友達なんて恐れ多いです! 私は沙羅様にお仕えして、人間として成長したいんです!」
「ええー。妾はそなたの人間的成長なんぞどうでもいいんじゃが……」

――(感想)――
サラの小学校生活はたったの3か月。なんとこの巻で卒業してしまいました!つまり、小学校に通っているサラを見られるのはこの第3巻だけ。そう考えると貴重な内容だったのかもしれません。
能力が高すぎるせいでいきなりヒエラルキーの頂点に立ってしまったサラですが、本人が楽しそうなので良かったです。

友達の友奈(ゆな)の方も含めていじめ関連の話がありましたが、最後にはちゃんと解決して良い方向に向かってくれたのでホッとしました。
ギャグテイストが強い作品なので、深刻になり過ぎて雰囲気が悪くなってしまうことがなくてよかったです!

卒業式で在校生が、
「六年生のお兄さん、お姉さん、沙羅様! ご卒業おめでとうございます!」
と開口一番で言ったのは笑ってしまいました。
・閨春花と愛崎ブレンダに友情が芽生えてしまった

――(あらすじ)――
惣助に片思いしている弁護士、愛崎ブレンダ。
同じく惣助に懸想を抱いている色仕掛けの達人、閨春花(ねや はるか)。
もともと仕事で付き合いのあったこの二人ですが、愛崎ブレンダが恋愛について相談を持ち掛けたことをキッカケに友人同士となってしまいました!
二人はまだ、自分たちが同じ相手を好いていることを知りません。
――(感想)――
まさかこの二人が友人関係になるとは思いませんでした!
愛崎ブレンダは友達の少ない、人付き合いが苦手な不器用なタイプ。かたや閨春花は恋愛マスター。対極に位置するこの二人は気が合うとは思えませんでした。

いつの日か、二人とも惣助が好きだという事実が発覚して波乱が巻き起こることでしょう。愛憎入り混じるドロドロした展開もあるかもしれません。
二人は恐ろしい爆弾を抱えることになってしまいました!
惣助の周りの恋愛事情はスリリングです。

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感想(1件)



・リヴィアがミュージシャンに!

――(あらすじ)――
異世界から来たリヴィア・ド・ウーディス、宗教家の皆神望愛(みなかみ のあ)、そして夢見るフリーター弓指明日美(ゆみさし あすみ・別名「プリケツ」)。3人はバンドを組んでメジャーデビューを目指して活動を続けます。しかし彼女たちは楽曲の作詞に苦戦していました。
リヴィアは作詞を拒否し、明日美は学が無く不出来な英語を歌詞に入れてしまい、望愛はリヴィアを崇拝する極端な歌詞を書いてしまいます。

しかし事態は好転!かつてリヴィアとホームレスをしていた小説家・鈴切章(すずきり あきら)が作詞を担当してくれることになりました。
弓指明日美に足りなかったピースが揃い、3人組バンド『救世グラスホッパー』は開花していきます。
――(感想)――
リヴィアがパチンコをはじめとしてギャンブルにハマり、人のお金で遊び放題しているのは面白かったです。異世界の騎士様は現代日本に来て何をしているのやら……。

リヴィアはたまに惣助やサラと顔を合わせることがあるものの、基本的には別行動。彼女なりに異世界での生活をのびのび謳歌しています。
ホームレスだった頃のリヴィアは不憫で応援したくなりましたが、今や望愛のヒモになり悠々自適のパチンコ生活をするようになってしまいました!昔の彼女はもういません。少し残念です。(でも幸せそうなリヴィアを見られて嬉しい気持ちもあります)

リヴィアは相変わらず戸籍を持っていません。今後、彼女の日本での生活はどうなっていくのでしょうか?
彼女の運動能力なら、格闘家やスポーツ選手になればすぐにでもスーパースターになれるでしょう。しかし戸籍が無い以上、そういった表舞台に出るのは難しいと思われます。
彼女は相変わらず薄氷の上を歩くような危なっかしい人生を歩んでいます。リヴィアにはもっと安定した生き方を見つけて欲しいです!(心配)
・サラと友奈も惣助のことが好き??

――(あらすじ)――
サラの友人である永縄友奈(ながなわ ゆな)が探偵を目指すようになりました。彼女は惣助の事務所に肉じゃがを持ってきてくれたり、バレンタインにはチョコレートをくれたりするようになりました。

また、サラは小学校を卒業する際、好みの男性のタイプについて惣助を思わせるような発言をしました。
(全ての男子の告白を断ってきたサラに対して)
「沙羅様の、好きなタイプってどんな人なんですか?」
――――
「やっぱり、同い年とか年下には興味ないんですか?」
「うーむ、まあ、そうかもしれんのう」
――――
「じゃあ、年上だったらどんな人がタイプですか?」
――――
「そうじゃなー。……見た目は地味でも、妾のボケに的確にツッコんでくれる、超が付くほどのお人好し、かのう」

――(感想)――
世間一般では非常識ですが、小学生や中学生がヒロインになることはライトノベルの世界ではよくあります。実際、主人公が最終的に中学生と結ばれたライトノベルもあります。

この3巻では薄っすらとですが、サラ(12歳)と友奈(13歳)がヒロイン入りする可能性を感じられました。恋愛に発展するかは置いておいて、二人とも惣助のことを好いています。これは間違いありません。
特に友奈の方は惣助に影響されて探偵を目指し始めたので、これから惣助に対して『憧れ』や『尊敬』のような感情を抱くかもしれません。

また料理が得意な友奈の影響で、愛崎ブレンダが惣助に手料理を作った際、相手にしてもらえないことがありました。つまり、友奈が惣助の恋愛模様に影響するようになりました!
友奈の今後の成長に期待です。(学校でもうまくやっているようです)

この作品は恋愛の描写がそこまで多くありません。興味深い人間関係や、合間に挟まるギャグを気楽に楽しめる作品です。それだけに個人的には、恋愛部分で悲劇が起こらないか心配です。
気軽に読める、楽しい作風のまま続いて欲しいです!

(「変人のサラダボウル」3巻の感想・ネタバレあり)

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