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2023年08月24日

緋弾のアリア1巻の感想(ネタバレあり)

「緋弾のアリア」1巻の感想(ネタバレあり)です。
ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。

緋弾のアリア 1巻 / 赤松 中学

緋弾のアリア (MF文庫J) [ 赤松 中学 ]

価格:638円
(2023/8/24 21:41時点)
感想(0件)



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【評価】

・面白かったです。
・学園物ですが、銃撃戦や戦闘シーンも多く、恋愛・ハーレム要素、更には知的好奇心をくすぐるような面もあり、非常に楽しみが多い作品。
・個人的に大好きなシリーズです。(by投稿者)

作品の特徴(5段階評価)
おすすめ度:   ★★★★
読みやすさ:   ★★★★
ラブコメ量:   ■■■■■
戦闘・バトルの量:■■■■■
男女比:     男:女=1:2
・ハーレム系・暴力女・銃撃戦・学園
【感想(ネタバレあり)】

・主人公が通う東京武偵校

――(あらすじ)――
主人公のキンジは高校生で、学校生活を謳歌しています。
しかしこの作品内ではしばしば事件(犯罪)が発生し、銃撃戦の戦いが起こります。
キンジが通う高校は『東京武偵校(とうきょうぶていこう)』。この世界には『武偵』と呼ばれる、武力を行使し拳銃の所持を許可された探偵が存在します。ここはその武偵を育成するための学校です!

武偵校には探偵科(インケスタ)、強襲科(アサルト)、車輌科(ロジ)、狙撃科(スナイプ)、超能力捜査研究科(SSR)など様々な科があり、数学や国語など普通の授業も行いつつ、武偵に必要な素養・能力を身に付けていきます。

――(感想)――
武偵校の施設が充実していて生徒数も多く、『武偵』なんて職業がそんなに沢山必要なのかとビックリしてしまいます。どうやらこの作品の世界は凶悪犯罪に満ち溢れているようです!
作者さんが書きたい物をノビノビ書けるように、うまく世界感や設定を作り上げたように思います。
ピンク色の髪のちっちゃい女の子がやたらと強かったり、武偵校のバスがいきなりバスジャックされたり。東京という実在する場所、現実に近い世界を舞台にしているものの、ライトノベルらしく何でもアリな雰囲気があって楽しいです!

・神崎・H・アリアと過ごす日々

――(あらすじ)――
ある日、主人公・キンジが乗っていた自転車に爆弾が仕掛けられました!そこへアリアというピンク色の髪をした小さい少女が空から現れ、キンジは無事に救出されました。
爆弾魔の追撃をあしらう際、キンジは隠していた自身の超人的な戦闘能力をアリアに見せてしまい、以降キンジはアリアに目をつけられ、彼女の『奴隷』になるよう付きまとわれてしまいます。
なんとアリアは男子寮のキンジの部屋に住み着いてしまいました!
どうやらアリアが『奴隷』と言っているのは、共に戦うパートナーが欲しいようです。また彼女にはあまり時間が残されておらず、焦っている様子です。

――(感想)――
正直、私は暴力を振るう女性キャラがあまり好きではありません。ましてやこのアリアという少女は「風穴あけるわよ!」が口癖で、日常的にキンジに向けて発砲します(!) 暴力女の究極形態みたいなヒロインです!
私だったら御免な女の子ですが、キンジの度量がとても広くて、最終的にはアリアを受け入れました。
『キンジがいいならいいか』とは思いますが、ちょっとキツいヒロインです!作者の赤松中学さんがあとがきで、『ちっこかわいい子は何をやっても許される!』と書いてますが、許されないこともあると思います!

・主人公の体質

――(あらすじ)――
主人公の遠山キンジは性的に興奮すると知力・身体能力が大幅に上昇し、超人になる特殊能力を持っています。
この性的に興奮してスーパーモードになった状態を、キンジ自身は『ヒステリアモード』と呼んでいます。
『ヒステリアモード』になると、キンジは強くなるだけでなく人格が変わってしまい、女性に優しく積極的に接するジゴロキャラになってしまいます!
そしてヒステリアモードが解除されて元のキンジに戻った時、ヒステリア状態の時の記憶は残っているので、キンジは女性を口説いたり、ボディータッチしたりしたことを思い出して頭を抱える事になってしまいます……。(なお、女性は惚れる)

――(感想)――
キンジのご先祖である遠山の金さんもヒステリアモードのDNAを持っていて、彼は『露出狂のケがあったのか、もろ肌を脱ぐと急激に知力体力を高めることができる人だったらしい』そうです!遠山の金さんがヒドイ設定を付けられてしまった!(笑)

キンジ自身の意思とは無関係に女性を口説いてしまうようになるのは面白いと思いました!アリアと仲良くなる前から幼なじみの星伽白雪(ほとぎ しらゆき)がいたり、クラスメイトの峰理子(みね りこ、ロリ顔巨乳・小さい・金髪・オタクっ気)もキンジに気がある様子だったり。
これからキンジの周りの女性関係はこじれていきそうです。キンジは武偵ですので、人を助け出すことが多いです。助けた女性に惚れられてしまうこともあるでしょうし、敵にも味方にも女性が多そうです。キンジの今後の女性関係に注目!
(この作品では男だけでなく、多くの女性が戦闘をします)

・最後の大事件でキンジとアリアが共闘

――(あらすじ)――
キンジの戦闘力に期待していたアリア。しかし通常モードのキンジの弱さにアリアは期待を裏切られ、二人はケンカ別れをしてしまいます。

アリアのお母さんは冤罪で刑務所に入れられています。また、キンジは過去に起こったの事件で兄を失っています。(兄も武偵。事件に巻き込まれて殉職)
――(感想)――
最終的にアリアは母の罪を晴らすため、キンジは兄の仇をとるため、ケンカ別れした二人の利害が一致して共闘することになる流れがキレイでした!
キンジは能力的にちょっと変態っぽいイメージもありますしぶっきらぼうですが、代々正義の味方をやってる一族なだけあって良い人です。なんやかんやで困っている女性を助けに行ってしまいます!(だからキンジはモテる)
アリアの母もキンジの兄のことも、どちらも問題は解決していないので、これからも二人は共闘していくことでしょう。作品のタイトルからしてメインヒロインはアリアで間違いないと思うので、今後のキンジとアリアがどうなっていくのか見守って行きたいです。

・ちょっぴりファンタジー要素もある!?

武偵校に『超能力捜査研究科』なんていうものがあったり、最後に戦う相手が念動力のような能力を使ってきたり。
ただの銃撃戦だけではなく、今後もオカルトや超能力を交えた戦闘が出て来そうです。事件、戦闘、学園生活、ラブコメ、少しファンタジー。楽しめる要素の多い作品だと感じました。

(「緋弾のアリア」1巻の感想・ネタバレあり)
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