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チンチラの飼い方に必要なもの1234:
・飼育ケージ(高さが90cm程度)
・砂浴び用の容器と砂
・かじりにくい陶器製の食器と水の給水器
・かじり用品と巣箱
・ブラシ
・ヒーターまたは冷却マット
・温度計
・回し車
・齧り木
・定期的な運動と規則正しい生活
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【初心者向け】チンチラの飼い方ナビ!飼育は難しい?特徴や注意点も解説
チンチラを初めて飼う人のなかには、「飼育は難しい?」「何を用意すべき?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、チンチラ初心者に向けて、チンチラの特徴や種類、飼育に必要なもの、飼育ポイント、注意点などを解説します。
「チンチラの寿命は?」「トイレは覚える?」といった疑問も解消できる内容です。
チンチラの飼育を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
チンチラの特徴
チンチラは南米原産の齧歯類(げっしるい)で、高密度でなめらかな手触りの被毛や、丸っこい体型、大きな丸い耳が特徴的です。
体長は約20〜30cm。鳴き声や体臭が少なく、集合住宅などでも飼いやすいため、ペットとして人気があります。
活発な性格で、走り回ったり、高くジャンプしたりするのが得意です。
知能が高く、警戒心が強いものの、慣れると自ら人に撫でられに来るような一面も垣間見られることがあります。
チンチラの種類(カラー)
ここからは、チンチラの主な種類(カラーバリエーション)を紹介します。
・スタンダードグレー
・シナモン
・ブラックベルベット
・ブラックエボニー
・ホワイト
・パイド
・バイオレット
それぞれの特徴について見ていきましょう。
スタンダードグレー
全身が青みがかったグレーで、胸元から腹部にかけて白っぽい色をしているのが特徴です。
単に「グレー」と呼ばれることもあります。
比較的よく見かけるカラーで、相場価格は20,000〜35,000円程度です。
シナモン
全身が薄茶色で、目が赤いのが特徴です。
シナモンと同じ毛色でも、目が黒い個体は「ベージュ」と呼ばれることがあります。
相場価格は35,000〜50,000円程度です。
ブラックベルベット
全身が黒っぽい被毛に覆われ、胸元から腹部にかけて白っぽい被毛が生えているのが特徴です。
真っ黒ではなく、「スタンダードグレー」をさらに濃くしたような色味をしています。
相場価格は40,000〜55,000円程度です。
ブラックエボニー
全身が黒光りするような黒い被毛で覆われているのが特徴です。
個体によっては耳や胸元に明るめの被毛が生えている場合があるものの、真っ黒なほど価格は高くなる傾向があります。
相場価格は50,000〜65,000円程度です。
ホワイト
全身が白く、目が黒いのが特徴です。耳や足先が黒っぽくなっている場合もあります。
相場価格は60,000〜80,000円程度です。
希少な種類のため、比較的高めの価格に設定されている傾向があります。
パイド
全体的に白っぽく、頭部や背中にシルバーが混じっているのが特徴です。
耳の色やシルバーの入り方は個体差があります。
相場価格は65,000〜80,000円程度です。
バイオレット
全体的にスタンダードグレーよりも淡い青紫色をしているのが特徴です。
腹部は白く、耳は黒っぽくなっている場合もあります。
希少性が高く、相場価格は65,000〜90,000円程度です。
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チンチラを迎えるために用意するもの
チンチラを飼育する際は、主に以下のようなものを用意する必要があります。
・ケージ
・床材
・巣箱(寝床)
・エサ(牧草・ペレット)
・食器・給水器
・ペットシーツ
・砂浴び用のケース・専用の砂
・回し車・ステップ
・かじり木
・ペットキャリー
それぞれのポイントを紹介します。
ケージ
チンチラは基本的にケージの中で飼育します。
ケージ内で運動ができるよう、体のサイズに対してゆとりがある、大きめのものを用意しましょう。
幼少期は、安全性や保温性の高い水槽型のケージが最適です。
ある程度成長したら、ステップを使って昇降運動ができるよう、高さのあるケージを用意します。
床材
衛生面や安全性を考慮し、ケージ内の床に敷く床材を用意します。
床材の種類は、布製マットや木製スノコ、プラスチック・樹脂製スノコなどさまざまです。
ケージのサイズや飼育スタイルに合うものを選びましょう。
巣箱(寝床)
巣箱とは、ケージ内に設置する小さな家のような箱のことです。筒型のものもあります。
安心して眠れる巣箱は、チンチラの飼育に欠かせません。忘れずに用意しましょう。
エサ(牧草・ペレット)
チンチラの主食は牧草です。栄養の不足を補うためにペレットも用意しましょう。
牧草にはチモシーやアルファルファ、オーツヘイなど、さまざまな種類があります。
手軽に入手しやすいチモシー(1番刈り)は、低カロリーかつ繊維質も豊富でおすすめです。
食器・給水器
チンチラを飼育する際には、ペレット入れや牧草入れ、ボトル型の給水器も用意する必要があります。
ペレット入れはひっくり返らないよう、重量があるものや、ケージに固定できるタイプが便利です。
ペットシーツ
ケージの下に敷くペットシーツも用意しておきましょう。
排泄物の臭いが気になりにくい消臭タイプがおすすめです。
砂浴び用のケース・専用の砂
チンチラは砂浴びをする習性があるため、砂浴び用のケースと、専用の砂(チンチラダスト)も必要です。
公園などの砂で代用せず、きちんと殺菌された専用の砂を用意してください。
回し車・ステップ
ケージ内に回し車やステップを設置すると、運動不足の予防や解消に役立ちます。
回し車は、体の大きさに対して小さいものを使うと背中を痛める原因になるため、サイズを確認してから用意してください。
かじり木
かじり木とは、名前のとおり「かじるための木」です。
ストレス解消や、歯の伸びすぎを防止するために、必ず用意しておきましょう。
ペットキャリー
ペットキャリーは、病院に連れて行くときなど、チンチラの移動用として必要です。
小動物用や犬猫用など種類があるため、体の大きさにあったものを用意しましょう。
チンチラを飼う際にあると便利なもの
チンチラを飼育するうえで、あると便利なグッズを紹介します。
・ブラシ
・ヒーター・冷却マット
それぞれのポイントを見ていきましょう。
ブラシ
チンチラは砂浴びをするので、ブラッシングは必須ではありません。
ただ、より美しい毛並を保つためには、専用のブラシやコームがあると便利です。
ヒーター・冷却マット
チンチラを飼育する際は、寒暖差があると体調を崩しやすいため、1年を通して室温を20度前後に調整する必要があります。
エアコンなどで常に適温が保てる場合、ヒーターや冷却マットは必須ではないものの、あるとより安心です。
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チンチラの飼い方のポイント
チンチラを飼う際のポイントを5つ紹介します。
・1日1回食事を与える
・飲み水を毎日交換する
・ケージを毎日掃除する
・基本的には毎日砂浴びをさせる
・年に1回は動物病院で健診を受ける
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1日1回食事を与える
主食の牧草と、栄養を補うためのペレットを併用し、1日1回食事を与えます。
分量は、牧草は1日あたり50g以上、ペレットは成長期には1日あたり体重の3〜5%、生後1年以降は体重の1〜3%が目安です。
チンチラは基本的に粗食のため、食事やおやつの与えすぎに注意しましょう。
飲み水を毎日交換する
給水器の中身を飲み切っていなくても、必ず毎日、新鮮な水と交換しましょう。
水を交換する際に、その都度、給水器も洗浄すると衛生的です。
ケージを毎日掃除する
ケージ内はチンチラの排泄物などで汚れやすいため、毎日掃除して清潔に保つことを心がけましょう。
ステップの上や巣箱の中も汚れやすいので、忘れずチェックしてください。
基本的には毎日砂浴びをさせる
チンチラは被毛をコーティングするために、皮脂腺からラノリンという油を分泌しています。
余分なラノリンを落とし、被毛を清潔に保つため、最低でも1日に1回は砂浴びをさせましょう。
砂浴び用の砂は、できれば毎回新しいものに取り替えるのが衛生的でおすすめです。
年に1回は動物病院で健診を受ける
チンチラは表情の変化が少ないため、飼い主が体調の変化に気付けないケースも少なくありません。
健康管理のため、少なくとも年に1度は健康診断を受けるよう心がけましょう。
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チンチラを飼う際の注意点
チンチラを飼う際の注意点は、以下の6つです。
・常に快適な温度・湿度を保つ
・エサやおやつを与えすぎない
・体が濡れないよう配慮する
・誤飲しそうなものは片付けておく
・電気コードをかじらないよう対策する
・チンチラを診てくれる病院を探しておく
項目ごとに解説します。
常に快適な温度・湿度を保つ
チンチラは暑さや湿気に弱いため、温度・湿度管理を徹底することが大切です。
上でもお伝えしましたが、室温は1年を通して20度前後、湿度は30〜40%を目安に調整しましょう。
エサやおやつを与えすぎない
ペレットやおやつを食べすぎて、牧草をあまり食べないようになると、体調不良に陥ってしまうことがあります。
主食である牧草以外の食べ物を与えすぎないよう注意しましょう。
体が濡れないよう配慮する
チンチラは元々、寒く乾燥した高山地帯に生息している動物です。
そのため非常に湿気に弱く、水に濡れると大きなストレスを感じるだけでなく、うまく体温調節ができなくなってしまいます。
チンチラに水浴びやシャンプーは必要ありません。
万が一、体が濡れてしまったらタオルで丁寧に水気を拭いてあげてください。
誤飲しそうなものは片付けておく
チンチラを室内で散歩させる場合、誤って飲み込んでしまいそうなものは、あらかじめ片付けておきましょう。
ビニール袋や紙、輪ゴム、細かいプラスチック製のパーツなどは、かじって遊んでいるうちに誤飲してしまうことがあります。
誤飲により命を落とす恐れもあるため、注意が必要です。
電気コードをかじらないよう対策する
チンチラの行動範囲内に電気コードがあると、コードをかじって感電や火災などの事故につながる恐れがあります。
電気コード類はチンチラの手の届かない場所に設置するか、カバーをつけるなどの対策をしましょう。
チンチラを診てくれる病院を探しておく
チンチラに対応している動物病院はあまり多くありません。
そのため、チンチラを飼育する際には、近所にチンチラを診てくれる病院があるか事前に探しておくことが大切です。
チンチラがかかりやすい病気
チンチラは、以下のような病気にかかりやすいので注意が必要です。
・熱中症
・不正咬合
・下痢・便秘
・皮膚糸状菌症
各症状について見ていきましょう。
熱中症
本来、寒く乾燥した地域に生息しているチンチラは、暑さや湿気に弱く、熱中症にかかりやすい傾向があります。
熱中症になっても汗をかいたり、舌を出したりといった兆候が見られないため、突然倒れて、命にかかわるケースも少なくありません。
直射日光に当てないことはもちろん、室温・湿度の管理も徹底しましょう。肥満が熱中症の原因になる場合もあるので、太りすぎにも注意が必要です。
不正咬合
不正咬合とは、前歯や臼歯が伸びすぎて、かみ合わせが悪くなる病気です。
「常生歯(じょうせいし)」という生涯伸び続ける歯を持つ齧歯類(げっしるい)に多く見られる病気で、遺伝や食生活などが主な原因とされています。
不正咬合になると、よだれや食欲不振、体重減少などの症状が現れます。気になる症状が見られる場合は、早めに動物病院に相談しましょう。
下痢・便秘
チンチラは便秘になりやすい体質のため、繊維質が豊富な食事や、適度な運動を日々心がけることが大切です。
また、ジアルジアや条虫といった寄生虫の影響で下痢の症状が現れることもあります。
下痢を起こすと栄養不足や低血糖、脱水などにつながる恐れがあるため、いつもより便が柔らかいときは、早めに動物病院を受診しましょう。
皮膚糸状菌症
皮膚糸状菌症とは、皮膚糸状菌という真菌(カビ)の感染により起こる皮膚炎です。
チンチラだけでなく、ウサギや犬、猫、人間にも感染することがあります。
特に幼少期や高齢、免疫力が下がっているときなどになりやすいため、注意が必要です。
チンチラの飼育に関するよくある質問
チンチラの寿命は?
個体差はありますが、チンチラの平均寿命は10年前後といわれています。
長いと20年ほど生きることもあるようです。
チンチラに散歩は必要?
チンチラを無理に屋外へ連れていく必要はありません。
1日に30分〜1時間ほど、ケージから出して部屋の中で散歩させると、運動不足解消や気分転換になります。
チンチラはトイレを覚える?
基本的にチンチラは、犬や猫のようにはトイレを覚えません。
ただし、おしっこは決まった場所でするようになることもあります。
ペット不可の賃貸物件でもチンチラは飼える?
ペット不可の賃貸では、基本的にはチンチラも飼育できません。
ただし、大家さんに相談すれば「鳴き声の少ない小動物ならOK」という場合もあります。
ペット可の物件を探すのが最善ですが、難しい場合は大家さんに相談してみるのも1つの手です。
⇒今日は以上で〜〜す。ほなまた!
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