2017年10月27日
続々 ウルトラマンシリーズとクルマ(帰ってきたウルトラマン)
どうもです。
まだ続きます。
今回も個人的に思い出に残っている部分だけを抜き出して書いていくので、シリーズ全てのクルマについてちゃんと語っているわけではないのでご了承のほどを・・・
前回はウルトラセブンまでの話でしたので、今回は帰ってきたウルトラマンから始めます。
帰ってきたウルトラマン(以下新マン)は結構好きでして、BGMの「ワンダバダバ ワンダバダバ ワンダバダバダ」(あってるかな?)が凄く印象に残っているシリーズです。
子供の頃に再放送で見ていたときにはあまり記憶に残っていないMATのクルマですが、思春期になって旧車に目覚めた後にはとても気になる存在になったのが”モンスターアタックチーム” 通称MAT所属の「MATビハイクル」です。
本来は英語読みの場合マットビークルと読むのがが正しいのですが、MAT VEHICLE をビハイクルと読み間違えたのがそのまま使われたのは有名な話。
このマットビハイクルは1967年に発売されたマツダコスモスポーツが使われました。
マツダ(当時の社名は東洋工業)のコスモスポーツは国産初のロータリーエンジン搭載のスポーツカーで、世界でも本家NSUに続いて量産車では二番目に販売された車であり、2ローターロータリーエンジンとしては初めての市販車でした。
(NSUとは当時のドイツの自動車メーカーで、世界最初の市販ロータリーエンジンを作った。後年最終的にアウディに吸収され消滅)
NSUからは世界初の1ローターロータリーエンジン搭載のヴァンケルスパイダー(スパイダーはオープンタイプのクルマを指す単語)が1964年に発売され、その後67年には2ローターでFFの4ドアセダンタイプであるRo80を発売します。
しかし、ロータリーエンジンの技術的欠陥を抱えたままの見切り発車的な発売により、後にエンジンのクレーム対策に追われる事になり、最終的には経営危機を招いてしまいVW傘下になった後最後は先に書いたようにアウディと経営統合される運命となったのでした。
その点、マツダは本家の技術を元に独自の改良を加え、試作車総合計で300万キロにも及ぶ走行試験を行い発売したこともあって殆どそのようなクレームはなかったところが偉いところ。
マツダの市販ロータリーは2012年のRX-8を最後に生産終了となってしまいましたが、使い将来ロータリー復活の可能性もあるようなので、ロータリーファンの皆さんは期待して待っているのではないでしょうか?
で、コスモスポーツに戻りますが、1967年から1972年まで合計1,176台が販売されたこの車は大きく分けて初期型と後期型に大別する事が出来ます。
一番大きな違いはエンジンとホイールベースで、初期のコスモ(以下コスモと略)の型式はL10Aと言い、エンジンは10A型ロータリーエンジン(491 cc ×2)を搭載。
出力・トルクは110 PS /7,000 rpm、13.3 kgf・m /3,500 rpmでありました。
blog.mazda.com
発売翌年の68年には早くも最初のマイナーチェンジを行い、型式もL10Bとなり、出力・トルクは共にアップされ 128PS/7,000rpm、14.2kgf・m/5,000rpmとなります。(エンジン形式は変わらず10Aのまま)
ミッションも4速から5速になるなど、更なる高性能化が進んだわけです。
マイナー後の外観の違いは、フロントバンパー下のラジエター冷却用の開口部の形状が大きく変更され、下に大きく広がりました。またL10Aにあったスリット状の開口部に変わり、後期型L10Bではブレーキ冷却用の開口部が新たに追加されたのでかなり雰囲気が違います。
www.supercars.net
ホイールベースはL10Aの2,200mmだったのが、L10Bでは150ミリも伸ばされて2,350mmとなりました。
見分けるポイントとしてはドアから後、リアホイールアーチまでの長さの違いですね。
L10A
blog.mazda.com
細かいところではサイドマーカーの形状が丸から細長い四角状に、ミラーがメッキの砲弾型から塗装仕上げに(砲弾型ミラーだが形状は変わる)なり、ホイールも違います。
L10B
b-cles.jp
ただ、ややこしいのはL10Bでも初期のほうはミラーとマーカーはL10Aと同じだったりするので、L10Bも厳密には初期と後期に分けられるということです。(正面向きのL10Bの写真はL10Aと一緒のミラーですね)
新マンで使われたコスモは実は少なくとも2種類あり、上記のL10B初期型と後期型の両方が確認できます。
初期型はもしかすると第一話のみかもしれません。
後期型も詳しい方の調査によれば、車検ステッカーと点検ステッカーの違いで2種類確認できるとの事。
もしかすると2台ではなく3台あったのかもしれないですね。
一番ポピュラーなタイプ
劇中でもリヤにスタビライザーが追加されたり、迷彩塗装を施されたりと何度か外観上大きな変更がありました。
・・・でもですね、何故か好きだと言った新マンに出ているメカなのに、マットビハイクルの記憶が大して残っていない・・・
迷彩になった回なんかはたぶん見てもいないんじゃないかと思います。
だって、もし見ていたら絶対記憶に残っているはずですよね。
・・・まあそれは置いといて、今では各種資料が簡単に入手できる世の中になりましたが、子供の頃は雑誌の特集や付録、はたまた怪獣図鑑のようなアイテムしかありませんでしたから調べたくても大したことは出来なかったですよね。
高価な専門誌は出ていたかもしれないですけど、小学生の子供にはたぶん買えない代物だっただろうなと。
一時期、ウルトラマンブームが再燃した時期には各種模型や書籍が充実してましたね。
ポインターやマットビハイクルのプラモデルが発売されたのはその頃だったんじゃないかな?
マットビハイクルの模型は、古くはトミカが有名ですね。
現在はブームと言うよりもひとつの趣味のカテゴリとしてポジションを確立したのでしょうか?
書店に行くとかなりの数のウルトラマン関係の本が並んでますよね。
ウルトラシリーズのメカ関係のモデル品も何だかんだで色々販売されていますね。
でも、ちゃんとしたスケールものなどは大きい子供さん向けが多くて価格が張るアイテムばかりですけど・・・
結局今の子供さんは現代のウルトラマンのほうが興味あるでしょうし、数が売れないものなら高いのも仕方ないですかね〜
他にも新マンにはMATジープ等の車両が出てくるのですが、特に思い出がないので今回は語りません(好きな人ごめんなさいね)
続く
ではまた
まだ続きます。
今回も個人的に思い出に残っている部分だけを抜き出して書いていくので、シリーズ全てのクルマについてちゃんと語っているわけではないのでご了承のほどを・・・
前回はウルトラセブンまでの話でしたので、今回は帰ってきたウルトラマンから始めます。
帰ってきたウルトラマン
帰ってきたウルトラマン(以下新マン)は結構好きでして、BGMの「ワンダバダバ ワンダバダバ ワンダバダバダ」(あってるかな?)が凄く印象に残っているシリーズです。
子供の頃に再放送で見ていたときにはあまり記憶に残っていないMATのクルマですが、思春期になって旧車に目覚めた後にはとても気になる存在になったのが”モンスターアタックチーム” 通称MAT所属の「MATビハイクル」です。
本来は英語読みの場合マットビークルと読むのがが正しいのですが、MAT VEHICLE をビハイクルと読み間違えたのがそのまま使われたのは有名な話。
このマットビハイクルは1967年に発売されたマツダコスモスポーツが使われました。
マツダ(当時の社名は東洋工業)のコスモスポーツは国産初のロータリーエンジン搭載のスポーツカーで、世界でも本家NSUに続いて量産車では二番目に販売された車であり、2ローターロータリーエンジンとしては初めての市販車でした。
(NSUとは当時のドイツの自動車メーカーで、世界最初の市販ロータリーエンジンを作った。後年最終的にアウディに吸収され消滅)
NSUからは世界初の1ローターロータリーエンジン搭載のヴァンケルスパイダー(スパイダーはオープンタイプのクルマを指す単語)が1964年に発売され、その後67年には2ローターでFFの4ドアセダンタイプであるRo80を発売します。
しかし、ロータリーエンジンの技術的欠陥を抱えたままの見切り発車的な発売により、後にエンジンのクレーム対策に追われる事になり、最終的には経営危機を招いてしまいVW傘下になった後最後は先に書いたようにアウディと経営統合される運命となったのでした。
その点、マツダは本家の技術を元に独自の改良を加え、試作車総合計で300万キロにも及ぶ走行試験を行い発売したこともあって殆どそのようなクレームはなかったところが偉いところ。
マツダの市販ロータリーは2012年のRX-8を最後に生産終了となってしまいましたが、使い将来ロータリー復活の可能性もあるようなので、ロータリーファンの皆さんは期待して待っているのではないでしょうか?
で、コスモスポーツに戻りますが、1967年から1972年まで合計1,176台が販売されたこの車は大きく分けて初期型と後期型に大別する事が出来ます。
一番大きな違いはエンジンとホイールベースで、初期のコスモ(以下コスモと略)の型式はL10Aと言い、エンジンは10A型ロータリーエンジン(491 cc ×2)を搭載。
出力・トルクは110 PS /7,000 rpm、13.3 kgf・m /3,500 rpmでありました。
blog.mazda.com
発売翌年の68年には早くも最初のマイナーチェンジを行い、型式もL10Bとなり、出力・トルクは共にアップされ 128PS/7,000rpm、14.2kgf・m/5,000rpmとなります。(エンジン形式は変わらず10Aのまま)
ミッションも4速から5速になるなど、更なる高性能化が進んだわけです。
マイナー後の外観の違いは、フロントバンパー下のラジエター冷却用の開口部の形状が大きく変更され、下に大きく広がりました。またL10Aにあったスリット状の開口部に変わり、後期型L10Bではブレーキ冷却用の開口部が新たに追加されたのでかなり雰囲気が違います。
www.supercars.net
ホイールベースはL10Aの2,200mmだったのが、L10Bでは150ミリも伸ばされて2,350mmとなりました。
見分けるポイントとしてはドアから後、リアホイールアーチまでの長さの違いですね。
L10A
blog.mazda.com
細かいところではサイドマーカーの形状が丸から細長い四角状に、ミラーがメッキの砲弾型から塗装仕上げに(砲弾型ミラーだが形状は変わる)なり、ホイールも違います。
L10B
b-cles.jp
ただ、ややこしいのはL10Bでも初期のほうはミラーとマーカーはL10Aと同じだったりするので、L10Bも厳密には初期と後期に分けられるということです。(正面向きのL10Bの写真はL10Aと一緒のミラーですね)
新マンで使われたコスモは実は少なくとも2種類あり、上記のL10B初期型と後期型の両方が確認できます。
初期型はもしかすると第一話のみかもしれません。
後期型も詳しい方の調査によれば、車検ステッカーと点検ステッカーの違いで2種類確認できるとの事。
もしかすると2台ではなく3台あったのかもしれないですね。
一番ポピュラーなタイプ
劇中でもリヤにスタビライザーが追加されたり、迷彩塗装を施されたりと何度か外観上大きな変更がありました。
・・・でもですね、何故か好きだと言った新マンに出ているメカなのに、マットビハイクルの記憶が大して残っていない・・・
迷彩になった回なんかはたぶん見てもいないんじゃないかと思います。
だって、もし見ていたら絶対記憶に残っているはずですよね。
・・・まあそれは置いといて、今では各種資料が簡単に入手できる世の中になりましたが、子供の頃は雑誌の特集や付録、はたまた怪獣図鑑のようなアイテムしかありませんでしたから調べたくても大したことは出来なかったですよね。
高価な専門誌は出ていたかもしれないですけど、小学生の子供にはたぶん買えない代物だっただろうなと。
一時期、ウルトラマンブームが再燃した時期には各種模型や書籍が充実してましたね。
ポインターやマットビハイクルのプラモデルが発売されたのはその頃だったんじゃないかな?
マットビハイクルの模型は、古くはトミカが有名ですね。
現在はブームと言うよりもひとつの趣味のカテゴリとしてポジションを確立したのでしょうか?
書店に行くとかなりの数のウルトラマン関係の本が並んでますよね。
ウルトラシリーズのメカ関係のモデル品も何だかんだで色々販売されていますね。
でも、ちゃんとしたスケールものなどは大きい子供さん向けが多くて価格が張るアイテムばかりですけど・・・
結局今の子供さんは現代のウルトラマンのほうが興味あるでしょうし、数が売れないものなら高いのも仕方ないですかね〜
他にも新マンにはMATジープ等の車両が出てくるのですが、特に思い出がないので今回は語りません(好きな人ごめんなさいね)
続く
ではまた
帰ってきたウルトラマン Vol.1 [ 円谷プロダクション ] 価格:1,594円 |
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