2015年08月15日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part33 怪物森重
ジャンプボールは、野辺と森重だ。
中村「野辺君ですね。河田君ではないんですね。」
弥生「まあ、身長差を考えると妥当なところね。」
安西「始まりましたね。」
ジャンプボールを制したのは、やはり森重。
観客「おおーっ!高い!」
野辺「くっ!」
森重「よっし。」
そのボールを拾ったのは諸星。
諸星「先制点はもらった!」
しかし、速攻の愛知の攻撃を止めたのは、一ノ倉。
一ノ倉「諸星、今日はマークを外さないよ。」
タイトマークで諸星をしっかりマークした。
諸星は、カットインすると見せて、上杉にボールを戻した。
諸星「まあ、最初から無理しなくてもいいわな。」
上杉「諸星さん、意外と冷静ですね。しっかり行きますよ。」
その間に、秋田もディフェンスを固めてきた。
宮城「おっ。森重のマークは、野辺なのか?河田ではないのか?」
桜木「リョーちん。あのポールも、リバウンドは強いぞ。
この天才ほどではないけどな。」
流川「・・・。」
三井「確かに、桜木もアイツからリバウンドとるのは苦労していたもんな。」
安西「彼の身長と手の長さ、ジャンプのタイミングは全国屈指です。
桜木君以外だとリバウンドとるのも厳しいかもしれない。
ただ、愛知には森重君がいる。注目ですよ。」
上杉は、2年生ながら愛知を引っ張るポイントガードだった。
上杉「深津さん。この試合ではあなたを超えさせていただきますよ。」
深津「負ける気はないピョン。」
そういうやり取りをしているうちに、ローポストに森重が侵入してきた。
野辺「むっ。こ、こいつの圧力は・・・。」
じりじりと野辺が押し込まれていた。その瞬間を見逃さず、上杉がパスを
出した。
中村「ちょっと高いっ!!」
どっがーーーん!!
彦一「ア、アンビリーバブルや。あれをアリウープで決めるなんて。」
当然決めたのは、森重。
森重「へへっ。」
先制点を決めて、気持ちがよかった森重はリングにぶら下がっていた。
審判「ピピ―――ッ」
諸星「な、何をやってる。今日は普通の試合じゃないんだぞ。」
森重「まあ、まあ、王朝も大したことないな。」
徳川(名朋工業監督兼愛知監督)「ちっ。ヒロシのやつ、もったいねぇ。」
その時、桜木は背中に冷たい汗が流れたのに気付いていなかった。
赤木「あ、あれを決めるか。」
三井「あれは化け物だな。ちょっと、桁が違うな。うちの1年坊主どもは、
アイツと3年間戦わないといけないのか。かわいそうに。」
流川「蹴散らすだけだ。」
桜木「ふん。アイツも俺が倒す!」
安西「避けては通れませんよ。彼との戦いは。」
その時、宮城は別の目線でいた。
宮城「あのポイントガード。深津にマークされて、あのパスを出すとは・・・。」
彩子「ライバル出現ね。今までは、年上のポイントガードばかりだったけど、
初めて同級生で目を輝かせるほどのライバルが出たわね。」
宮城「アヤちゃん。」
そういいながら宮城は微笑んでいた。彩子が言った通り、牧、藤真といった
ライバルは年上であり、来年は自分の時代と思っていたところに全国はまだ
広いと思ってうれしく思ったのだ。
深津「なかなかやるピョン。しっかり取り返すピョン。」
そういって、深津はボールを中山に回した。
しかし、中山は緊張していたのかボールを取り損ねた。
上杉「甘いなっ!」
上杉はボールを取って、まだのんびり秋田のゴール前でうろちょろしていた
森重にボールを回した。
森重「おっ。ナイスボール」
どっがーーん!!
森重のダンク2連発だった。
徳川「ヒロシっ!すぐ降りろ!!」
森重「おっちゃん。わかってるよ。」
諸星「すげぇな。」
序盤は完全に愛知ペースで試合が始まった。
愛知選抜 4
秋田選抜 0
(続く)
中村「野辺君ですね。河田君ではないんですね。」
弥生「まあ、身長差を考えると妥当なところね。」
安西「始まりましたね。」
ジャンプボールを制したのは、やはり森重。
観客「おおーっ!高い!」
野辺「くっ!」
森重「よっし。」
そのボールを拾ったのは諸星。
諸星「先制点はもらった!」
しかし、速攻の愛知の攻撃を止めたのは、一ノ倉。
一ノ倉「諸星、今日はマークを外さないよ。」
タイトマークで諸星をしっかりマークした。
諸星は、カットインすると見せて、上杉にボールを戻した。
諸星「まあ、最初から無理しなくてもいいわな。」
上杉「諸星さん、意外と冷静ですね。しっかり行きますよ。」
その間に、秋田もディフェンスを固めてきた。
宮城「おっ。森重のマークは、野辺なのか?河田ではないのか?」
桜木「リョーちん。あのポールも、リバウンドは強いぞ。
この天才ほどではないけどな。」
流川「・・・。」
三井「確かに、桜木もアイツからリバウンドとるのは苦労していたもんな。」
安西「彼の身長と手の長さ、ジャンプのタイミングは全国屈指です。
桜木君以外だとリバウンドとるのも厳しいかもしれない。
ただ、愛知には森重君がいる。注目ですよ。」
上杉は、2年生ながら愛知を引っ張るポイントガードだった。
上杉「深津さん。この試合ではあなたを超えさせていただきますよ。」
深津「負ける気はないピョン。」
そういうやり取りをしているうちに、ローポストに森重が侵入してきた。
野辺「むっ。こ、こいつの圧力は・・・。」
じりじりと野辺が押し込まれていた。その瞬間を見逃さず、上杉がパスを
出した。
中村「ちょっと高いっ!!」
どっがーーーん!!
彦一「ア、アンビリーバブルや。あれをアリウープで決めるなんて。」
当然決めたのは、森重。
森重「へへっ。」
先制点を決めて、気持ちがよかった森重はリングにぶら下がっていた。
審判「ピピ―――ッ」
諸星「な、何をやってる。今日は普通の試合じゃないんだぞ。」
森重「まあ、まあ、王朝も大したことないな。」
徳川(名朋工業監督兼愛知監督)「ちっ。ヒロシのやつ、もったいねぇ。」
その時、桜木は背中に冷たい汗が流れたのに気付いていなかった。
赤木「あ、あれを決めるか。」
三井「あれは化け物だな。ちょっと、桁が違うな。うちの1年坊主どもは、
アイツと3年間戦わないといけないのか。かわいそうに。」
流川「蹴散らすだけだ。」
桜木「ふん。アイツも俺が倒す!」
安西「避けては通れませんよ。彼との戦いは。」
その時、宮城は別の目線でいた。
宮城「あのポイントガード。深津にマークされて、あのパスを出すとは・・・。」
彩子「ライバル出現ね。今までは、年上のポイントガードばかりだったけど、
初めて同級生で目を輝かせるほどのライバルが出たわね。」
宮城「アヤちゃん。」
そういいながら宮城は微笑んでいた。彩子が言った通り、牧、藤真といった
ライバルは年上であり、来年は自分の時代と思っていたところに全国はまだ
広いと思ってうれしく思ったのだ。
深津「なかなかやるピョン。しっかり取り返すピョン。」
そういって、深津はボールを中山に回した。
しかし、中山は緊張していたのかボールを取り損ねた。
上杉「甘いなっ!」
上杉はボールを取って、まだのんびり秋田のゴール前でうろちょろしていた
森重にボールを回した。
森重「おっ。ナイスボール」
どっがーーん!!
森重のダンク2連発だった。
徳川「ヒロシっ!すぐ降りろ!!」
森重「おっちゃん。わかってるよ。」
諸星「すげぇな。」
序盤は完全に愛知ペースで試合が始まった。
愛知選抜 4
秋田選抜 0
(続く)
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