2015年07月04日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part26 天才たちの目覚
神奈川代表 35
大阪代表 38
大阪代表の監督であり大栄学園の監督富田は意外と落ち着いていた。
富田「面白くなってきたやないか。さすがに神奈川やな。」
土屋「牧ゆうんはさすがやわ。ただ老けた顔したオッサンかと思ってたが、思ったより早く対応してきた。」
岸本「やっぱりラン&ガンでいかへんか?まだまだ走れるで。」
南「・・・。土屋、どう思う?」
土屋「・・・。ちょっと俺に作戦がある。南、協力してくれへんか?」
土屋が神妙な顔で南と話をし始めた。
富田「(土屋め。本気になってきよったな。やられっぱなしなわけないわな。)」
そう、富田はいつも土屋に物足りなさを感じていたのだ。
その才能で、今年は大阪をあっさりと制し、夏のIHでもベスト4まで進んだ。
しかし、本当はもっと高みを目指せるのではと考えていたのだ。
そのため、土屋が自ら考えて行動しているのは、とても喜ばしいと感じていたのだ。
南「何っ!?本当に大丈夫か?失敗してもしらんで。」
土屋「なーに、南のセンスに期待しているで。お前も流川にやられっぱなしで終わる男じゃないだろう?」
南「・・・。そうだな。北野さんの前でこれ以上ふがいないところを見せるわけにはいかんな。
岸本っ!走るぞ!」
岸本「よっしゃ。走り負けたらゆるさへんで。」
一方、神奈川のベンチは盛り上がっていた。
三井「わっはっは。もうこっちのもんだな。あの土屋ってやつも完全にテンパってるぜ。」
赤木「馬鹿モン!まだこっちは負けてるんだ。気を抜くな。」
牧「そうだな。流れはこっちに来ているが、あっちも一流のチームだ。このまますんなり行けるとは限らん。」
高頭「しかし、よくやった。まさか左にスイッチしているとは気付かなかった。」
藤真「フッ。牧よ。いくらスロースターターとはいえやられ過ぎだったぞ。
いつでも変わってやるからな。しっかり逆転して来いよ。」
牧「藤真・・・。ちょっとふがいなかったな。だが、安心してベンチに座っておいてくれ。もう大丈夫だ。」
その頃、応援席では、
彩子「赤木先輩、とても一時引退していたとは思えない体のキレね。」
晴子「・・・。お兄ちゃん(グスン)。」
桜木「じぃのやつ、やっと本気になってきやがった。」
安西「牧君は、いつも最初は、気合が乗らないのか中々本調子になりませんからね。」
北野「あの黒いの流石に体のキレがいいな。あのセンターといい、とても高校生に見えんぞ。」
安西「・・・・。二人とも一応高校生ですよ・・・。」
田岡「ちっ。やはり周りがすごいから仙道の奴、本気でやってないな。
あとで怒鳴ってやらないと。」
福田「・・・。でも時々、本気でやってます。」
田岡「そういうのをムラがあるっていうんだ。むしろ流川が敵の方がプレーがいいな。」
そうこうしているうちにタイムアウトが終了した。
土屋「よーし、いくでー。」
そういうと遠藤からボールを受けた土屋が、ボールを運ばずいきなり南にボールを渡した。
流川「!!」
ポジションチェンジを大阪は行ったのだ。
なんとPGに南を配置したのだ。
南「走れ―!」
南はすごいスピードで走り出した。
三井「土屋は!?」
なんと土屋は、ハイポスト付近でウロウロとしていた。
牧「ポジションチェンジだ。土屋のマークは仙道頼むぞ。おれは南につく。」
南は、板倉にボールを回し、すぐにボールを受け取った。
牧「スリーか?」
そう思って牧は、シュートブロックに行ったが南は、土屋にボールを回した。
土屋「ここからは手加減せぇへんで。」
そういうと土屋は一瞬で仙道を振り切った。
仙道「!?」
土屋は今まで見せたことのない素早い動きで仙道を交わし、一気にゴール下へ行き、
赤木のブロックをかいくぐりリバースレイアップを決めた。
土屋「ここからは点の取り合いや。負けへんで。」
神奈川代表 35
大阪代表 40
田岡「こらーーー!仙道ーーー。しっかりせんかー。」
彦一「か、監督!さすがにうちの監督の声はよく通りはるわー。
しかし、あの土屋って選手。やっぱり仙道さんに似てはるわ。
いざって時に点を取りに行ける。しかし、仙道さんも黙ってないで。」
仙道「牧さん、いつもよりワンテンポ早くボール出しをしてもらえますか?」
牧「どういう意味だ?」
仙道「牧さんに対する土屋のマークも厳しそうなので、こちらも工夫してみます。」
牧「フッ。馬鹿にしやがって。しっかり点を取ってくれよ。」
流川「てめぇ。俺以外の奴に負けるんじゃねl。」
仙道「まぁ、そういうな。久々に面白くなってきたんだ。楽しませてくれ。」
三井「そらぁいくぞ。すぐに追いつくぞ。」
牧は、ボールをコントロールしていた。
いつもなら時間ギリギリまで余裕でボールをついている時間だ。
しかし、一瞬のスキをついて、仙道が岸本のマークを外し、その瞬間に牧から矢のようなボールが出た。
土屋「何!もうっ!?」
土屋も不意を突かれた。
仙道はボールを受けて、早速シュート体制に入った。
岸本「決めさせへん!」
しかし、仙道はシュートを打たず、後ろにドリブルした。
岸本「な、なにっ!」
一気に3Pラインまで戻りスリーポイントを放つ。
彦一「きた、キタでー。」
神奈川代表 38
大阪代表 40
弥生「ここでスリーとは・・・。彼の得点感覚はすごいわね。外すと大きかったけど。よく決めたわね。」
中村「意外と仙道君は大事なところでの3Pの確率はいいんですよね。」
(続く)
大阪代表 38
大阪代表の監督であり大栄学園の監督富田は意外と落ち着いていた。
富田「面白くなってきたやないか。さすがに神奈川やな。」
土屋「牧ゆうんはさすがやわ。ただ老けた顔したオッサンかと思ってたが、思ったより早く対応してきた。」
岸本「やっぱりラン&ガンでいかへんか?まだまだ走れるで。」
南「・・・。土屋、どう思う?」
土屋「・・・。ちょっと俺に作戦がある。南、協力してくれへんか?」
土屋が神妙な顔で南と話をし始めた。
富田「(土屋め。本気になってきよったな。やられっぱなしなわけないわな。)」
そう、富田はいつも土屋に物足りなさを感じていたのだ。
その才能で、今年は大阪をあっさりと制し、夏のIHでもベスト4まで進んだ。
しかし、本当はもっと高みを目指せるのではと考えていたのだ。
そのため、土屋が自ら考えて行動しているのは、とても喜ばしいと感じていたのだ。
南「何っ!?本当に大丈夫か?失敗してもしらんで。」
土屋「なーに、南のセンスに期待しているで。お前も流川にやられっぱなしで終わる男じゃないだろう?」
南「・・・。そうだな。北野さんの前でこれ以上ふがいないところを見せるわけにはいかんな。
岸本っ!走るぞ!」
岸本「よっしゃ。走り負けたらゆるさへんで。」
一方、神奈川のベンチは盛り上がっていた。
三井「わっはっは。もうこっちのもんだな。あの土屋ってやつも完全にテンパってるぜ。」
赤木「馬鹿モン!まだこっちは負けてるんだ。気を抜くな。」
牧「そうだな。流れはこっちに来ているが、あっちも一流のチームだ。このまますんなり行けるとは限らん。」
高頭「しかし、よくやった。まさか左にスイッチしているとは気付かなかった。」
藤真「フッ。牧よ。いくらスロースターターとはいえやられ過ぎだったぞ。
いつでも変わってやるからな。しっかり逆転して来いよ。」
牧「藤真・・・。ちょっとふがいなかったな。だが、安心してベンチに座っておいてくれ。もう大丈夫だ。」
その頃、応援席では、
彩子「赤木先輩、とても一時引退していたとは思えない体のキレね。」
晴子「・・・。お兄ちゃん(グスン)。」
桜木「じぃのやつ、やっと本気になってきやがった。」
安西「牧君は、いつも最初は、気合が乗らないのか中々本調子になりませんからね。」
北野「あの黒いの流石に体のキレがいいな。あのセンターといい、とても高校生に見えんぞ。」
安西「・・・・。二人とも一応高校生ですよ・・・。」
田岡「ちっ。やはり周りがすごいから仙道の奴、本気でやってないな。
あとで怒鳴ってやらないと。」
福田「・・・。でも時々、本気でやってます。」
田岡「そういうのをムラがあるっていうんだ。むしろ流川が敵の方がプレーがいいな。」
そうこうしているうちにタイムアウトが終了した。
土屋「よーし、いくでー。」
そういうと遠藤からボールを受けた土屋が、ボールを運ばずいきなり南にボールを渡した。
流川「!!」
ポジションチェンジを大阪は行ったのだ。
なんとPGに南を配置したのだ。
南「走れ―!」
南はすごいスピードで走り出した。
三井「土屋は!?」
なんと土屋は、ハイポスト付近でウロウロとしていた。
牧「ポジションチェンジだ。土屋のマークは仙道頼むぞ。おれは南につく。」
南は、板倉にボールを回し、すぐにボールを受け取った。
牧「スリーか?」
そう思って牧は、シュートブロックに行ったが南は、土屋にボールを回した。
土屋「ここからは手加減せぇへんで。」
そういうと土屋は一瞬で仙道を振り切った。
仙道「!?」
土屋は今まで見せたことのない素早い動きで仙道を交わし、一気にゴール下へ行き、
赤木のブロックをかいくぐりリバースレイアップを決めた。
土屋「ここからは点の取り合いや。負けへんで。」
神奈川代表 35
大阪代表 40
田岡「こらーーー!仙道ーーー。しっかりせんかー。」
彦一「か、監督!さすがにうちの監督の声はよく通りはるわー。
しかし、あの土屋って選手。やっぱり仙道さんに似てはるわ。
いざって時に点を取りに行ける。しかし、仙道さんも黙ってないで。」
仙道「牧さん、いつもよりワンテンポ早くボール出しをしてもらえますか?」
牧「どういう意味だ?」
仙道「牧さんに対する土屋のマークも厳しそうなので、こちらも工夫してみます。」
牧「フッ。馬鹿にしやがって。しっかり点を取ってくれよ。」
流川「てめぇ。俺以外の奴に負けるんじゃねl。」
仙道「まぁ、そういうな。久々に面白くなってきたんだ。楽しませてくれ。」
三井「そらぁいくぞ。すぐに追いつくぞ。」
牧は、ボールをコントロールしていた。
いつもなら時間ギリギリまで余裕でボールをついている時間だ。
しかし、一瞬のスキをついて、仙道が岸本のマークを外し、その瞬間に牧から矢のようなボールが出た。
土屋「何!もうっ!?」
土屋も不意を突かれた。
仙道はボールを受けて、早速シュート体制に入った。
岸本「決めさせへん!」
しかし、仙道はシュートを打たず、後ろにドリブルした。
岸本「な、なにっ!」
一気に3Pラインまで戻りスリーポイントを放つ。
彦一「きた、キタでー。」
神奈川代表 38
大阪代表 40
弥生「ここでスリーとは・・・。彼の得点感覚はすごいわね。外すと大きかったけど。よく決めたわね。」
中村「意外と仙道君は大事なところでの3Pの確率はいいんですよね。」
(続く)
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