2015年06月29日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 追い上げ
神奈川代表 31
大阪代表 38
牧が土屋にマークについたが、今までにないタイトなものだった。
土屋「くっ。」
土屋は、想像以上の厳しさに驚いた。周りを見回したが、そこには、神奈川のメンバーのマークがきっちりついていた。
岸本「こっちにだせぇ!」
土屋「(そう簡単にいうなや。日本で1,2を争うガードが鬼の形相でせまってんねんで。)」
土屋はパスを出せずにいたが、一瞬板倉がフリーになったのを見逃さなかった。
土屋「板倉ーーー!」
しかし、それは三井が張った罠だった。
三井「読み通りだぜ!土屋よ。余裕がなくなってるんじゃないのか?
2Qまでだったらこんな簡単な罠に引っかからなかったぜ。」
そういいながら三井は、切れ込んだ。
南「な、なにー!中だと」
遠藤「舐めるな!」
そういいながら三井にマークがついた瞬間、ボールはすでに三井の手になかった。
赤木「ウホッ!!」
豪快なダンクを決めたのは赤木だった。
彦一「で、でたーーー。湘北のホットライン。ゴリラダンクやーーー!」
桜木「相変わらずゴリラだな。」
神奈川代表 33
大阪代表 38
赤木「遠藤よ。ほかの奴をマークする余裕がお前にあるのか?」
遠藤「・・!!」
それは、奇しくも夏のインターハイで河田に対して発言し、河田に余裕があるといわれてしまったあの言葉の再現だった。
違うのは、赤木も成長し、相手も河田でないため、圧倒的な存在感を赤木が示していることだ。
遠藤も言葉がでなかった。
南「一本を冷静に返すんや。土屋。あわてるなや。相手は牧だ。
すべてがうまくいくとは限らん。」
南はさすがに豊玉のキャプテンだけあって冷静に分析ができていた。
しかし、勢いは止まらなかった。
観客「おおっ。た、たけぇ!」
それは、板倉が苦し紛れに前線に高いボールを投げたのを流川がハイジャンプでカットしたことによるどよめきだった。
晴子「流川君!!」
そこから流川は圧巻だった。
南「ここからは行かせへんで。正々堂々と勝負や!」
南がそういって腰をおろしてどっしり構えた。
流川「日本一は俺がなる!」
そういってすさまじいスピードで右へワンステップしたかと思った瞬間、一瞬の油断を突き、左へ切れ込んだ。
南「な、なにぃ!」
あの南があっという間に抜きさられたのは、大阪代表にとっては想定外だった。
他のメンバーがフォローに入ろうとしていた際には、流川はレイアップを決めていた。
仙道「また早くなってやがる。」
観客席「な、なんやーーー。今、どう動いたんや。見えへんかったでー。」
それは、バスケの経験がない人は、ほとんど目で追えないくらいのスピードだった。
神奈川代表 35
大阪代表 38
彦一「おおっ!3点差や。一気に縮めたで〜。この勢いで行けるで!」
大阪代表はまだ3Qになって得点ができていなかった。
畳みかけるような神奈川の得点にたまらなく大阪はタイムアウトをとった。
(続く)
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