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2015年06月15日

スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part22 土屋の戦略


第1Q終了後

神奈川代表 17

大阪代表  16


弥生「(バシッ!)」


中村「アイタッ!!な、何するんですか?」



弥生「だから、ロースコアになるのはある意味想定内よ。私が意外といったのは、


   どちらも3Pを打っていないことよ。」
   
   
中村「そういえば、どちらも3Pシュートを打っていないような。


   牧君の3点プレイで神奈川が1点リードしているだけですね。」
   
   
弥生「どちらも3Pシューターがいるのにあえて中で攻めているのはなぜかしら?


   三井君に限って言えば、シュートすら打っていないわ。」
   
   
仙道「予定通りですね。」


三井「あぁ。何とかうまくいってるな。」


神奈川の狙いは、土屋を牧に集中させることだった。


試合前


高頭「牧よ。土屋は、中々のプレーヤーだが、勝てるか?」


牧「当たり前です。負けるわけにはいかないですから。」


高頭「そうか。それなら1Qは牧を中心に攻めるぞ。


   牧のペネトレイトと赤木のローポストからのアタックだ。
   
   
   そして、流川、仙道はフォローに回ってくれ。
   
   
   三井は、3Pを打つと見せてインサイドへパスを回してくれ。」
   
   
三井「3Pを打たなくてディフェンスを広げなくていいですか?」


高頭「それも計算のうちだ。土屋が牧のマークにつきっきりになれば、


   大阪は攻め手を欠く。それがまずは狙いだ。」
   
   
確かに1Qが終わってから土屋の息遣いは荒かった。


南「大丈夫か?牧のマークはそれなりにきつそうだな。」


土屋「ああ、しかし、ラン&ガンでうちが突き放せない方が予想外だ。


   約束通り2Qは俺の好きなようにやらせてもらうで。」
   
   
岸本「なっ。リードされているとはいえ1点差や。このままでええんちゃうんか?」


土屋「約束は約束や。リードされて1Qが終わったら俺の好きなようにさせてもらうって約束や。


   男に二言はないな。」
   
   
岸本「ちっ。その代わり2Q終わってもリードされてたらラン&ガンに戻すで。」


土屋「よっしゃ。そしたら作戦や。」


土屋からメンバーに作戦が伝えられた。


南「まあ、お前の言うとおりにするって言うたからな。仕方がないか。」


土屋「走り回ることにはかわらへんで。しっかり頼むぞ。」


2Qが始まろうとしていた。


桜木「ちっ。つまらねぇ試合しやがって。こら、じぃ、ゴリ!さっさと


   突き放せーーー!」
   
   
観客「なんだと!あ、あいつは湘北の赤頭!!殺すぞこらぁあああ。」



桜木「聞こえんなー。」



観客「いてまえ!」



北野「うるせぇ。静かにしろ。バスケに興味がないやつはでてけ!」


強面の北野が怒鳴った。


小学生「こ、こぇぇえ。鬼の北野の顔だ。」


南「おめぇら。試合で勝つからちょっとおとなしくしておいてくれ。」


という南の一言で何とかおさまった。






(続く)
posted by だんす at 23:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国体編
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