2018年06月14日
レシートを買ってくれるサービスについて
昨日ぐらいから
レシートをアプリで撮影したら10円で買ってくれる
そんなおもしろいサービスのことが
テレビやネットで紹介されています。
上限が1日10枚となっているとしても
すごいサービスだとシステムがダウンするぐらい
利用されているそうです。
購買傾向を企業に販売するという
視点はとてもおもしろく
捨てられるものを再利用するということに
とても感動します。
ただ少し心配もあります。
みなさん個人情報が流失することに
危険性を感じているみたいですが
それも含めて
私はこのビジネがこの先に進む場所が
ちょっと危険かなと感じます。
私は会社員時代から
企業の新しいサービスを評価したり
利用者や運営者や競合他社の心理を考えて
そのモデルが成功するか
評価して改善していくお手伝いをしています。
同じように
どこかの会社がこのサービスをついての
評価してほしいという依頼が来たら
「初期はインパクトもあり良いと思う
でもこの先に利用者・運営社に『変化』が現れ
それをどう乗り越えられるかが疑問」
と答えると思います。
あまり詳しくは書けませんが
論理的にもみると
報道されているこのサービスだけでは
運営会社・利用者・データ購入会社
収益はなかなか頭打ちになることが見込めます。
そのときに
それぞれが心理的に
このサービスを変化させていくのが
見えます。
そこの変化にうまく対応できないと
それぞれが苦しい立場になるかなと感じました。
例えばそのひとつとして
このサービスは学生さんとって魅力的です
企業側も大人の購買動向はつかめていても
学生の購買動向はなかなか掴めていない現状があります。
ポイントカードなどの収集できるデータが
ないことが多いので。
1枚10円で買ってくれるなら
みなさんは次にレシートを分割することを考えます。
ひとつひとつ別々に買ってレシートを増やすという変化です。
そしてお父さんからレシートをもらうことを考えます。
するとそのデータは
本来、同時に何を買うのかという付加価値が減ったり
ゆがんでしまいます。
日常買うものが分割されて伝わったり
高校生がスポーツ新聞を買っていたりと
違うデータになります。
これは買う企業としても魅力が弱くなります。
運営会社はそれに条件という変化を付けていくでしょう。
また運営会社は利益確保のために
データを広告など別の目的で使い始めます。
当初の目的と変化させて使います。
そのときにデータは別のセキュリティの甘い会社に
委託され、データが流れる。
そんなこわさも感じます。
これは一例で
もっといろいろなことがあると見ています。
高校生がおもしろいことに着目して
新しいビジネスを展開していくことは
日本全体のためにも
良いと思うので
良い方に向ってほしいと思います
ホント日本はこういう新しい
血が入っていかないと
アカンです。
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