2018年06月12日
苦手なものが好きになる原理
私は昔、ジャスミン茶が苦手でした
甘ったるい匂いが芳香剤のようで
芳香剤を飲んでいるような気分になり
どうも苦手でした。
ところがあるとき
仕事で上海に行ったときに
ひたすら向こうはジャスミン茶が出て来て
仕事なのであまり断る失礼もできずに
ジャスミン茶ばっかり飲んでいるうちに
日本に帰ったら
「あれ、ジャスミン茶飲みたい」と
なっていました。
苦手なものが
好きなものに変わっていたのです。
この話
ここで終わると「ふーん」で
済む話なのですが
なんで好きになったのか?
そのメカニズムを知ると苦手なことが克服できるのでは!
と思います。
1. 嫌いな不快なものより、メリットの快楽を意識した
人は嫌いなものを「押し付けられている」と
感じると嫌で嫌で仕方なくなります。
その感じは増幅する一方です。
苦手なものを無理矢理食べさせるとさらに苦手になります。
でも私は幸運なことに「仕事」だったので
飲まないとという気持ちになりました。
それも失敗できないという負のイメージではなく
この仕事をうまくがんばりたいというプラスのイメージでした。
正直、ジャスミン茶が飲める飲めないなど関係ないぜ!
ぐらいの気持ちです。
それからもうひとつ、中国人の方が良い人ばかりで
「おもてなしの気持ち」がすごく伝わってくる。
そうした「誠意」にこたえることで
こちらにも何かしらの快楽がわいてくる。
このような内発的な動機付けがいいんだろうと思います。
2. 苦手なものを口に入れるなら本格的なもの
日本で飲むジャスミン茶が香料の感じが強いのですが
本場で飲むと香料より風味だったと記憶しています。
たしかに香りは強く、けして美味しいものでないと感じましたが
どうせ飲むなら「良いもの」である必要があるでしょう。
良いものであるならば苦手なものでも
克服できる可能性を秘めています。
3. クセの強いものは乗り越えるとヤミツキになる
これは匂いのきつい食べ物全般に言えるかもですが
最初は嫌だなと思っても
それを乗り越えてしまうと
その強さをまた求めてしまう何かがあります。
ドーパミンなどの報酬系の神経物質と大きく関係があります。
またクセの強いものは感情も強く動くので
記憶に残りやすく、また求めてしまうのだと考えられます。
こうしたことから
ジャスミン茶を克服した私は
食べもの意外でも苦手なものも
「メリットを強く意識し」
「良いものに触れるようにし」
「良い回路を作って記憶に残そう」
として
克服しようと挑戦しています。
でも
パクチーは未だに苦手
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