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2021年02月12日

尾崎豊の感じていた孤独について

小学生のころから孤独を感じた。youtubuに尾崎豊のインタビューが上がっていた。
文字で起こすと

「楽しい生活って一個もない 楽しい思い出が一つもない
 かなりつらい中学校生活」

「みんなと一緒にわいわい騒いでいても入りきれない部分がいつもあって
 結局一人でいつも離れちゃう」

「協調性がないっていうか」

「僕は小6の時から一人で悩んでしまう。周りの話題についていけなかった。

「すごく孤独だった。小6ながらなんども自殺を考えた」


そしてこのインタビューを受けているときに過去のものとして
語っているが、それは続いていたのである。

彼の孤独は他者からのものではなく能動的であったとも言える。たとえ仲間と一緒にいても家族がてきて子供が生まれても心は常に「生涯孤独」だったのである。須藤氏も「孤独の人」と例えた発言が残っている。
そして核のなかにこんな一節がある
(『核』はアルバムとして発表される前にライブ演奏されており、その時期によって詩を大きく書き換えられている)

「そしていつも俺は孤独になってしまう」
孤独になるのではなく、「なってしまう」のである。

また「核」の全身である、「クッキー」には「悲しみにくれるのは誰のせいでもないの」という詩があり、これもまた悲しみというのは自然に湧いてくる感情ということを示している。
これは『誕生』で「わけもなく溢れる涙」にも通じる。


そして彼の晩年にはそれは
それらをあきらめに変わっていた節がある。
『風の迷路』「誰のせいでもないのさ 風の行方の迷路」
『きっと忘れない「探していた答えに心が届かなくても」

もっと長く生きていたら諦めから受け入れにかわってもっとかれがもとめていた「心の安らぎ」にたどりつけていただろうか。
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