私は冬が近くなると自然と『街の風景』を思い出す。街の風景が、この曲のようにさみしく映るからかもしれない。
この『街の風景』は『17歳の地図』の冒頭を飾る曲である。
でたし「街の風に引き裂かれ舞い上がった夢くずか路上の隅で寒さに震え」は
「夢を」「夢くず」と歌い、「紙くず」と重ねて、街に飲み込まれ舞い上がっていく様を歌っている。この1節は尾崎の表現していく全てに通じる悲しさを感じる。短い1節たが尾崎の人生を端的に表現しており、軽いものではない。
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