息子の誕生と、自分自身のリボーン(生まれ変わり)を象徴したアルバム収録の『Bバース』とともに命の誕生を象徴した一曲。息子の誕生を歌った曲であることは間違いない。しかし単純なバースデイソングと受け止めてしまうとこの曲の意味曲の価値は半減してしまう。命の誕生
消して単純な、バースデイソングではなく、喜びでもある誕生ソングが、救いようのない悲しみにまみれているのである。
それはこの曲て尾崎は息子に対する思いを詩にしているが、〇〇のような人生は送ってほしくないというような表現があり、それは尾崎豊が普段感じていたであろう自身の人生への感情を読み取るひんとになっている。
例えば「探している優しさに君が包まれるように」
とあるが、尾崎が優しさを探していることがわかる。
「忘れられない心の痛みも悲しみも今夜全てを吹き消して」(吹き消すとは誕生日のバースデーケーキの蝋燭の火を消すとダブらせた表現であろう
)
とあるが、この詩から尾崎は心の痛みと悲しみと対峙していることがわかる。
タイトルがなぜ「絶対忘れない」ではなく「きっと忘れない」なのか。
この曲も単純な誕生を祝う明るいバースディソングだけではないことは、私のプログをやんでくれていればわかるだろう。
タイトルからして意味深であるし、「忘れられない心の痛みやかなしみも今夜すべてを吹き消して」など、悲しみを感じさせる歌詞を聞き飛ばしてはならない。
それを裏付けるように彼はコンサートでこの曲を紹介する前に「ニューヨークで辛かったときに書いた曲」というような趣旨でこの曲を紹介している。
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