しかし彼は愛の伝道師でも、カリスマではない。
愛に苦しみ、人や自分自身に傷つき苦しんでいた。だからこそ彼から出る言葉は、
愛、傷つき、裏切り、誠実、などのことについて語られいる。(見城氏がインタビューで語っていたことは私は同感するところである。)たしかに彼から発せられる言葉は、的を得て、強烈なメッセージ性がおります。しかし、その言葉を発している尾崎豊自身が、我々が普通に簡単にできた「人を普通に信じ、愛すること」ができなかった人とということを忘れてはなりません。
尾崎豊の著書『普通の愛』のタイトルはその皮肉でもあるようなきがします。
また『放熱の証』収録の『優しい陽射し』の「憧れがなぜか心を痛めるから」とは普通の愛し方ができることに憧れだと僕は思います。
だから普通に誰もが自然にできていることが、尾崎豊の苦しみの一つ出会ったこと、そしてそのことが多くの名曲を産んだ原動力になっていたと私は考えている。
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