曲の意味を知るには、大局では尾崎豊がなぜ詩を書いていたか、誰に向けて書いていたか、何について詩を書いていたかと言うのが知る必要がある。
そしてそのヒントになるキーワードがいくつかあるが、その一つに「優しさ」というキーワードである。彼が様々にはなった言葉には強烈なインパクトがあり、その中では「優しさ」などありふれたワードは飛び越してしまいそうだが、彼の根本、なぜ歌うのか作詩するのかという部分を理解するにはこの「優しさ」という言葉を読み飛ばしては、聞き飛ばしてはならない。
尾崎豊の詩にいくつ「やさしさ」という言葉がでてくるか。
どれかけ彼にとって「やさしさ」ということが大事か、我々が普段使う
「やさしさ」とは彼はもっとちがう意味で、使っていた節がある。
彼にとって「やさしさ」とは愛イコールであり、同等、もしくはそれ以上のものであったかもしれない。
彼はマリアエッジのなかで「結婚とは「終わりのないやさしさの始まり」」歌っている。
『ILOVEYOU』では「ベットの上にやさしさもちより」とも歌っている
あるPVでは「やさしさの意味をずっと考えていた」とも語っている。
『ずっと忘れない』では「探していたやさしさに君が包まれるように」とも。
『NOTEぼくのしらない僕』には次のような記述もある
p364
ささやく声君のやさしさに触れよう
肌のぬくもりよりたしかに
彼がどのような意味で「やさしさ」といいう言葉を使い、それを求めていたのかがわかなければ、彼が詩を紡ぎ、歌っていた理由を理解するなど到底不可能であろう。
すくなくとも「やさしさ」という歌詞に注目してみればその答えに一歩近づくかもしれない。
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