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2024年08月06日
釣果アップに重要!潮目の重要性って?
“潮目”
海釣り用語の一つで良く聞く言葉。
一体何を指す言葉なのでしょうか?
今回は、潮目の意味や重要性について解説します。
潮目とは?
出典・photoAC
潮目(しおめ)とは、海面上に見える「海水の境目」を指す用語です。
見え方としては、海の色がその部分だけ違って見えたり、風で波立っていたり泡立っているように見えたり、筋のようなものが伸びてるように見えます。
では潮目はどうやって出来るのか?
潮目が出来るメカニズム
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海水は全部同じように見えますよね。
でも、場所によって「流れの速さ・水温・塩分の密度」が違います。
それらの「海水のかたまり・流れ」は“水塊(すいかい)”と呼ばれ、海の中は性質の異なる水塊や流れが出来ています。
そして、それらの水塊や局地的に発生した流れがぶつかり合う場所が生まれ、そのときに海面付近に起る変化が「潮目」です。
潮目の下には、水塊がぶつかった境界面があり、それを“潮境(しおざかい)”と呼びます。
どうして潮目は狙い目なのか?
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海釣りにおいて潮目は、潮の流れを目視で確認できる重要な要素です。
ここでは、潮目が狙い目と言われる理由を解説していきます。
プランクトンが豊富
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潮目周辺では、海流のぶつかりによって海底の豊富なプランクトンが巻き上げられたり、流れに乗ってきたプランクトンが潮境に寄せられ停滞します。
そのプランクトンをエサとしている小魚が集まり、その小魚を食べる大型魚が集まってくると言うわけです。
いわゆるベイトが溜まるので、大型の魚も溜まり、狙い目となるわけです。
酸素が豊富
海流が激しく流れることで、酸素が取り込まれ、海中の酸素量が増加します。
魚も海水から酸素を得ているため、酸素が多いと魚が活発になります。
活性が高いと、捕食活動が活発になるので、魚が釣れやすいというわけです。
色々な魚種が混在する
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これは局地的に発生する潮目ではなく、暖流と寒流といった異なる性質の水塊がぶつかる大きな場所で言えることです。
こういった場所では、暖かい海に住む魚と冷たい海に住む魚が混在します。
色々な魚種が獲れるので良い漁場とされています。
潮目を狙って釣果UP!
見てきたように、海釣りにおいて潮目は、釣果をアップさせる上でとても重要な要素です。
ショアから釣りをしていて「潮目があるけど沖すぎて届かない」という状況に出くわすことはよくあります。
ですが、潮目は絶えず動いているので、ショアからも狙える位置に来ることもあります。
潮目の動く位置を読んで、釣果アップにつなげましょう!
最後までご覧いただきありがとうございます。
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ルアーにひも状のものが付いてきたら・・・要注意かもしれません!
水温が上昇し始めると増え出すクラゲ。
お盆がすぎた今の時期は、クラゲが大量発生する時期ですよね。
水族館では人気者でも、釣り人にとっては頭を悩ます存在。
ルアー・仕掛けに長いひも状のものが付いていたら、それはクラゲの触手かもしれません。
お盆をすぎたら・・・
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梅雨が明け気温が上がりはじめ、海水温も上昇し始めると増えてくるクラゲ。
お盆の頃に海水温は20〜30℃ほどまで上昇し、このくらいの水温がクラゲにとっては適温で、非常に活動的になるようです。
お盆があけた今時期は、クラゲが大量発生がニュースになっていたりしますよね。
しかし、クラゲは年中繁殖行動をしているので、とても小さく肉眼では見えない大きさのクラゲが海には沢山います。
目に見えないほどの大きさだったクラゲが大きくなり、お盆頃に見慣れた形になるので、大量発生しているように見えるみたいです。
クラゲの触手には毒がある!
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クラゲは触手にある刺胞内部に毒を持ち、普段は小魚の捕食に使われています。
水族館では人気者のクラゲですが、釣り人にとっては厄介な相手。
ルアー・仕掛けを回収したら、ゼリーのようなモズクのようなひも状のものが絡まっていたりします。
もしかしたらそれはクラゲの触手かもしれません。
素手で取り除くのは要注意!
回収したルアー・仕掛けにクラゲの触手が絡まっていたときに、素手で取り除いてはいませんか?
もしそれがクラゲの触手なら、皮膚に痛みや腫れが起こってしまうかもしれません。
クラゲに刺されてしまうと、火傷をした時のような強い痛みや痒み、患部はミミズ腫れになり、水ぶくれになる場合も。
クラゲに刺されるのが初めてではない場合、アレルギー反応にも注意が必要で、呼吸困難などの症状を引き起こすアナフィラキシーショックを発症する可能性もあります。
さらに、触手に触れた手で目を擦ってしまったり、デリケートな部分を触ってしまうと、後々大変な思いをすることになるかもしれません。
刺されたときの対処法
出典・illustAC
「クラゲに刺されたらお酢をかける」という方法がありますが、アカクラゲなどの場合は、有効ではありません。
お酢が有効なクラゲと逆に悪化させてしまう可能性があるクラゲがいるので、注意が必要です。
ということで、クラゲに刺された場合の基本的な処置方法を紹介します。
●患部を海水でよく洗う
患部を海水でよく洗い流します。
真水で洗うと皮膚に残っている刺胞が刺激されて、症状を悪化させてしまいます。
ちなみに、先ほどお酢が有効なクラゲと悪化させてしまうクラゲがいると言いましたが、真水を掛けてはいけない理由と同様に、患部にお酢をかけることで刺胞が刺激され悪化させてしまう恐れがあります。
また、ヒリヒリ痛かったり痒みが伴っていたりすると、患部を擦ってしまいがちですが、刺糸が手に付着して別の皮膚に広がってしまうことも考えられます。
なので、決してこすらないように注意しましょう。
●薬を塗る
抗ヒスタミン・ステロイド系の軟膏を塗ることで症状が緩和されることがあります。
痒みには抗ヒスタミン系、炎症にはステロイド系が効きます。
市販のものを試すか、お医者さんに処方してもらいましょう。
●冷やす
炎症が起きてしまっている場合は、患部を冷やすことで炎症が一時的に和らぐ場合があります。
薬を塗っても我慢できない刺激に襲われたら、患部を冷やしてみましょう。
●アレルギー反応が出たらすぐ病院へ
全身の皮膚の痒み、呼吸困難などが現れたらアナフィラキシーショックが疑われます。
アナフィラキシーショックが疑われる場合は、すぐに病院を受診してください。
ルアー・仕掛けにクラゲの触手が付いていたときの対処法
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ルアー・仕掛けにクラゲの触手が絡まってしまうことを防ぐことはできません。
では、クラゲの触手がルアーに絡まったときはどう対処すれば良いのでしょうか?
ルアー・仕掛けに付いたクラゲの触手は、歯ブラシで簡単に取ることができます。
他にも、スポンジ、セームタオル、濡れタオル、ウェットティッシュなどでとる方法もあります。
ルアー・仕掛けにクラゲの触手が付いていると、魚がバイトしにくくなります。
なので、こまめに取り除いたり、エサ釣りの場合は仕掛けを交換しましょう。
取り除いたら海に戻そう
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取り除いたクラゲの触手は、必ず海へ戻しましょう。
くれぐれも船の上や堤防に残さないように注意してください。
乾いたクラゲの触手に残っている毒の刺糸が釣り人を襲い、二次被害が起きる可能性もあります。
岸際に打ち上がっているものでも毒性は残っているので、不用意に触らないようにしましょう。
釣り人にとっては厄介者でも...。
ルアーや仕掛けに絡んで魚を遠ざけてしまったり、素手で触ってしまえば、痒みや痛みを引き起こすクラゲの触手。
釣り人にとってはとても厄介なクラゲですが、魚など多くの海洋生物の餌になっているそうなので、海の一員としては有り難い存在なのかもしれませんね。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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