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2024年10月26日
鍋壊し?!北海道の晩秋〜冬の味覚『カジカ』
11月に入り北海道は、家に引きこもりたいほどの寒さに...。
でもこの時期は、ホッケやマメイカ、根魚などなど釣りものが沢山。
なかでも、寒さが厳しくなる晩秋〜冬にかけてハイシーズンになる魚がいます。
今回は、晩秋〜冬の味覚『カジカ』を紹介します。
圧倒的なおいしさから“鍋壊し”の異名を持ち、市場では高値で取引される、鍋の食材にピッタリなお魚です。
晩秋〜冬に北海道で釣れる美味しい食材
出典・photoAC
晩秋にもなると雪も降り始め、冷え込む日も多くなってくる北海道。
そんな寒ーいときには、やっぱり鍋が食べたくなる。
そんな時に、オススメしたいターゲットが『カジカ』です。
『カジカ』とは?
カジカは、ちょっとグロテスクな見た目とは裏腹に、圧倒的なおいしさから“鍋壊し”の異名を持つ魚です。
市場では高値で取引され、寒さが厳しくなる晩秋〜冬がハイシーズンになる、鍋の食材にピッタリの魚です。
北海道で釣りものとして人気なのが「マカジカ(トゲカジカ)」と「トウベツカジカ(ケムシカジカ)」の2種類。
出典・photoAC
マカジカは体長50cm以上にまで成長する大型のカジカです。
食用としても人気が高く、北海道のスーパーでは鍋用として販売されています。
鍋を壊してしまうほど美味しいことから、“鍋壊し”と呼ばれることも。
出典・photoAC
トウベツカジカは、マカジカに比べやや小さい、40cm前後の魚。
市場に出回ることが少ない魚ですが、コチラも食用として美味しいく食べられる魚になります。
ロックフィッシュのハイシーズンになる秋に岸よりするので、ロックフィッシュゲームでは定番の外道。
カジカの狙い方
カジカは、投げ釣りやワームなどで狙うことができます。
陸っぱりからの釣りでも、40cmオーバー・50cmクラスの大型が釣れることも珍しくありません。
アイナメやソイなどのロックフィッシュと比べると、引きは物足りないですが、重量感と味わいは絶品。
ワーム・ルアーで狙いゲーム性を楽しんだり、投げ釣りでどっしり構えて狙うこともできます。
ワーム・ルアーで狙う
ワームでカジカを狙う場合は、ロックフィッシュタックルやバスタックルでOK。
ただ、使うワーム・ルアーは大きなアイテムが多いので、7〜8フィートHクラスのスピニングタックルがオススメ。
カジカ狙いの定番は、大きいサイズのワーム。
カジカは口が大きいので、8インチクラスのワームでも丸呑みするほど。
豊富なベイトを捕食する魚なので、ワームの形状は自分の好みで大丈夫です。
また、カジカは匂いが大好きなので、ガルプや熟成アクアなどの匂いの強いアイテムも効果的。
派手目なカラーを好む傾向もあるので、反応がいまいちなときは明るいカラーをローテーションしてみると良いかもしれません。
狙い方
カジカはロックフィッシュと同じく、ボトムの地形変化に溜まりやすい魚です。
なのでボトム中心のアプローチになり、ボトム〜ボトムから少し上くらいを、テキサスリグやビフテキリグなどで探っていきます。
カジカは引きが弱いので、ヒットした際に根掛かりと勘違いしやすいですが、ウネウネと抵抗しながら浮いてきます。
投げ釣りで狙う
投げ釣りでカジカを狙う場合は、一般的な投げ釣りタックルで十分です。
個人的には、波アタリとカジカのアタリをわかりやすくするために、硬い竿を使うのをオススメします。
仕掛けは、市販のカジカ用投げ釣り仕掛けで大丈夫です。
エサは、イカゴロやサンマ、カツオなどが定番。
狙い方
狙い方は、仕掛けをセットしエサを付けキャストしたら、基本的にあとは放置。
たまに回収してエサを確認したり、少し場所を移動しながら釣りをしてもOK。
カジカは匂いが好きで、匂いの強いイカゴロをエサに使うので、イカゴロを効かせてるところで粘る方が個人的には釣れる気がします。
見た目はちょっぴりアレだけど美味しい魚
カジカは、見た目はちょっぴりグロテスクだけど、食べるととても美味しい魚です。
鍋毅の異名を持ち、寒いこれからの時期には、鍋の材料としてピッタリ。
ワームで狙えばゲーム性も楽しめるカジカ。
機会があれば是非、晩秋〜冬に食べたい美味しいカジカを、狙ってみてはいかがでしょうか。
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2024年10月25日
釣り人にしかわからない?魚の愛称・俗称【老成魚編】
出世魚はサイズが大きくなっていくと名称・呼び方が変わってきますよね。
名称でいうと、釣り人にしかわからないような愛称で呼ばれる魚がいます。
今回は、意外と知られていない老成魚やビックサイズの魚の愛称を紹介します。
釣り人にしかわからない?!
出典・illustAC
ブリなどのように、稚魚から成魚までのサイズ毎に異なる名称を持つ出世魚は有名ですよね。
魚によっては、釣り人にしかわからないような愛称を持つ魚もいます。
今回は、釣り人にしかわからない老成魚の愛称を紹介します。
座布団
出典・photoAC
わりとよく知られている名称かもしれませんね。
座布団はヒラメのことです。
一般的に70センチ以上が座布団ヒラメと呼ばれます。
また、70センチ以上かつ4キロ以上を指す場合もあるようです。
サイズに応じて、小座布団や大座布団などの愛称も。
ドラゴン
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ドラゴンとは、120センチオーバーで、横幅が指4〜6本以上の太刀魚のことを指します。
龍のような見た目、出で立ちから連想をして、ドラゴンの愛称が付けられたと思われます。
確かに、細長い身体や目の位置、口元など、龍のように見えますよね。
年無し
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年無し(としなし・ねんなし)はクロダイのこと。
50センチを超えたクロダイは、何年生きているかわからないことから、年無しと呼ばれるようになります。
ちなみに、60〜70センチを超えるサイズになると、20年以上生きているとか。
レッドモンスター
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レッドモンスターはアオリイカのことです。
日本で釣れるアオリイカは、シロイカ型、クワイカ型、アカイカ型の3種類に分けられます。
名前からなんとなくわかるかと思いますが、中でもアカイカ型は5キロ以上に成長することがあり、6キロにもなる大物も確認されているようです。
まさにモンスター級ですね。
4キロクラスからレッドモンスターと呼ばれます。
クチジロ
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クチジロは、成長したオスのイシガキダイの呼び名。
60センチほどに成長すると、口の周りが白くなるので、クチジロと呼ばれるように。
このクチジロ、80センチを超えるサイズも確認されています。
ちなみに日本記録は88.5センチ。
クチグロ
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クチグロは、成長したイシダイのことです。
黒の縦縞模様が特徴のイシダイですが、オスは成長と共に縞模様が消え、口の周りが黒くなります。
その見た目から、クチグロと呼ばれるように。
クチグロと呼ばれるようなサイズのイシダイ、釣ってみたいものですね。
釣り人ならでは
魚によっては、いくつもの愛称があったりもします。
1種類の魚に複数の愛称が付くのは、魚に触れる機会が多い釣り人ならではかもしれませんね。
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釣り人にしかわからない?魚の愛称・俗称【幼魚編】
稚魚から成魚までの成長段階ごとに異なる名称で呼ばれる出世魚は、一般的にもよく知られていると思います。
名称で言うと、釣り人にしかわからないような愛称や俗称で呼ばれる魚がいますよね。
今回は、幼魚の愛称や俗称を紹介します。
釣り人にしかわからない幼魚の愛称
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成長と共に名称が変わる出世魚は有名ですよね。
名称で言うと、魚の中には釣り人にしかわからない愛称や俗称で呼ばれる魚もいます。
今回は、意外と知られていない愛称・俗称で呼ばれる幼魚を紹介します。
チンチン
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チンチンはクロダイのこと。
クロダイはチヌと呼ばれたり、山陰地方ではチンダイと呼んだりするそうですが、関東では20センチ程度の大きさのクロダイをチンチンと呼ぶそうです。
クロダイは幼魚の頃から、地方によって違う呼び名があるみたいですね。
チーバス
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チーバス=小さいシーバス。
シーバスも地域や大きさで名称が変わる魚です。
小さいシーバスはフッコやセイゴと呼ばれますが、チーバスは釣り人に付けられた愛称。
30p前後のシーバスを指しています。
コロッケ
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いわゆる秋イカ、秋頃によく釣れる小さなアオリイカが、よくコロッケと呼ばれます。
大きさによってはトンカツなどと呼ばれることも。
小さくて丸くきつね色をした形はまさにコロッケですよね。
アオリイカは大きさによって、釣り人それぞれの愛称で親しまれているみたいですね。
ペンペン
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由来は定かではありませんが、70p〜100pほどの小さめのシイラをペンペンと呼びます。
大きい個体では2メートルほどになるシイラも、小さい内は可愛い愛称ですね。
何pまでがペンペンといった基準のようなものはないみたいですね。
ウリボウ
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ウリボウはイサキの幼魚。
イノシシの子ども瓜のような縞模様があるのでウリボウと呼ばれます。
そして、20センチ程度までのイサキの幼魚にも、体側の上部に褐色の縞模様があります。
サンバソウ
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サンバソウとはイシダイのこと。
25センチ程度までの、黒い縦縞模様がくっきりしているイシダイをサンバソウと呼びます。
黒の縞模様が能や歌舞伎の烏帽子(えぼし)の柄に似ているので、サンバソウの名が付いたと言われています。
チャリコ
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関西地方ではタイのことをチャリコと呼んだりします。
一般的には、20センチ以下のタイの幼魚をチャリコと呼びます。
少年を意味するチャリンコという方言があり、それを略したチャリコがタイの幼魚の愛称として付けられたみたいです。
コッパ
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コッパはメジナの幼魚のこと。
関西ではメジナのことをグレと呼びます。
手のひらサイズのメジナの幼魚が木っ葉・木の葉のように見えることから、コッパグレと呼ばれる様になったようです。
釣り人ならでは?
魚の愛称・俗称。
同じ種類の魚でも、サイズや地域が違えば呼び方もさまざま。
食べ物としてだけでなく、釣りの対象でもあるからこそ色々な呼び方ができたのかもしれませんね。
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