2024年01月09日
【ロッドメンテナンス】劣化したEVAグリップをお手入れ!
ルアーロッドを中心にロッドのグリップとして用いられているEVAという素材。
グリップにEVAが使われているロッドを長期間使っていると、グリップ部分がテカテカしたり、汚れが目立ったりしてきますよね。
今回は、自分で出来るくたびれてしまったEVAグリップのお手入れ方法を紹介します。
気付いたらテカテカに...
ソルト・フレッシュ問わず、多くのルアーロッドのグリップに使われているEVA素材。
ソフトな質感とグリップ力が魅力ですが、釣行を重ねる度テカテカになったり、凹みが出来たりしていませんか?
使い込んだ結果とはいえ、なんとなく汚く見えてしまいますよね。
これは、濡れタオルで拭くだけではどうしようもありません......。
今回は、自分で簡単にできるEVA素材のお手入れ方法を紹介します。
用意するのも
・手入れするEVAグリップのロッド
・アルコールティッシュ・濡れティッシュ
・紙やすり(#240〜400)
・熱々のお湯
・マスキングテープ
汚れを取る
まずは、水洗いやアルコールティッシュで拭くなどしてEVAグリップに付いた汚れを落とします。
水洗いをした場合は、しっかり水気を取りましょう。
マスキングをする
マスキングテープを使い、ロッドのブランクやリールシートなど、傷つけたくない部分にマスキングをしていきます。
曲面の部分は少し貼りにくいですが、マスキングテープを折るなどして丁寧に貼りましょう。
ヤスリ掛けをする
テカテカになったグリップを#240〜400程度の紙やすりを使い、全体を均一に“撫でるように”削ります。
削り好きには注意し、表面を薄く毛羽立たせるようなイメージで、優しく薄く削りましょう。
熱湯をゆっくり掛ける
ヤスリをかけ終わったら、熱湯を少しずつグリップにかけていきます。
一気に勢いよくかけるのではなく、少しずつゆっくり掛けるようにしましょう。
全体に均等にお湯を掛け、水気を拭き取れば作業完了です。
注意点!
お湯を掛けすぎると、ブランクスを傷めてしまったり、グリップの接着剤が剥離する可能性があります。
お湯の代わりにライターを使用する方法もありますが、EVAを傷める危険性が高いので避けた方が無難です。
そして、自分でする場合は、もちろん自己責任でお願いします。
応用編
応用編として、凹みを直すことも出来ます。
大切に使っていても、ちょっとした不注意でEVAが凹んでしまった経験はありませんか?
この凹みも、お湯を掛けることで直すことができちゃいます。
直し方は、凹んでしまった部分に熱々のお湯を掛けるだけ。
ちなみに、お湯じゃなくても、熱を当ててあげればOK!
なので、やかんでお湯を沸かした蒸気やドライヤーなどでも十分修復できます。
ただ、凹みが深い場合やエグれてしまっている場合は、元通りにならないこともあります。
ロッドのグリップだけでなく、リールのハンドルノブにもEVAが使われていたりするので、精密機械であるリールのEVAを修復する場合はドライヤーなどがオススメですよ。
手を掛ければ愛着もわく!
ロッドは大切な釣り道具。
手を掛ければ掛けるほど、愛着がわくもの。
できる限り大切に使うことはもちろんですが、もしもの時のために、修復する方法を知っていれば安心ですよ。
今回は自分で簡単にできるEVAグリップのお手入れ方法を紹介しましたが、修復する場合は、もちろん自己責任で!
最後までご覧いただきありがとうございます。
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