2018年12月21日
12月21日は何に陽(ひ)が当たったか?
1985年12月21日は、アメリカの女性ロック・ミュージシャンで、ロック・グループ、Fleetwood Mac(フリートウッド・マック)のヴォーカリストで知られるStevie Nicks(スティーヴィー・ニックス)のソロ・シングル、"Talk to Me(邦題:トーク・トゥ・ミー)"が、Billboardのメインストリームロックチャート(当時はTop Rock Tracks)で2週目の1位に輝いた日です。ロック界の"妖精"、"歌姫"と形容される、彼女にして全米ロック・チャート初制覇となりました。
Fleetwood Mac名義としては1982年6月リリースの"Mirage(邦題:ミラージュ)"以来、ソロとしては1983年6月リリースの"The Wild Heart(邦題:ワイルド・ハート)"以来、Stevieの新たな歌声を聴くことなくなって久しい1985年11月18日に、3枚目のソロ・アルバム"Rock a Little(邦題:ロック・ア・リトル)"がリリースされたのですが、その間の1984年も実はStevieはしっかり仕事をしていました。実は"Mirror, Mirror"と名付けられたソロ・アルバムを制作していたのですが、リリースが見送られ、改めて制作し直されたものが"Rock A Little"でした。Fleetwood Mac自体が流動的になりつつある状況で(実質次のアルバムは1987年の"Tango in the Night"まで待つことになる)、リスナーからしてみれば、ようやくStevieの新たな楽曲を耳にすることができたのでした。その第一弾シングルが"Talk to Me"です。
"Talk to Me"は、イギリスのシンガー、John Waite(ジョン・ウェイト)の1984年の全米ナンバー・ワン曲"Missing You(邦題:ミッシング・ユー)"のソングライティングにも関わっていたChas Sandfordの作で、Stevieのソロ作品を常に手掛けたプロデューサーであるJimmy Iovine(ジミー・アイオヴァイン)のもとで1985年10月に発表されました。
"Talk to Me"は、"Missing You"のようなソフトなスタイルとはまた異なった印象で、イントロからの力強いリフが続きますが、これが胸にズシンと響くような非常に効果的なメロディで、このメロディをバックに、Stevieの低音ボイスがシブく絡み、非常に胸が躍るようなロック・ナンバーとなっております。またサビにおけるStevieの歌声も力強く、女性コーラスも美声を聴かせてくれます。間奏のサックス・ソロでゆったり感に浸り、エンディングの締めもサックスで終わります。最後までリフは力強く、耳から離れないほどの独特のメロディです。
"Talk to Me"のプロモーション・ビデオも美しく、美術館みたいな建物の中で男女4人(女性2人はStevie Nicksのバック・シンガーで、よくStevieと写真で一緒に写っています)たちがStevieと廊下でステップ踏むシーンは見ていて非常に心地良く(次のシングル、"I Can't Wait"でもその流れはあります)、数パターン入れ替わるStevieの衣装も非常に華やかで、シンボルであるStevieのスカートをヒラヒラさせる振りもたくさん見せてくれます。ビデオに登場したサックス奏者役はStevieの弟のChristopher Nicksで、実際はBarney Wilensが演奏しています(プロモーション・ビデオはこちらです。YouTubeより)。
1981年のTom Petty & The Heartbreakers(トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ)とのコラボした、"Stop Draggin' My Heart Around(邦題:嘆きの天使)"、および1983年の"Stand Back(スタンド・バック)"は、HOT100シングルチャートでも大健闘したStevieの大ヒット曲ですが(前者は3位、後者は5位)、メインストリームロックチャート(当時はThe Rock Albums & Top Tracks)でいずれも2位で、1位には及びませんでした。
Billboard Top Rock Tracksで1985年11月16日に16位というハイ・エントリーで登場した"Talk to Me"は、その後9位→6位→4位と上昇、12月14日付で1位に輝き、Stevieにとって、初のロック・チャート1位を記録しました。陽の当たった12月21日も2週目の1位を記録、その後は2位→2位→4位→4位→8位→26位→46位と後退しましたが、全13週のチャートイン中、10週間Top10内に居座り続ける大ヒットとなりました。
ちなみにHOT100シングルチャートでは、1985年11月16日に66位にエントリー、次に47位に大きくジャンプアップし、3週目で33位とTop40入りを果たしました。その後は23位→19位→16位→11位→11位(年末年始のためチャートはお休み。前週付と同位)→8位→7位と上昇して、1986年1月25日付から2週連続4位を記録し、後は下降していきました(8位→18位→31位→49位→66位→100位)。計18週チャートインし、1986年のYear-Endチャートでは100位中57位にランクされました。
Fleetwood Mac名義としては1982年6月リリースの"Mirage(邦題:ミラージュ)"以来、ソロとしては1983年6月リリースの"The Wild Heart(邦題:ワイルド・ハート)"以来、Stevieの新たな歌声を聴くことなくなって久しい1985年11月18日に、3枚目のソロ・アルバム"Rock a Little(邦題:ロック・ア・リトル)"がリリースされたのですが、その間の1984年も実はStevieはしっかり仕事をしていました。実は"Mirror, Mirror"と名付けられたソロ・アルバムを制作していたのですが、リリースが見送られ、改めて制作し直されたものが"Rock A Little"でした。Fleetwood Mac自体が流動的になりつつある状況で(実質次のアルバムは1987年の"Tango in the Night"まで待つことになる)、リスナーからしてみれば、ようやくStevieの新たな楽曲を耳にすることができたのでした。その第一弾シングルが"Talk to Me"です。
"Talk to Me"は、イギリスのシンガー、John Waite(ジョン・ウェイト)の1984年の全米ナンバー・ワン曲"Missing You(邦題:ミッシング・ユー)"のソングライティングにも関わっていたChas Sandfordの作で、Stevieのソロ作品を常に手掛けたプロデューサーであるJimmy Iovine(ジミー・アイオヴァイン)のもとで1985年10月に発表されました。
"Talk to Me"は、"Missing You"のようなソフトなスタイルとはまた異なった印象で、イントロからの力強いリフが続きますが、これが胸にズシンと響くような非常に効果的なメロディで、このメロディをバックに、Stevieの低音ボイスがシブく絡み、非常に胸が躍るようなロック・ナンバーとなっております。またサビにおけるStevieの歌声も力強く、女性コーラスも美声を聴かせてくれます。間奏のサックス・ソロでゆったり感に浸り、エンディングの締めもサックスで終わります。最後までリフは力強く、耳から離れないほどの独特のメロディです。
"Talk to Me"のプロモーション・ビデオも美しく、美術館みたいな建物の中で男女4人(女性2人はStevie Nicksのバック・シンガーで、よくStevieと写真で一緒に写っています)たちがStevieと廊下でステップ踏むシーンは見ていて非常に心地良く(次のシングル、"I Can't Wait"でもその流れはあります)、数パターン入れ替わるStevieの衣装も非常に華やかで、シンボルであるStevieのスカートをヒラヒラさせる振りもたくさん見せてくれます。ビデオに登場したサックス奏者役はStevieの弟のChristopher Nicksで、実際はBarney Wilensが演奏しています(プロモーション・ビデオはこちらです。YouTubeより)。
1981年のTom Petty & The Heartbreakers(トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ)とのコラボした、"Stop Draggin' My Heart Around(邦題:嘆きの天使)"、および1983年の"Stand Back(スタンド・バック)"は、HOT100シングルチャートでも大健闘したStevieの大ヒット曲ですが(前者は3位、後者は5位)、メインストリームロックチャート(当時はThe Rock Albums & Top Tracks)でいずれも2位で、1位には及びませんでした。
Billboard Top Rock Tracksで1985年11月16日に16位というハイ・エントリーで登場した"Talk to Me"は、その後9位→6位→4位と上昇、12月14日付で1位に輝き、Stevieにとって、初のロック・チャート1位を記録しました。陽の当たった12月21日も2週目の1位を記録、その後は2位→2位→4位→4位→8位→26位→46位と後退しましたが、全13週のチャートイン中、10週間Top10内に居座り続ける大ヒットとなりました。
ちなみにHOT100シングルチャートでは、1985年11月16日に66位にエントリー、次に47位に大きくジャンプアップし、3週目で33位とTop40入りを果たしました。その後は23位→19位→16位→11位→11位(年末年始のためチャートはお休み。前週付と同位)→8位→7位と上昇して、1986年1月25日付から2週連続4位を記録し、後は下降していきました(8位→18位→31位→49位→66位→100位)。計18週チャートインし、1986年のYear-Endチャートでは100位中57位にランクされました。
新品価格 |
中古価格 |
新品価格 |
新品価格 |
新品価格 |
新品価格 |
新品価格 |
新品価格 |
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
posted by ottovonmax at 00:00| 洋楽