2018年08月25日
8月25日は何に陽(ひ)が当たったか?
1979年8月25日は、カナダのハード・ロック・トリオ、Triumph(トライアンフ)のシングル、"Hold On"がBillboard HOT100シングルチャートでTop40入り(40位)を果たした日です。
Rik Emmett(Guitars,Vocals)、Gil Moore(Drums,Vocals)、Mike Levine(Bass,Keyboards,Album Produce)の3人で編成されたTriumphは、1976年にファースト・アルバム"Triumph(再リリースでは'In the Beginning'と表記)"でデビューしました。クラシック音楽やプログレッシブ・ロックにインスパイアされたRikの音楽と、ハードでヘヴィーなロックを奏でるGilの音楽、そしてこれらをグループ独自の音楽として融合して仕上げていく敏腕Mikeのプロデュース、これが彼らの魅力で、デビュー作"Triumph"では、最初に収められた"24 Hours A Day"で証明されます。つまり、Rikがヴォーカルをとる最初の部分はソフトでゆったりとしたテンポで、途中からGilのVocalに切り替わり、ヘヴィーでエネルギッシュなロックに変貌を遂げますが、それが違和感なく1曲のナンバーとして聴くことができるのです。また最後に収められた8分を超える"Blinding Light Show / Moonchild"はプログレッシブ・ロックとヘビー・メタルを併せ持つドラマティックで美しい名曲で、その後のツアーでもよく演奏され、彼らのライブ盤"King Biscuit Flower Hour (In Concert)"や"Live at Sweden Rock Festival"にも収録されました。
翌1977年リリースのセカンド・アルバム"Rock & Roll Machine(邦題:炎の勝利者)"では組曲形式を導入したり、Joe Walshの"Rocky Mountain Way"をTriumph流にカヴァーしたり等、内容がデビュー作以上に充実したアルバムです。最後に収められた7分近いタイトル曲はヘヴィーな楽曲で、Rikのギター・テクニックが存分に聴くことができ、メンバーによる演奏力の高さも大きな魅力です。
アルバム"Rock & Roll Machine"ではカナダのチャートで健闘(アルバム19位)、デビュー作とのカップリング・アルバムもRCAレーベルよりリリースされ、結果的にカナダでのセールスはダブル・プラチナ・ディスク認定のアルバムとなり、たちまち人気バンドに成長していきました。この人気がアメリカでも飛び火し、Billboard200アルバムチャートで182位だったものの、初のチャートインでその後の活躍に期待が寄せられました。
1979年3月、Mikeがプロデュースをつとめた3作目"Just a Game"がリリースされましたが、このアルバム以降、Rikのギター・インストが毎回1曲ずつ収められることになり、アルバムごとにいろいろなジャンルに挑戦したRikのギター・インストが楽しめますが、本作の6曲目(リリース時期により収録順が異なります。これはCDリリース時)の"Fantasy Serenade"ではクラシカルなギターを披露しています。他にはGilのヴォーカルをとる1曲目の"Movin' On"はライブの歓声を効果音として使ったハード・ロック・チューンで、さらにはRikがヴォーカルを取る2曲目の"Lay It on the Line"はメロディアスでドラマティックなナンバーです。5曲目のタイトル曲は少々テンポをおとしたRik流のバラード・ロックです。
この"Just a Game"は、Triumphにとって記念すべきアルバムとなりました。全米で初めてのシングル・ヒット、それも基準となるTop40入りを果たしたのです。それが"Hold On"です。
この曲はRikの作で、アルバムでは"Fantasy Serenade"の次に置かれています。最初はアコースティックの美しい音色を奏でながらRikがソフトに歌い、女性のバックコーラスも交えてより和やかになります。そして途中よりテンポが上がってGilのパワフルなドラミングが始まると、アコースティックからエレキに変わって、Rikの歌声もハードになっていきます。この静と動のコントラストが非常に美しく、サビのタイトルをバック・コーラスとともい歌い上げていく所は感動的です。
この曲はBillboardの1979年6月16日付HOT100シングルチャートで88位にエントリーします。次週で78位、その後、68位→64位→63位→61位→55位→53位→47位→43位とじわじわ上昇し、11週目にして陽が当たり、8月25日付で40位にランクされました。その後39位→38位と上昇、これが最高位となり(9月8日付)、翌週は79位にダウンしましたが、14週のチャートインで大いに名が知られるようになり、セカンド・シングルとして"Lay It On The Line"も続けてシングルとしてリリースされ、86位まで上昇するヒットを記録しました。アルバムもBillboard200アルバムチャートで48位を記録し、カナダではプラチナ、アメリカではゴールド・ディスクに認定されました。
"Hold On"はライブ盤でもよく演奏され、特に有名なのは1985年にリリースした2枚組ライブ盤"Stages"でも収録され、まるでRikのソロ・ライブのようにアコースティック・ギター一本で歌い上げる特別ヴァージョンを聴くことができます。
Rik Emmett(Guitars,Vocals)、Gil Moore(Drums,Vocals)、Mike Levine(Bass,Keyboards,Album Produce)の3人で編成されたTriumphは、1976年にファースト・アルバム"Triumph(再リリースでは'In the Beginning'と表記)"でデビューしました。クラシック音楽やプログレッシブ・ロックにインスパイアされたRikの音楽と、ハードでヘヴィーなロックを奏でるGilの音楽、そしてこれらをグループ独自の音楽として融合して仕上げていく敏腕Mikeのプロデュース、これが彼らの魅力で、デビュー作"Triumph"では、最初に収められた"24 Hours A Day"で証明されます。つまり、Rikがヴォーカルをとる最初の部分はソフトでゆったりとしたテンポで、途中からGilのVocalに切り替わり、ヘヴィーでエネルギッシュなロックに変貌を遂げますが、それが違和感なく1曲のナンバーとして聴くことができるのです。また最後に収められた8分を超える"Blinding Light Show / Moonchild"はプログレッシブ・ロックとヘビー・メタルを併せ持つドラマティックで美しい名曲で、その後のツアーでもよく演奏され、彼らのライブ盤"King Biscuit Flower Hour (In Concert)"や"Live at Sweden Rock Festival"にも収録されました。
翌1977年リリースのセカンド・アルバム"Rock & Roll Machine(邦題:炎の勝利者)"では組曲形式を導入したり、Joe Walshの"Rocky Mountain Way"をTriumph流にカヴァーしたり等、内容がデビュー作以上に充実したアルバムです。最後に収められた7分近いタイトル曲はヘヴィーな楽曲で、Rikのギター・テクニックが存分に聴くことができ、メンバーによる演奏力の高さも大きな魅力です。
アルバム"Rock & Roll Machine"ではカナダのチャートで健闘(アルバム19位)、デビュー作とのカップリング・アルバムもRCAレーベルよりリリースされ、結果的にカナダでのセールスはダブル・プラチナ・ディスク認定のアルバムとなり、たちまち人気バンドに成長していきました。この人気がアメリカでも飛び火し、Billboard200アルバムチャートで182位だったものの、初のチャートインでその後の活躍に期待が寄せられました。
1979年3月、Mikeがプロデュースをつとめた3作目"Just a Game"がリリースされましたが、このアルバム以降、Rikのギター・インストが毎回1曲ずつ収められることになり、アルバムごとにいろいろなジャンルに挑戦したRikのギター・インストが楽しめますが、本作の6曲目(リリース時期により収録順が異なります。これはCDリリース時)の"Fantasy Serenade"ではクラシカルなギターを披露しています。他にはGilのヴォーカルをとる1曲目の"Movin' On"はライブの歓声を効果音として使ったハード・ロック・チューンで、さらにはRikがヴォーカルを取る2曲目の"Lay It on the Line"はメロディアスでドラマティックなナンバーです。5曲目のタイトル曲は少々テンポをおとしたRik流のバラード・ロックです。
この"Just a Game"は、Triumphにとって記念すべきアルバムとなりました。全米で初めてのシングル・ヒット、それも基準となるTop40入りを果たしたのです。それが"Hold On"です。
この曲はRikの作で、アルバムでは"Fantasy Serenade"の次に置かれています。最初はアコースティックの美しい音色を奏でながらRikがソフトに歌い、女性のバックコーラスも交えてより和やかになります。そして途中よりテンポが上がってGilのパワフルなドラミングが始まると、アコースティックからエレキに変わって、Rikの歌声もハードになっていきます。この静と動のコントラストが非常に美しく、サビのタイトルをバック・コーラスとともい歌い上げていく所は感動的です。
この曲はBillboardの1979年6月16日付HOT100シングルチャートで88位にエントリーします。次週で78位、その後、68位→64位→63位→61位→55位→53位→47位→43位とじわじわ上昇し、11週目にして陽が当たり、8月25日付で40位にランクされました。その後39位→38位と上昇、これが最高位となり(9月8日付)、翌週は79位にダウンしましたが、14週のチャートインで大いに名が知られるようになり、セカンド・シングルとして"Lay It On The Line"も続けてシングルとしてリリースされ、86位まで上昇するヒットを記録しました。アルバムもBillboard200アルバムチャートで48位を記録し、カナダではプラチナ、アメリカではゴールド・ディスクに認定されました。
"Hold On"はライブ盤でもよく演奏され、特に有名なのは1985年にリリースした2枚組ライブ盤"Stages"でも収録され、まるでRikのソロ・ライブのようにアコースティック・ギター一本で歌い上げる特別ヴァージョンを聴くことができます。
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posted by ottovonmax at 00:00| 洋楽