2018年07月09日
7月9日は何に陽(ひ)が当たったか?
1983年7月9日は、Billboard HOT100シングルチャートにおいて、イギリスのロック・トリオ、The Police(ザ・ポリス)の5枚目にして現在のところラスト・スタジオ・アルバムとなっている"Synchronicity(邦題:シンクロニシティー)"からの先行シングル、"Every Breath You Take(邦題:見つめていたい)"が同日付で1位となった日です。8週連続1位を記録し、1983年のYear-Endチャートで堂々1位となりました。この年の代表曲として、1984年のGrammy Award for Song of the Yearにも輝いた、まさに名曲です。
アルバム"Synchronicity"にしてもBillboard200アルバムチャートでは17週1位を記録、Year-Endアルバムチャート3位を記録、イギリスでもシングル、アルバム共にUKチャート1位に輝き、まさしく英米制覇を成し遂げる輝かしい記録を打ち立てたのです。メンバーのSting(スティング。bass,vocals)、Andy Summers(アンディ・サマーズ。guitars,keyboards,vocals)、Stewart Copeland(スチュワート・コープランド。drums,keyboards,vocals)の産み出す才能は無限で、パンク/ニューウェイヴで終わることなく、レゲエ、シンセポップ、ワールドミュージックなど独自の世界を現出して多くの人に親しまれました。
1983年6月4日付で36位に初登場したこの"Every Breath You Take"は、その後25位→14位→4位→3位と大きくジャンプアップしていきながら、陽の当たった7月9日に1位に輝き、8週目の1位に輝いた8月27日付では、もう次のシングル"King of Pain(邦題:キング・オブ・ペイン)"が37位にエントリーしており、この曲は10月8日付で3位まで上がりました。他にも"Synchronicity II(邦題:シンクロニシティーII)"が16位、年が明けた1984年には"Wrapped Around Your Finger(邦題:アラウンド・ユア・フィンガー)"が8位を記録しており、ポリス旋風は続くと思われましたが、その後は活動を停止し、それぞれ別のフィールドで活動するようになりました。
"Every Breath You Take"のプロモーション・ビデオは当時売れっ子ビデオ作家であった元10ccの2人、Godley & Creme(ゴドレー&クレーム)の作で、モノクロームを基調とし、Daniel Pearlの絶妙な撮影演出が楽曲とマッチして、多くから賞賛を受けました。
一方で、その歌詞内容においては憶測もいろいろ飛び交いました。心に思った人を見守るラブソングとして聴かれることが多いものの、実際Stingの話によると、当時の妻で北アイルランドの女優、Frances Tomelty(フランシス・トメルティ)との愛が破綻し別離状態の時にこの曲を作ったといわれています(その後1984年に離婚が成立し、Stingはイギリス女優のTrudie Stylerと結婚。Trudieはスティングとフランシス夫妻の隣家に住んでいたという)。そしてイギリスの作家George Orwell(ジョージ・オーウェル)の小説"Nineteen Eighty-Four(邦題:1984年)"に登場する独裁者で、国家に対して権力による独裁と監視(つまり"見つめていたい")を行う"Big Brother"をイメージしていた時にできた楽曲だと述べており、離別した相手に対して、権力を持った人間が、悪意あるストーカ目線で"見つめて"いたという嫉妬と悪意の背景が発端であったとされていますが、結果的には別の意味にとられて大ヒット、しかもポリスを代表とする名曲となったのです。第三者側からキュートなラブソングとして聴けば、何も問題はありません。
アルバム"Synchronicity"にしてもBillboard200アルバムチャートでは17週1位を記録、Year-Endアルバムチャート3位を記録、イギリスでもシングル、アルバム共にUKチャート1位に輝き、まさしく英米制覇を成し遂げる輝かしい記録を打ち立てたのです。メンバーのSting(スティング。bass,vocals)、Andy Summers(アンディ・サマーズ。guitars,keyboards,vocals)、Stewart Copeland(スチュワート・コープランド。drums,keyboards,vocals)の産み出す才能は無限で、パンク/ニューウェイヴで終わることなく、レゲエ、シンセポップ、ワールドミュージックなど独自の世界を現出して多くの人に親しまれました。
1983年6月4日付で36位に初登場したこの"Every Breath You Take"は、その後25位→14位→4位→3位と大きくジャンプアップしていきながら、陽の当たった7月9日に1位に輝き、8週目の1位に輝いた8月27日付では、もう次のシングル"King of Pain(邦題:キング・オブ・ペイン)"が37位にエントリーしており、この曲は10月8日付で3位まで上がりました。他にも"Synchronicity II(邦題:シンクロニシティーII)"が16位、年が明けた1984年には"Wrapped Around Your Finger(邦題:アラウンド・ユア・フィンガー)"が8位を記録しており、ポリス旋風は続くと思われましたが、その後は活動を停止し、それぞれ別のフィールドで活動するようになりました。
"Every Breath You Take"のプロモーション・ビデオは当時売れっ子ビデオ作家であった元10ccの2人、Godley & Creme(ゴドレー&クレーム)の作で、モノクロームを基調とし、Daniel Pearlの絶妙な撮影演出が楽曲とマッチして、多くから賞賛を受けました。
一方で、その歌詞内容においては憶測もいろいろ飛び交いました。心に思った人を見守るラブソングとして聴かれることが多いものの、実際Stingの話によると、当時の妻で北アイルランドの女優、Frances Tomelty(フランシス・トメルティ)との愛が破綻し別離状態の時にこの曲を作ったといわれています(その後1984年に離婚が成立し、Stingはイギリス女優のTrudie Stylerと結婚。Trudieはスティングとフランシス夫妻の隣家に住んでいたという)。そしてイギリスの作家George Orwell(ジョージ・オーウェル)の小説"Nineteen Eighty-Four(邦題:1984年)"に登場する独裁者で、国家に対して権力による独裁と監視(つまり"見つめていたい")を行う"Big Brother"をイメージしていた時にできた楽曲だと述べており、離別した相手に対して、権力を持った人間が、悪意あるストーカ目線で"見つめて"いたという嫉妬と悪意の背景が発端であったとされていますが、結果的には別の意味にとられて大ヒット、しかもポリスを代表とする名曲となったのです。第三者側からキュートなラブソングとして聴けば、何も問題はありません。
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posted by ottovonmax at 00:00| 洋楽