2018年05月22日
5月22日は何に陽(ひ)が当たったか?
1982年5月22日はイギリスのプログレッシブ・ロック界の大物ミュージシャンが集結し、結成されたスーパー・グループ、Asia(エイジア)のデビュー・アルバム"Asia(邦題:詠時感〜時へのロマン〜)"がBillboard200アルバムチャート2週目の1位を記録した日です。
King Crimson(キング・クリムゾン)のベーシスト兼ボーカリストのJohn Wetton(ジョン・ウェットン)は、ドラマーのBill Bruford(ビル・ブラッフォード。ビル・ブルーフォード表記もあり)らと1977年にプログレッシブ・ロック・グループ、U.K.を結成し、パンクロックの台頭で退廃するプログレ・サウンドをもう一花咲かせる存在として2枚のスタジオ・アルバムと1枚のライブ・アルバムを残しました。
U.K.はいったん活動を終わらせ、ジョン・ウェットンは、当時解散状態にあったイギリスのプログレッシブ・ロック・グループ、Yes(イエス)のギタリスト、Steve Howe(スティーヴ・ハウ)とキーボーディスト、Geoff Downes(ジェフ・ダウンズ)、そしてイエスと同じく解散状態にあったEmerson, Lake & Palmer(ELP)のドラマー、Carl Palmer(カール・パーマー)とロック・カルテット、を組むことになりました(バンド結成に至るまではかなりの紆余曲折を経ておりますが、ここでは割愛させていただきます)。これがエイジアです。
プログレ界の功績を収めた大物達が結集し、1982年3月にリリースされたエイジアのデビュー・アルバム"Asia"は、Yesの全盛期のジャケット・デザインを手がけたRoger Deanを採用、プログレ・ファンの心を大いに擽らせました。
しかし、収録された曲はとてもコンパクトにまとまり(プログレの曲は組曲形式や、演奏時間が長い曲が多い)、「本当にプログレ出身のミュージシャンが手がけた曲なのか」と思わせるぐらい、ポップでキャッチーな曲が並び、ファースト・シングルとしてカットされた"Heat Of The Moment(邦題:ヒート・オブ・ザ・モーメント)"は、アルバム志向のプログレ界にはありえないチャート・アクションをみせ(HOT100シングルチャートで4位、メインストリームロックチャートで1位)、MTVによるプロモーション・ビデオもヘビー・ローテーションでかかりました。
1982年5月15日、Billboard200アルバムチャートで首位に輝き、陽の当たった5月22日も連続して1位になりました。しかし翌週は3位にダウンし、Paul McCartney(ポール・マッカートニー)のTug Of War(邦題:タッグ・オブ・ウォー)に首位の座を3週間明け渡してしまいます。2位はこの時期勢いのあったオーストラリアのミュージシャン、Rick Springfield(リック・スプリングフィールド)の"Success Hasn't Spoiled Me Yet(邦題:アメリカン・ガール)"でした。その間エイジアは人気が衰えることなく上位に居続け、6月19日付けで再び1位に返り咲きました。そして実に7週間、連続1位を記録、通算で9週1位を記録したのです。
そして、この年の年間アルバムチャートでも1位を記録、1982年を代表するアルバムとなりました。本来なら短命に終わりやすいスーパー・グループの中でも、エイジアはメンバーチェンジを繰り返しながらも(2017年にグループの中心的存在だったジョン・ウェットンが死去し、ロック・ファンは悲しみに暮れた)、現在においてもなお精力的に活動しております。
King Crimson(キング・クリムゾン)のベーシスト兼ボーカリストのJohn Wetton(ジョン・ウェットン)は、ドラマーのBill Bruford(ビル・ブラッフォード。ビル・ブルーフォード表記もあり)らと1977年にプログレッシブ・ロック・グループ、U.K.を結成し、パンクロックの台頭で退廃するプログレ・サウンドをもう一花咲かせる存在として2枚のスタジオ・アルバムと1枚のライブ・アルバムを残しました。
U.K.はいったん活動を終わらせ、ジョン・ウェットンは、当時解散状態にあったイギリスのプログレッシブ・ロック・グループ、Yes(イエス)のギタリスト、Steve Howe(スティーヴ・ハウ)とキーボーディスト、Geoff Downes(ジェフ・ダウンズ)、そしてイエスと同じく解散状態にあったEmerson, Lake & Palmer(ELP)のドラマー、Carl Palmer(カール・パーマー)とロック・カルテット、を組むことになりました(バンド結成に至るまではかなりの紆余曲折を経ておりますが、ここでは割愛させていただきます)。これがエイジアです。
プログレ界の功績を収めた大物達が結集し、1982年3月にリリースされたエイジアのデビュー・アルバム"Asia"は、Yesの全盛期のジャケット・デザインを手がけたRoger Deanを採用、プログレ・ファンの心を大いに擽らせました。
しかし、収録された曲はとてもコンパクトにまとまり(プログレの曲は組曲形式や、演奏時間が長い曲が多い)、「本当にプログレ出身のミュージシャンが手がけた曲なのか」と思わせるぐらい、ポップでキャッチーな曲が並び、ファースト・シングルとしてカットされた"Heat Of The Moment(邦題:ヒート・オブ・ザ・モーメント)"は、アルバム志向のプログレ界にはありえないチャート・アクションをみせ(HOT100シングルチャートで4位、メインストリームロックチャートで1位)、MTVによるプロモーション・ビデオもヘビー・ローテーションでかかりました。
1982年5月15日、Billboard200アルバムチャートで首位に輝き、陽の当たった5月22日も連続して1位になりました。しかし翌週は3位にダウンし、Paul McCartney(ポール・マッカートニー)のTug Of War(邦題:タッグ・オブ・ウォー)に首位の座を3週間明け渡してしまいます。2位はこの時期勢いのあったオーストラリアのミュージシャン、Rick Springfield(リック・スプリングフィールド)の"Success Hasn't Spoiled Me Yet(邦題:アメリカン・ガール)"でした。その間エイジアは人気が衰えることなく上位に居続け、6月19日付けで再び1位に返り咲きました。そして実に7週間、連続1位を記録、通算で9週1位を記録したのです。
そして、この年の年間アルバムチャートでも1位を記録、1982年を代表するアルバムとなりました。本来なら短命に終わりやすいスーパー・グループの中でも、エイジアはメンバーチェンジを繰り返しながらも(2017年にグループの中心的存在だったジョン・ウェットンが死去し、ロック・ファンは悲しみに暮れた)、現在においてもなお精力的に活動しております。
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posted by ottovonmax at 00:00| 洋楽