2018年04月22日
4月22日は何に陽(ひ)が当たったか?
1989年4月22日は、フロリダのサザンロックバンド、38 Special(38スペシャル)の同年2月11日にリリースされたシングル"Second Chance"がHOT100でトップ10入りを果たした日です。そして翌月6日には6位を記録し、彼らにとって、この曲は最大のヒット曲となりました。
「Sweet Home Alabama」や「Free Bird」で知られるサザンロックバンド、Lynyrd Skynyrd(レーナード・スキナード)の結成メンバーであったRonnie Van Zant(ロニー・ヴァン・ザント)を兄に持つ、Donnie Van Zant(ドニー・ヴァン・ザント)が中心となって結成したバンドが38 Specialで、バンド名は38口径銃の名前に由来します。
Lynyrd Skynyrdら、他のサザンロックが持つ特徴的な泥臭いサウンドはあまり前面に押し出されることはなく、どちらかと言えばポップで聞きやすく、しかも男臭さと格好良さを併せ持つロックで定評がありました。
1981年の4作目"Wild-Eyed Southern Boys"から1986年の7作目"Strength in Numbers"まではプラチナ(あるいはダブル・プラチナ)ディスクに輝く安定した活動で、1987年の"Flashback"もベスト盤ながらプラチナ・ディスクを獲得し、順風満帆に人気を定着させました。
結成時からのオリジナル・メンバーでボーカリスト兼ギタリストのDon Barnes(ドン・バーンズ)の馴染みやすい歌声がこのバンドの持ち味であり、1981年の"Hold On Loosely"、1982年の"Caught Up in You"、1983年の"Back Where You Belong"、1984年の"Teacher, Teacher"、1986年の"Like No Other Night"、1987年の"Back to Paradise"と、シングルになったナンバーはDon Barnesがボーカルをとっており、"Caught Up in You"はHOT100で10位を記録しただけでなく、フォーマット別でのチャートでもMainstream Rock Chartで1位になり、その後"If I'd Been the One"でもこのロックチャートで1位になりました。
しかしベスト盤"Flashback"で区切りを付けたのか、1987年にDon Barnesは彼と同じくオリジナル・メンバーだったドラマーのSteve Brookinsと脱退してしまいます。
主力メンバーの脱退で窮地に陥ったかにみえた38 Specialでしたが、新しいメンバーとしてキーボーディストのMax Carl(マックス・カール)、ギタリストのDanny Chaunceyが加入し、1988年6月にアルバム" Rock & Roll Strategy"をリリースしました。
やはり主力の抜けた穴は大きく、リリース当初は低空飛行を続け、ファースト・カットされたアルバムタイトル曲の"Rock & Roll Strategy"もMainstream Rock Chartといったロック部門チャートでは5位と健闘しますが、HOT100では60位にも至らぬ惨敗ぶりでした。しかしこのアルバムは、キーボードやホーンを今まで以上に取り入れられて非常に聞きやすいうえ、Don Barnesと比べても遜色ない歌声を聞かせるMax Carlの存在が徐々に認識されていき、ソフト・ロックやAOR、ポップスといった部門でのオンエアが次第に増えていくようになりました。
そして、1989年2月11日にリリースされたセカンド・カットの"Second Chance"は徐々にチャートを駆け上がり、陽の当たった4月22日ではHOT100では過去を凌ぐ6位、Mainstream Rock Chartでもファースト・カットを凌ぐ2位、そして特筆すべきはバンド自身初のAdult Contemporary Chart(ソフトなロック/ポップス。AORやバラード・サウンドなど)に参上し、なんと1位に輝く偉業を打ち立てたのです。結果、新体制で臨んだアルバム"Rock & Roll Strategy"もプラチナまではいきませんでしたがロングセラーとなり、ゴールド・ディスクを獲得しました。
38 Specialは現在においても復帰したDon Barnesが中心となって精力的にツアー活動を続けております。
「Sweet Home Alabama」や「Free Bird」で知られるサザンロックバンド、Lynyrd Skynyrd(レーナード・スキナード)の結成メンバーであったRonnie Van Zant(ロニー・ヴァン・ザント)を兄に持つ、Donnie Van Zant(ドニー・ヴァン・ザント)が中心となって結成したバンドが38 Specialで、バンド名は38口径銃の名前に由来します。
Lynyrd Skynyrdら、他のサザンロックが持つ特徴的な泥臭いサウンドはあまり前面に押し出されることはなく、どちらかと言えばポップで聞きやすく、しかも男臭さと格好良さを併せ持つロックで定評がありました。
1981年の4作目"Wild-Eyed Southern Boys"から1986年の7作目"Strength in Numbers"まではプラチナ(あるいはダブル・プラチナ)ディスクに輝く安定した活動で、1987年の"Flashback"もベスト盤ながらプラチナ・ディスクを獲得し、順風満帆に人気を定着させました。
結成時からのオリジナル・メンバーでボーカリスト兼ギタリストのDon Barnes(ドン・バーンズ)の馴染みやすい歌声がこのバンドの持ち味であり、1981年の"Hold On Loosely"、1982年の"Caught Up in You"、1983年の"Back Where You Belong"、1984年の"Teacher, Teacher"、1986年の"Like No Other Night"、1987年の"Back to Paradise"と、シングルになったナンバーはDon Barnesがボーカルをとっており、"Caught Up in You"はHOT100で10位を記録しただけでなく、フォーマット別でのチャートでもMainstream Rock Chartで1位になり、その後"If I'd Been the One"でもこのロックチャートで1位になりました。
しかしベスト盤"Flashback"で区切りを付けたのか、1987年にDon Barnesは彼と同じくオリジナル・メンバーだったドラマーのSteve Brookinsと脱退してしまいます。
主力メンバーの脱退で窮地に陥ったかにみえた38 Specialでしたが、新しいメンバーとしてキーボーディストのMax Carl(マックス・カール)、ギタリストのDanny Chaunceyが加入し、1988年6月にアルバム" Rock & Roll Strategy"をリリースしました。
やはり主力の抜けた穴は大きく、リリース当初は低空飛行を続け、ファースト・カットされたアルバムタイトル曲の"Rock & Roll Strategy"もMainstream Rock Chartといったロック部門チャートでは5位と健闘しますが、HOT100では60位にも至らぬ惨敗ぶりでした。しかしこのアルバムは、キーボードやホーンを今まで以上に取り入れられて非常に聞きやすいうえ、Don Barnesと比べても遜色ない歌声を聞かせるMax Carlの存在が徐々に認識されていき、ソフト・ロックやAOR、ポップスといった部門でのオンエアが次第に増えていくようになりました。
そして、1989年2月11日にリリースされたセカンド・カットの"Second Chance"は徐々にチャートを駆け上がり、陽の当たった4月22日ではHOT100では過去を凌ぐ6位、Mainstream Rock Chartでもファースト・カットを凌ぐ2位、そして特筆すべきはバンド自身初のAdult Contemporary Chart(ソフトなロック/ポップス。AORやバラード・サウンドなど)に参上し、なんと1位に輝く偉業を打ち立てたのです。結果、新体制で臨んだアルバム"Rock & Roll Strategy"もプラチナまではいきませんでしたがロングセラーとなり、ゴールド・ディスクを獲得しました。
38 Specialは現在においても復帰したDon Barnesが中心となって精力的にツアー活動を続けております。
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posted by ottovonmax at 00:00| 洋楽